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- jmedmook87 シチュエーション別 整形外科の触診・徒手検査
商品情報
内容
◆プライマリ・ケア医の先生方が日常診療で行うべき整形外科の触診と徒手検査法について、症例から想起できるようになることを目的として解説。
◆類書に多く見られる検査法ベースでの解説ではなく、患者の主訴・症状・発症機転(シチュエーション)を起点として構成し、実臨床に即したかたちで差別化!
◆1つの主訴や症状に対するアプローチの仕方をフローチャートで示すなどの工夫をしつつ、1つ1つの検査の意義や診断のための考え方の道筋を示しました。
序文
巻頭言
画像診断技術の進歩がすさまじいですねー!
これまで見えなかったような細かい病変まで画像診断ではっきりわかるようになってきました。
こうなると,整形外科疾患を診察する機会がある皆さんは,ますます画像に頼った診断をしたくなりますよね。
しかし……ちょっと待ったぁ!
患者さんは自分の「画像」を治療してもらいたいのではなく,今困っている「症状」を治療してほしいわけですよね?
もちろん画像も重要ですが,まずは身体所見からどのような外傷や障害が考えられるか予測して,それから画像を見る,という順番を守らないと,たまたま画像上描出された異常所見にばかりとらわれてしまい,肝心の原因病変を見逃すことになりかねません!
このように,整形外科の診察をする際に最も重要になってくるのは「触診」そして「徒手検査」です。
本書では各分野の第一人者の先生たちが,この「触診」と「徒手検査」に徹底的にこだわって執筆しています。専門的で高度な内容ばかりだと,若手の皆さんにとって難しすぎて価値のない書籍になってしまうので,先生たちには可能な限りわかりやすく解説してもらいました。
本書の特徴はこのように,①「触診」「徒手検査」のわかりやすい解説にこだわっためずらしい書籍であること,そして②徒手検査をズラーッと解説しているだけの書籍とは異なり,問診で得られた患者の主訴・症状・発症機転などのシチュエーションに沿って,必要で重要な検査の解説にとどめていることです。是非皆様のお手に取って頂き,「画像を見る前に既に診断できた!」となるくらい「触診」と「徒手検査」をマスターして頂けましたら幸いです。
2023年7月吉日
亀田メディカルセンタースポーツ医学科主任部長 大内 洋
目次
第1章 肩関節
1 腱板損傷(大内 洋)
2 上方関節唇(SLAP)損傷(大内 洋)
3 肩関節脱臼(大内 洋)
第2章 肘関節
1 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(外側型野球肘)(石井宣一)
2 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)(石井宣一)
3 肘部管症候群(石井宣一)
4 肘内障(石井宣一)
第3章 手関節・手
1 手根管症候群(久能隼人)
2 屈筋腱腱鞘炎(ばね指)(久能隼人)
3 ドケルバン病(久能隼人)
4 三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷(石井宣一)
第4章 股関節・骨盤
1 変形性股関節症(宇都宮 啓)
2 股関節唇損傷/寛骨臼形成不全(宇都宮 啓)
3 大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)症候群(宇都宮 啓)
4 グロインペイン症候群(宇都宮 啓)
第5章 膝関節
1 内側側副靱帯(MCL)損傷(加藤有紀)
2 前十字靱帯(ACL)損傷(加藤有紀)
3 後十字靱帯(PCL)損傷(加藤有紀)
4 膝関節軟骨損傷(加藤有紀)
5 半月板損傷(赤木龍一郎)
6 膝蓋靱帯炎(赤木龍一郎)
7 腸脛靱帯炎(赤木龍一郎)
第6章 足関節・足
1 外反母趾(山口智志)
2 足底腱膜炎(山口智志)
3 外脛骨障害(服部惣一)
4 足関節外側靱帯損傷(捻挫)(服部惣一)
5 距骨骨軟骨損傷(離断性骨軟骨炎)(服部惣一)
第7章 大腿・下腿
1 大腿直筋肉離れ(高澤修三)
2 ハムストリングス肉離れ(高澤修三)
3 腓腹筋内側頭肉離れ(テニスレッグ)(岡田拓也)
4 シンスプリント(岡田拓也)
5 脛骨疲労骨折(岡田拓也)
第8章 脊椎
1 腰椎椎間板ヘルニア(佐々木真一)
2 脊椎圧迫骨折(佐々木真一)
3 腰椎分離症(高澤修三)
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書籍情報
- ISBN:9784784966875
- ページ数:152頁
- 書籍発行日:2023年8月
- 電子版発売日:2023年9月5日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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