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- 救急医学 2022年10月号 第46巻第10号 へき地・離島で命を,地域を救う
商品情報
内容
へき地・離島の医療には、救急の真髄がある…!? 限られたスタッフ、限られた設備、限られた搬送手段で、何が、どこまでできるのか。全国各地のへき地・離島医療の現場に、その現状・変化・課題のリアルを聞く。
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序文
特集:へき地・離島で命を,地域を救う
全国でドクターヘリやドクターカーの運用が行われるようになり,救急医療も病院内から病院前へと展開され,質の向上が図られてきました。へき地や離島でもその恩恵を授かる部分が数多く出てきましたが,実際には各地域で尽力されている先生方の地域医療の実践により,住民の命が救われている部分がまだまだ大きいと思われます。
そこで今号では「へき地・離島で命を,地域を救う」をテーマに,全国各地のへき地・離島医療の現場でご活躍されている先生方,あるいは地域医療を支援されている先生方から,①へき地・離島の救急を含めた医療の現状,②10年前と比較した変化・良くなった点と変わらない点(=課題),③各地域における変化・改善への努力や工夫,取り組み,④変わらない点(=課題)の解決にむけた展望や可能性を論じていただく特集を企画いたしました。
中山間へき地は青森県・島根県・広島県・宮崎県から,離島は小離島を鹿児島県・沖縄県,大離島を島根県・長崎県から,さらに,へき地・離島を支援する高次医療機関として青森県・長崎県から執筆いただきました。また,へき地・離島で難渋する場面も多い小児領域や産婦人科領域に関して,地域で医療の実践や教育などに取り組みつづける先生方にも執筆いただいています。
本特集には各先生からたくさんのメッセージやキーワードが記述されていますが,そのなかの一つを紹介しましょう。“rural context”=“地域の実情にあわせた診療を行うスキル”です(齋藤学先生の項目より)。これは,へき地・離島だけでなく,どのような地域にも当てはまる考え方だと思います。
今回の特集を通じて,へき地・離島における医療の現状・課題について理解が深まること,救急医のキャリアの一つとしてへき地・離島で活躍する道を掲示すること,そして,今後予想される都市部の高齢多死社会での理想的な医療体制・連携の構築につながることを期待します。
特集企画ゲストエディター:髙山 隼人
ながさき地域医療人材支援センターセンター長
長崎大学病院地域医療支援センター副センター長
へき地・離島救急医療学会代表理事
目次
特集
Ⅰ.へき地・離島における医療の実際
青森県六ヶ所村における地域医療・救急医療の現状と課題
地域医療振興協会六ヶ所村地域家庭医療センター 松岡 史彦
椎葉村にとっての世界一のかかりつけ病院
椎葉村国民健康保険病院 吉持 厳信
周囲40km に三次病院のない山間部での医療
飯南町立飯南病院 松本 賢治
へき地無床診療所を中心とした地域医療改善の取り組みと変化
北広島町雄鹿原診療所 東條 環樹
離島医療のリアルと,求められる姿勢・考え方
薩摩川内市下甑手打診療所/合同会社ゲネプロ 齋藤 学
沖縄県の離島における医療の現状と展望
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター附属阿嘉診療所 長田 健太郎
対馬における救急医療の現状と展望・課題
長崎県対馬病院 八坂 貴宏
隠岐諸島における救急医療の現状と課題
隠岐広域連合立隠岐病院産婦人科 加藤 一朗 他
Ⅱ.へき地・離島医療支援の実際
青森県におけるへき地医療支援の取り組み
八戸市立市民病院 今 明秀
基幹病院としての離島医療の支援
国立病院機構長崎医療センター高度救命救急センター 山田 成美 他
ICT を活用した遠隔診療などの現状・展望
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科離島・へき地医療学講座 宮田 潤 他
Ⅲ.患者背景に応じたへき地・離島医療
京都府北部の“へき地”における小児医療の現状・変化
国立病院機構舞鶴医療センター小児科 小松 博史
長崎県の離島における小児医療の現状・展望
長崎県上五島病院小児科 鶴川 慎一郎
へき地における産科・周産期医療の現状・変化
公益社団法人地域医療振興協会総合診療産婦人科養成センター/市立恵那病院産婦人科 伊藤 雄二
奄美大島における周産期医療の現状・変化
名瀬徳洲会病院産婦人科 小田切 幸平
連載
救急医四方山話
フランス料理との出会いとススメ
福井県立病院救命救急センター 前田 重信
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書籍情報
- ISBN:9784012004610
- ページ数:131頁
- 書籍発行日:2022年10月
- 電子版発売日:2022年10月6日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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