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商品情報
内容
本書は,新生児麻酔の成書です.しかし,麻酔科医のみならず,新生児科医,小児科医,外科医および看護師などの医療スタッフも新生児学の病態や生理学などの基礎をベースに,臨床現場で役立つ知識を身に着けられるようになっています.学ぶべきことが多岐に渡る新生児学を系統立て,それぞれの領域のエキスパートが詳細かつ多角的にまとめました.新生児に関わる医療者が,領域は違えど共通の情報を共有することで,チーム全体のレベルアップに繋がります.医療を必要とする新生児のQOL向上に貢献する,新しいテキストです.
序文
はじめに
このたび,新生児の病態や生理学など新生児学に基づいた新生児麻酔の書籍を作りました.
私は小児麻酔を始める前,小児科医として,特に新生児に興味を持ち知識と経験を積んできました.そんな経緯もあり,小児麻酔を始めたころ,まずは成人症例の経験を積む一般的な麻酔科医と違って,むしろ小さな新生児のほうが慣れていて,それまでに学んできた知識や経験を踏まえて麻酔で応用できるように考え工夫しながら新生児や早産児の麻酔をしてきました.その実践について,いつかまとめなければと思っていたところ,「麻酔科の先生に新生児の普段の管理や成人とは違う面も分かって麻酔をしてほしいからぜひそんな本を作って!」と,背中を押してくれる小児科医や新生児科医の声がありました.
そのようなコンセプトで作り始めたこの書籍は,新生児学をベースとして,エビデンスやガイドライン,臨床研究論文などに基づいた新生児麻酔の成書を目指し,かつ実際の臨床現場で役立つように,具体的でまた図表で理解しやすいよう,こだわって構成しました.そのために,新生児科医や小児科医たちによる新生児学,および外科医による新生児外科学・産科学,新生児麻酔科医による新生児麻酔科学と多角的にまとめ上げています.この一冊で,麻酔科医は新生児学の基本を,さらに各疾患の周術期管理も学ぶことができ,新生児科医は気道管理や鎮痛・鎮静管理,周術期管理について知識を深めることができ,外科医は手術に加えてその前後にどのような管理が必要なのか認識でき,また看護スタッフやコメディカルも周術期新生児の理解が深まる内容にできたと思います.多くの医療スタッフが新生児に対して共通の理解を持ち治療に携わることが,患児へよりよい医療を届けられる第一歩だと信じています.
今回は,そのように多角的かつ掘り下げた内容にこだわったため,とても多くのスペシャリストの方々に,その貴重な知識と経験をもとに原稿執筆にお時間を割いていただきました.この場を借りて心より感謝申し上げます.
巻頭で,ご執筆いただいた小児麻酔の鈴木玄一先生と新生児科の仁志田博司先生は,それぞれの分野の超がつく第一人者です.日本での新生児学,新生児の治療のための麻酔や鎮静に関して,ゼロから構築され現在の新生児医療の幕を開けられたお二人です.書籍作成を進めている中,両先生のご逝去の報を受けました.お二人とも,まだまだエネルギーにあふれ元気に過ごされ,脱稿していただいていたこともあり,とても驚きましたし残念でなりません.この書籍の出来上がりを見ていただきたかったです.お二人が蒔かれた種により,おそらく先生方の想像を超えてその意志が受け継がれていることをお伝え出来て,少しは恩返し出来たかなと考えています.
伝えきれない感謝とともに,心からのご冥福をお祈りいたします.
また,いつ何時困難なときも,いつも助言いただき,粘り強く前に進み続けて下さる中外医学社の鈴木真美子さま,桑山亜也さまはじめスタッフの皆様にも,厚く御礼申し上げます.
さいごに,この本が多くの赤ちゃんのお役に立てますよう,心から願っております.
