医者の僕にハンセン病が教えてくれたこと

  • ページ数 : 252頁
  • 書籍発行日 : 2021年11月
  • 電子版発売日 : 2022年9月9日
¥1,650(税込)
ポイント : 30 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

敗戦をハルピンで迎え、中国政府からの要請に応えて残留した家族とともに少年時代を社会主義中国の現地校で過ごした著者は、帰国後松山東高等学校に学んだ。
新たな時代精神の横溢した中国と敗戦の痛手を色濃く背負った日本との落差を埋め合わせる、著者の将来を決定したのは週刊誌に掲載されていた国立ハンセン療養所を取り上げた記事であった。言葉と教育のハンディを乗り越えて著者は難関と思われる医師への道を選ぶ。
多感な時期に中国の地で負傷兵の治療に身を投じ、感染症で病没したカナダ外科医師ノーマン・ベチューンを英雄と仰いできた少年にとって、医師となってハンセン病の研究と治療に生涯をかけることを決意することはきわめて自然な成り行きであった。
著者の生い立ちとハンセン病の研究、差別との闘いの歴史を交差させながら、綴った本書は、冷静な医科学者の目で日本の医療が、なぜどのように過ちを犯したのかを分析するとともに、病者と同じ目線から深い人間愛に基づく社会への弾劾も忘れない。
著者はいう、「ハンセン病は、専門医である私に医の基本を教え、社会の中の少数者とともに生きる喜びを教えてくれた、かけがえのない教師であった」と。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

目次

第Ⅰ章 ハンセン病専門医をめざして

第Ⅱ章 国際協力は自分が幸せになるために

第Ⅲ章 ハンセン病という病気

第Ⅳ章 京大と日本のハンセン病対策

第Ⅴ章 ハンセン病の疫学的研究-流行地でのフィールドワーク

第Ⅵ章 国家賠償請求訴訟-専門医たちの闘い

第Ⅶ章 専門医の犯した過ちを検証する

第Ⅷ章 流行地での研究をめざして

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:14.8MB以上(インストール時:33.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:59.2MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:14.8MB以上(インストール時:33.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:59.2MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784902470253
  • ページ数:252頁
  • 書籍発行日:2021年11月
  • 電子版発売日:2022年9月9日
  • 判:四六判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。