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イラスト図解で納得! 臨床力UP! 血算・凝固に強くなる実践レクチャー

  • ページ数 : 280頁
  • 書籍発行日 : 2022年4月
  • 電子版発売日 : 2022年4月13日
5,060
(税込)
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商品情報

内容

イラストだから全体像がイメージしやすい! 症例で検査値異常の読み方と診療の進め方がよくわかる!

本書は、臨床の現場で日々奮闘している医師、検査技師、看護師のみなさん、これから医療・医学を志す学生のみなさんが、「血算・凝固に強くなる!」ことを目指して執筆しました。
血算と凝固検査の「きほん」から「実践」までを、できるだけ多くのイラストを用いて、「イメージ」として、全体像が理解できるように工夫しています。
本書を読まれた皆さんが、「なぜ、その数値になるのか?」「どのような疾患が隠れているのか?」「患者はどのような全身状態なのか?」など様々な問いを自ら解決できるように、お手伝いできれば幸いです。

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製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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序文

はじめに

血算と凝固検査は、身体の状態を反映する基本的な検査です。

しかし、基本的な検査である反面、結果の解釈に悩むことも多いのではないでしょうか?

また重要な意味がある数値を、見過ごしていることもあるかも知れません。

血算は、造血能力、内分泌機能、炎症や感染症、栄養状態、悪性腫瘍などを反映します。

凝固検査も、肝機能、栄養状態、炎症や感染症、薬剤など様々な状況に影響を受けて数値が変化します。

本書は、臨床の現場で日々奮闘している医師、検査技師、看護師のみなさん、これから医療・医学を志す学生のみなさんが、「血算・凝固に強くなる!」ことを目指して執筆しました。血算と凝固検査の「きほん」から「実践」までを、できるだけ多くのイラストを用いて、「イメージ」として、全体像が理解できるように工夫しています。

本書を読まれた皆さんが、「なぜ、その数値になるのか?」「どのような疾患が隠れているのか?」「患者はどのような全身状態なのか?」など様々な問いを自ら解決できるように、お手伝いできれば幸いです。


2022年3月

執筆者代表 萩原將太郎

目次

総論 やさしくわかる血算と凝固検査値の読み方

01 血算が読めるようになる

1-1 血算とは何か?

① 肉眼による血球数計測

② 「自動血球計測機」とは?

③ ヘモグロビン濃度測定の原理

④ ヘマトクリット値測定の原理

1-2 白血球

① 白血球数の増加と減少

② 白血球数の読み方

③ 白血球分類の読み方

1-3 赤血球

① 赤血球数、Hb値、Ht値の読み方

② 赤血球恒数とは?

③ 網赤血球とは?

④ 自動血球分析装置のデータを有効利用する

1-4 血小板

① 血小板の産生

② 血小板の構造

③ 血小板数の読み方

④ 自動血球分析機の血小板計測値を有効利用する

02 凝固検査値が読めるようになる

2-1 凝固とは何か?

① 「凝固」のプロセス

② 内因系、外因系と共通系

③ 凝固の検査

2-2 プロトロンビン時間(PT)

① プロトロンビン時間(PT)とは?

② PT延長の場合に考えること

2-3 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)の読み方

① 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)とは?

② APTT延長の場合に考えること

2-4 フィブリノゲンの読み方

① フィブリノゲンとは?

② フィブリノゲン増加の場合に考えること(400㎎/dL以上)

③ フィブリノゲン減少の場合に考えること(200㎎/dL以下、特に150㎎/dL以下)

2-5 凝固制御系因子の検査と読み方

① AT(アンチトロンビン)とは?

② プロテインS、C、TMとは?

2-6 凝固活性化の指標(可溶性フィブリンモノマー複合体、トロンビン・アンチトロンビン複合体、プロトロンビンフラグメントF1+2)

① 可溶性フィブリンモノマー複合体とは?

② トロンビン・アンチトロンビン複合体とは?

③ プロトロンビンフラグメントF1+2とは?

2-7 凝固系における自己抗体(1)凝固因子インヒビター

① 凝固因子インヒビターとは?

② 後天性血友病A

③ その他の凝固因子インヒビター

2-8 凝固系における自己抗体(2)抗リン脂質抗体症候群

① 抗リン脂質抗体症候群(APS)とは?

② 抗リン脂質抗体とは?

③ ループスアンチコアグラント陽性例でAPTTは延長するのに出血傾向がないのはなぜか?

03 線溶検査が読めるようになる

3-1 線溶とは?

① 「線溶」のプロセス

3-2 線溶検査(分子マーカー)の読み方

① DダイマーとFDP

② α2プラスミンインヒビター

③ プラスミン-α2プラスミンインヒビター複合体(PIC)

④ プラスミノゲンアクチベーターインヒビター-1(PAI-1)

04 血管と血小板を理解する

4-1 一次止血とは?