2024年5月
独立行政法人静岡県立病院機構 静岡県立こども病院 麻酔科 諏訪まゆみ
目次
I.日本の新生児麻酔の歴史 〈鈴木玄一〉
1 麻酔科医の新生児手術への参加
2 小児病院の設立
3 術後人工呼吸管理の始まり
II.日本の新生児学の歴史 〈仁志田博司〉
1 近代新生児医療の夜明け
2 NICUと新生児医療の地域化(regionalization)
3 新生児医療から周産期医療への発展
4 わが国から世界に発信した新生児医療の進歩
III.新生児の診察 〈伴 由布子〉
1 新生児の分類
2 診察
3 体重
4 成熟度評価
IV.新生児の生理学と全身管理
1 新生児の呼吸と管理 〈廣瀬 彬〉
A 呼吸器の発生
B 出生後の呼吸生理
1 正常な呼吸機能
2 呼吸様式
3 未熟に伴う疾患,新生児特有の病態・疾患
C 早産児・新生児の呼吸管理
D 呼吸器・呼吸モードについて
2 新生児の循環と管理 〈浅沼賀洋〉
A 心血管系の発生
1 心房,心室,流出路の発生
2 大動脈弓の発生
B 胎児・新生児の循環管理
1 胎児循環の特徴
2 胎児特有の循環不全
3 胎児心機能の評価
4 新生児循環への移行
5 新生児の心筋特性
6 正常なバイタルサイン
3 新生児のモニタリング 〈水野圭一郎〉
1 前胸壁聴診器
2 パルスオキシメーター
3 心電図
4 非観血血圧測定
5 観血動脈圧測定
6 中心静脈圧測定
7 筋弛緩モニタリング
8 カプノグラム
9 経皮的ガス分圧測定(tcpO2,tcpCO2)
10 経食道心エコープローブを用いた経胸壁心エコー検査
11 脳波
12 近赤外線分光法(NIRS)
13 経頭蓋カラードプラ法(TC—CFI)
14 運動誘発電位(MEP)
4 新生児の体温と管理 〈諏訪まゆみ〉
1 新生児と環境温度
2 体温の分類と測定方法
3 中性温度環境,至適温度環境
4 熱産生と熱喪失
5 低体温症と高体温症
6 手術室における体温管理の準備
7 体温保持および加温の工夫
5 新生児の輸液管理 〈釜田峰都〉
1 周術期輸液管理に関連する生理学的特徴
2 新生児に特徴的な動脈・静脈ライン
3 周術期の輸液管理
4 輸血のタイミングと投与量
6 新生児の腎臓 〈北山浩嗣〉
A 腎尿路系の発生
1 腎臓,尿管の発生
2 膀胱,尿道の発生
B 新生児の腎臓生理学とその管理
1 腎臓の発生
2 腎機能
3 尿
4 早産児の腎機能
5 急性腎障害
6 慢性腎臓病
7 基本の表面エコー 〈浅沼賀洋〉
A 頭部エコー
1 検査の適応
2 正常像
3 脳室内出血
4 脳室周囲白質軟化症
5 石灰化病変
6 脳血流の評価
B 脊髄エコー
1 正常像
2 係留脊髄
3 脊髄脂肪腫
C 肺エコー
1 肺エコー 正常
2 肺エコー 気胸
3 胸水
4 今後の展望
D 心エコー
1 検査時の注意点
2 入院時のスクリーニング
3 動脈管
4 心機能評価
E 腹部エコー
1 乏尿
2 水腎症
3 多囊胞性異形成腎
4 腹水
5 卵巣囊腫
6 腸回転異常
7 肥厚性幽門狭窄
8 肝芽腫
F 血管エコー
1 血管穿刺
8 新生児経食道心エコー 〈岡本浩嗣〉
A 疾患別各論
1 左心低形成症候群
2 完全大血管転位
3 総肺静脈還流異常
4 大動脈縮窄複合
5 心室中隔欠損
6 房室中隔欠損
7 Fallot四徴および両大血管右室起始
8 動脈管開存
9 単心室
B 新生児TEEの合併症
C 新生児TEEの将来
V.新生児麻酔の総論
1 術前評価 〈名和由布子〉
1 術前の状況
2 術前評価項目
2 術前管理 〈名和由布子〉
1 絶飲食時間
