・増訂版:序文
・初版:推薦のことば
・初版:解剖学からの推薦のことば
・初版:はじめに
1 心臓の外観—地図式記名法―
2 造影CT立体画像—心カテの通る道―
3 右上腕動脈とその周辺の解剖―心カテの入口兼圧迫止血点―
4 心臓発生学は解剖学と表裏一体―先天性心疾患と心臓の発生の重要なポイント―
【第1章 心臓透視解剖図】―それぞれの構造物の相互の位置関係と冠動脈の走行を見る―
0 それはどこから見た心臓ですか―本当にその方向で正しいかの確認―
1 正面像:解剖学的構造物をできるだけ一枚に描き込んだ透視図
2 心臓の後ろの正面―背面から僧帽弁を真ん中に見た透視図―
3 背面像:右後方から両房室弁を見下ろした透視図
4 右側面像:「心臓の骨格」を重視した透視図
5 右後方から見た心臓線維骨格の図―心臓の骨格と僧帽弁、三尖弁―
6 右後下方から見上げて右房内腔を観察する図―下大静脈弁からの流れと右房内構造物―
7 左前斜位像:右室流出路・肺動脈と大動脈の位置関係がわかる透視図
8 左前斜位から俯瞰した図―冠動脈、心臓静脈、四つの弁膜などなるべく多くの構造物がリアリティをもって見られるには―
9 左側面像:左室側の真横から大動脈弁・肺動脈弁・冠動脈の走行を見た透視図
【第2章 心臓断面詳細図】―1つの平面で切り取った断面から立体視した解剖図―
1 心エコーの基本の構え①:左室長軸断面像
2 心エコーの基本の構え②:左室短軸断面像
3 両心室と大動脈基部を包含する断面図:五腔像
4 大動脈基部で切った心臓短軸断面像
5 4つの部屋と房室弁を同時に見る:四腔像
6 右室を見るための断面図:右室前額断面像
7 心窩部アプローチによる断面像①:sub-xiphoid view
8 心窩部アプローチによる断面像②:下大静脈—右室流出路を軸にした断面像
9 心筋シンチのための断面図:左前斜位方向から見た断面像
1 地図投影法から考える新しい心臓解剖図―立体である心臓をいかに平面に表すか―
2 臨床に役立つ右心系の解剖―右房・右室・三尖弁と刺激伝導系―
3 Valsalva洞を中心に描いた心臓
4 膜性中隔を中心に描いた心臓
5 右室内腔の解剖図の比較
6 新しい病態解剖図:大動脈弁狭窄症
7 新しい病態解剖図:拡張型心筋症・肥大型心筋症
【第4章 手術図・心臓の図を描くための心臓構造解剖学】―CIRCULATION GRAPHICUSより
1 伝えるチカラ―イラストという雄弁なもの―
解説:VSD(Ⅲ型)と刺激伝導系について
2 夢の運針―冠動脈の端側吻合―
解説:端側吻合の下書き/端側吻合と側側吻合
3 管は輪が集まってできる―存在感・立体感を左右する線―
解説:実際に輪をどのようにとらえて作図するか
4 そのディテール、わかりやすく正確に―シェーマとスケッチの中間に位置するイラスト―
解説:部分肺静脈還流異常症の左上肺静脈―左心耳吻合について
5 新生児ジャテーン手術絵巻―大血管スイッチ手術のクライマックス―
解説:壁内走行冠状動脈を合併する症例の手術(Shaher 5A型の場合)
6 心臓の三次元的イメージ―立体を平面に表現するために―
解説:シネフィルムを見て立体画像を作るには
7 「立体的な」孔―ファロー四徴症のVSD―
解説:ファロー今昔物語
8 ネッターの遺産―主題を明確にするという到達点―
解説:主題が明確なイラスト(論文用依頼原稿)
9 解剖学教室の深夜―観察し、探求し、没頭して描出する―
解説:正常心および先天性心疾患の心臓標本のスケッチ
10 透視図への挑戦―その隣、その後ろ、その奥にあるもの―
11 タイム・リミット―大動脈自己弁温存基部置換手術―
解説:Remodeling法(Yacoub手術)とReimplantation法(David手術)
12 ペン画の不思議―心室中隔欠損孔を線だけで描く―解説:手術記録で見る心室中隔欠損症
13 鉛筆画のクオリティ
解説:鉛筆による陰影表現の実際
14 アナログな手術記録―役立つ図を描いて残そう―
解説:術者にしかわからない所見と術式を記録する(心房中隔欠損症=下縁欠損型、両大血管右室起始症)
15 One for all, All for one!―心臓外科チームの結束―
16 「想像力」と「創造力」―デジタル化の“功”と“罪”―
17 机上の「実論」―ボールペンで血管を描く―
18 直線の曲線美―人工血管を描く―
19 絵解き従軍記―三色ボールペンで描く手術記録―
20 赤壁の戦い:RED CLIFFパートⅡ―トータル・アーチ・リコンストラクション【未来編】―
21 ザ・マイクロサージャンズ―小人化心臓血管外科医的冠動脈手術図―
22 イラストの未来へ―心臓外科医の依頼で描いた解剖図でないイラスト―
・索引