① 一次止血のプロセス

4-2 血小板の働き

① 血小板粘着能

② 放出能と変形能

③ 血小板凝集能

④ 血小板機能の検査

4-3 von Willebrand因子とADAMTS13の働き

① von Willebrand因子とは?

② ADAMTS13とは?

4-4 血管内皮の働き

① 血管内皮の働き

4-5 出血時間

① 出血時間

各論 症例でよくわかる検査値異常の読み方と診療の進め方

01 血算から考える

1-1 白血球の異常

① 好中球の増加

 ≫ 症例1-1-1 37歳女性

② 好中球の減少

 ≫ 症例1-1-2 63歳男性

③ 骨髄球、後骨髄球の出現

④ リンパ球の増加

 ≫ 症例1-1-3 59歳男性

⑤ 大顆粒リンパ球(LGL)

⑥ 反応性リンパ球(従来の異型リンパ球)、異常リンパ球

 ≫ 症例1-1-4 19歳男性

⑦ リンパ球の減少

 ≫ 症例1-1-5 42歳男性

⑧ 単球の増加

 ≫ 症例1-1-6 54歳男性

⑨ 好酸球の増加

 ≫ 症例1-1-7 17歳女性

⑩ 好塩基球の増加

1-2 赤血球の異常

① 貧血の鑑別

② MCV低値の貧血

 ≫ 症例1-2-1 53歳女性

 ≫ 症例1-2-2 79歳男性

③ MCV正常の貧血

 ≫ 症例1-2-3 74歳女性

 ≫ 症例1-2-4 22歳女性

④ MCV高値の貧血

 ≫ 症例1-2-5 72歳男性

⑤ 多血症

 ≫ 症例1-2-6 68歳女性

 1-3 血小板の異常

① 血小板増多

 ≫ 症例1-3-1 70歳男性

② 血小板減少

 ≫ 症例1-3-2 74歳女性

③ 血小板の機能異常

02 出血と血栓を考える

2-1 出血傾向

① PTが延長している出血傾向

 ≫ 症例2-1-1 38歳女性

② APTTが延長している出血傾向

 ≫ 症例2-1-2 69歳男性

③ PT、APTT正常な出血傾向

 ≫ 症例2-1-3 76歳女性

④ DICと電撃紫斑病

 ≫ 症例2-1-4 62歳女性

 ≫ 症例2-1-5 22歳男性

 ≫ 症例2-1-6 36歳女性

⑤ 産科DIC

 ≫ 症例2-1-7 36歳女性(妊娠35週3日の初産婦)

⑥ 周術期の凝固管理

 ≫ 症例2-1-8 49歳男性

⑦ HUS/TTP/aHUS/二次性TMA

 ≫ 症例2-1-9 17歳女性

 ≫ 症例2-1-10 48歳女性

 ≫ 症例2-1-11 12歳男性

 ≫ 症例2-1-12 29歳女性

⑧ Von Willebrand(vW)病

 ≫ 症例2-1-13 81歳女性

⑨ 薬剤性出血傾向

 ≫ 症例2-1-14 88歳男性

⑩ 紫斑の鑑別

2-2 血栓傾向

① Dダイマー/FDP増加をみたら?

② 先天性血栓性素因

 ≫ 症例2-2-1 46歳男性

③ 抗リン脂質抗体症候群

 ≫ 症例2-2-2 33歳女性

④ ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)

 ≫ 症例2-2-3 79歳男性

⑤ 妊娠と血栓症

 ≫ 症例2-2-4 41歳女性(妊娠32週1日、初産婦)

⑥ がん関連血栓症(Trousseau’s症候群)

 ≫ 症例2-2-5 68歳女性

⑦ 抗血栓薬

⑧ 抗血栓療法の実際

 DIC診断基準表

 文献

 索引

column

 網赤血球産生指数(reticulocyte production index:RPI)

 RDWとは?

 ビタミンK依存性凝固因子とは?

 NMTT側鎖をもつ抗生物質の影響とは?

 未分画ヘパリンと低分子ヘパリンの違いについて

 プラスミノゲン異常症/欠乏症

 e-XDPとは?

 抗血小板薬の作用機序

 Bernard-Soulier症候群

 血小板無力症(Glanzmann症候群)

 白色血栓と赤色血栓

 ヘパリンとプロタミン

 FFPとクリオプレシピテート

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書籍情報

  • ISBN:9784765318983
  • ページ数:280頁
  • 書籍発行日:2022年4月
  • 電子版発売日:2022年4月13日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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