2 呼吸管理
3 循環管理
4 血管確保
5 輸液
6 輸血
7 薬剤
8 前投薬
9 手術室への移動
3 基本の全身麻酔 〈諏訪まゆみ〉
A 新生児の手術
B 手術室の準備
1 環境の準備
2 褥瘡予防
C 呼吸管理 その1
1 換気とデバイス
2 気道デバイスと吸引とさまざまな気道確保器具
3 気管挿管
4 未熟性に伴う無呼吸 手術室抜管するには
5 呼気終末二酸化炭素分圧(end—tidal CO2:EtCO2)
D 呼吸管理 その2
1 呼吸器モード
2 HFO・HFV(高頻度振動換気法)
E 循環管理
1 早期新生児期の循環不全
2 早産児の晩期循環不全
3 後期早産児の循環不全
F 体温管理
G その他
1 薬剤の希釈
2 点滴ルートと三方活栓の位置
3 頭部や頸部の位置と前後屈・回旋による影響
4 胃管
5 PIカテーテル
6 新生児の中心静脈カテーテル(CVカテーテル)
7 ドレープの影響
8 POCUS(point of care ultrasound)とtrans illumination
9 麻酔中採血
10 麻酔薬の発達途中乳幼児への影響
4 新生児の検査の鎮静 〈鈴木康之〉
1 新生児に使用される薬剤
2 非薬理学的鎮静方法
3 新生児の体温の影響
4 MRI対応の機器
5 病棟で行われる処置に対する鎮静・鎮痛 〈佐藤早苗,中澤祐介〉
1 NICU内で使用される鎮静・鎮痛薬
2 未熟児網膜症に対する光凝固療法の鎮静,鎮痛
3 気管支鏡検査時の鎮静
4 処置後の管理
6 鎮痛薬の基本とその鎮痛方法 〈一柳彰吾〉
1 新生児の疼痛
2 早産児の疼痛
3 新生児の疼痛評価
4 非薬物療法
5 薬物療法
6 新生児における区域麻酔
7 鎮静薬の基本とその鎮静方法 〈藤原孝志,香川哲郎〉
1 薬物動態・薬力学の基本
2 新生児の薬物動態の特徴
3 鎮静薬各論
VI.新生児疾患の各論
1 呼吸器疾患 〈長谷川久弥,加持秀明,北村祐司,福本弘二〉
A 上気道
1 小顎症,無顎症
2 囊胞性疾患
3 喉頭軟化症
4 喉頭裂
5 ファイバー検査・治療
6 気管切開
B 気管
1 気管・気管支軟化症
2 声門下狭窄
3 気管・気管支狭窄,Bridging bronchus,気管支分岐異常
4 声門閉鎖・気管閉鎖:先天性上気道閉塞症候群
C 肺
1 気胸
2 肺分画症,先天性肺気道形成異常,肺気腫
3 慢性肺疾患,気管支肺異形成
D 横隔膜
1 先天性横隔膜ヘルニア
2 横隔膜神経麻痺,横隔膜挙上症,横隔膜弛緩症
E 胸壁
1 Cantrell
2 循環器疾患
A 先天性心疾患の麻酔管理 〈釜田峰都〉
1 新生児循環の特徴
2 術前評価
3 麻酔準備
4 新生児期や乳児期早期における一般的な開心術の麻酔管理
5 高肺血流性心疾患の麻酔管理
6 肺動脈絞扼術の麻酔管理
B 心不全・ショック 〈釜田峰都〉
1 新生児期のショック
2 新生児期の心不全・循環不全
3 新生児ショックの治療
C 循環作動薬 〈浅沼賀洋〉
1 カテコラミン
2 血管拡張薬
3 窒素吸入療法
D 新生児遷延性肺高血圧の病態生理 〈浅沼賀洋〉
E 先天性心疾患 短絡疾患 〈浅沼賀洋,村田眞哉,釜田峰都〉
1 動脈管開存
2 心房中隔欠損,部分肺静脈還流異常
3 心室中隔欠損
4 房室中隔欠損
5 大動脈肺動脈窓
6 短絡疾患の術中TEE検査の評価ポイント
F 先天性心疾患 閉塞性疾患 〈石垣瑞彦,村田眞哉,釜田峰都〉
1 肺動脈狭窄
2 大動脈狭窄
3 大動脈縮窄
4 僧帽弁狭窄
5 大動脈離断
6 左心低形成症候群
G 先天性心疾患 チアノーゼ性疾患 〈石垣瑞彦,伊藤弘毅,釜田峰都〉
1 完全大血管転位
2 Fallot四徴
3 総肺静脈還流異常
4 三尖弁閉鎖
5 純型肺動脈閉鎖
6 Ebstein病
7 総動脈幹症
8 両大血管右室起始症
9 単心室
10 内臓心房錯位症候群
H 先天性心疾患 その他の疾患 〈石垣瑞彦,伊藤弘毅,釜田峰都〉
1 修正大血管転位
2 三心房心
3 血管輪,左肺動脈右肺動脈起始
4 心臓腫瘍
I カテーテル検査・治療 〈金 成海,釜田峰都〉
1 先天性心疾患に対するカテーテル治療の実際
2 心臓カテーテル検査・治療の麻酔
3 消化器疾患
A 栄養・輸液 〈竹森千晃,中澤祐介〉
1 新生児の栄養総論
2 経腸栄養
3 経静脈栄養
B 消化器系の発生 〈福本弘二〉
C 食道 〈福本弘二,加古裕美〉
1 食道閉鎖症,気管食道瘻
2 胃食道逆流症,周期性嘔吐
D 胃・十二指腸 〈福本弘二,加古裕美〉
1 胃穿孔,胃破裂
2 肥厚性幽門狭窄症
3 十二指腸狭窄・閉鎖
E 小腸・大腸 〈福本弘二,加古裕美〉
1 腸閉鎖,腸回転異常・軸捻転
2 胎便関連性腸閉塞,壊死性腸炎,限局性腸管穿孔
F 直腸・肛門 〈福本弘二,加古裕美〉
1 鎖肛
2 Hirschsprung病
G 肝・胆・膵 〈福本弘二,加古裕美,中澤祐介〉
1 胆道閉鎖症,先天性胆道拡張症
2 新生児肝炎症候群
3 輪状膵
H 臍・腹壁 〈福本弘二,加古裕美〉
1 臍帯ヘルニア,腹壁破裂
2 鼠径ヘルニア,その他の疾患
I 腫瘍 〈福本弘二,加古裕美〉
1 肝芽腫
2 卵巣腫瘍
J 新生児腹腔鏡の麻酔 〈加古裕美〉
1 呼吸器系への影響
2 循環器系への影響
3 脳神経系への影響
4 水分バランス・体温への影響
5 術中モニター
4 腎・尿路疾患 〈北山浩嗣,濱野 敦,渡邉文雄〉
A 腎疾患の病態生理
1 急性腎障害
2 慢性腎臓病をきたすさまざまな疾患
B 泌尿器疾患の手術
1 先天性尿路閉塞
2 総排泄腔外反,膀胱外反
3 性分化疾患
4 男児外陰部疾患
C 泌尿器科における麻酔
1 膀胱尿道鏡検査
2 総排泄腔遺残症と総排泄腔外反症
3 水腎症,水尿管症
4 精巣捻転
5 環状切除(割礼)
6 泌尿器科手術と仙骨硬膜外麻酔
7 脊髄エコーの手順
5 脳神経疾患 〈石崎竜司,阪上 愛,橘 一也,中村さやか〉
A 中枢神経系の発生
B 新生児の脳神経の特徴
1 出生時の診察
2 出生後の診察
3 超音波検査
4 X線
5 CT
6 MRI
7 脳波
8 頭蓋内圧と脳血流
C 新生児の脳神経疾患
1 水頭症
2 二分脊椎と脊髄髄膜瘤
3 脳瘤
4 脳腫瘍
5 頭部外傷
D 胎児仮死,新生児仮死,脳性麻痺
1 胎児仮死
2 新生児仮死
3 脳性麻痺
E Galen静脈瘤,頭蓋骨早期癒合性,仙骨部奇形腫
1 Galen静脈瘤
2 頭蓋骨早期癒合症
3 仙骨部奇形腫
F 神経筋疾患の麻酔
6 頭頸部の疾患 〈池田哲也,橋本亜矢子,加持秀明,諏訪まゆみ〉
A 眼疾患:未熟児網膜症
1 未熟児網膜症とは
2 ROPの病期分類
3 眼底検査の実際
4 ROPの治療適応について
5 ROP治療の実際
B 耳鼻咽喉科疾患
1 難聴(先天性難聴)
2 小耳症,外耳道閉鎖,耳介低位
3 第1第2鰓弓症候群,小顎
4 後鼻孔狭窄,後鼻孔閉鎖
C 形成外科疾患
1 口唇口蓋裂
2 第1第2鰓弓症候群
D 頭頸部疾患の麻酔
1 囊胞性疾患,リンパ管腫,奇形腫など
2 口唇裂,口蓋裂,顎裂
3 舌小体短縮症,上口唇小体
4 小耳症,鰓弓症候群,巨口症
5 先天性表皮水疱症
7 整形外科疾患 〈滝川一晴,渡邉文雄〉
A 新生児の整形外科的診察
B 疾患
1 化膿性関節炎・骨髄炎
2 分娩骨折
3 先天性内反足
4 分娩麻痺
5 発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)
6 先天性多発性関節拘縮症
7 先天性膝関節脱臼
8 尖足
9 多合指症
10 多合趾症
C 整形外科疾患の麻酔
1 術中にできる整形外科疾患に対する配慮
2 化膿性関節炎
3 内反足・尖足
4 薬剤の選択
5 腰方形筋ブロック
8 血液疾患と輸血療法 〈野口哲平〉
A 新生児の血液の特徴
1 胎児型ヘモグロビンと成人型ヘモグロビン
2 新生児の血液型
3 血液型不適合妊娠と核黄疸
4 不規則抗体
5 新生児ビタミンK欠乏症の予防
B 血液に関する病態と疾患
1 新生児多血症
2 未熟児貧血
3 新生児血小板減少症
4 一過性骨髄増殖症候群
5 新生児播種性血管内凝固
6 胎児母体間輸血症候群
7 双胎間輸血症候群
C 新生児の輸血療法
1 輸血の適応
2 輸血療法の方法と注意点
3 輸血後移植片対宿主病
4 親権者による輸血拒否への対応
9 内分泌・代謝疾患 〈山田浩介〉
1 先天性代謝異常マススクリーニング
2 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
3 先天性副腎過形成症
4 早産児骨減少症(未熟児くる病)
10 感染症と免疫疾患 〈山田浩介〉
1 トキソプラズマ
2 風疹
3 サイトメガロウイルス
4 単純ヘルペスウイルス
5 ヒトT細胞白血病ウイルス1型
6 B型肝炎ウイルス
7 細菌性敗血症
8 真菌
11 アレルギー疾患 〈山田浩介〉
1 新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症
12 染色体・遺伝子疾患 〈清水健司〉
1 疾患概念と病態生理
2 代表的疾患と臨床像
3 トータルケア
13 母体合併症妊娠 〈野口哲平〉
1 耐糖能異常妊娠と新生児合併症
2 母体甲状腺疾患
3 母体自己免疫疾患
4 母体投与薬剤の影響
VII.新生児・周産期治療最前線
1 新生児心肺蘇生 〈中野玲二〉
1 すべての分娩に際して準備する
2 出生後の評価
3 ルーチンケア,初期処置
4 初期処置後に自発呼吸を認めない場合は人工呼吸を開始する
5 胸骨圧迫の適応基準と方法
6 エピネフリン投与の適応基準
7 CPAPと気胸リスク
2 新生児ECMO 〈岩城秀平〉
1 適応
2 方法
3 装置
4 人工肺
5 回路
6 カニューレ
7 周辺機器
3 新生児急性血液浄化療法 〈岩城秀平〉
1 適応
2 装置
3 回路
4 血液透析濾過膜
5 ブラッドアクセス
6 抗凝固薬
7 血液充填方法
8 新生児CRRTのポイント
4 EXIT 〈中澤祐介〉
1 EXITとは
2 EXITの適応
3 EXITの実際
5 重症障害児の治療適応(生命倫理的観点から) 〈仁志田博司〉
1 新生児医療における生命倫理の特徴
2 予後不良児の治療的介入における倫理的観点からの判断
6 胎児超音波検査 〈満下紀恵〉
1 胎児診断・出生前診断とは
2 胎児超音波検査の目的
3 胎児超音波検査で検出される疾患
4 親への告知と家族支援
7 分娩・帝王切開 〈大西庸子〉
1 早産と正期産
2 分娩様式の決定
3 早産期の帝王切開術
4 経腟分娩
8 母体から児への薬剤移行 〈大西庸子〉
1 母体から胎児へ
2 母体から母乳へ
9 産科麻酔 〈伊藤伸大,奥富俊之,藤田那恵〉
A 帝王切開術(区域麻酔,全身麻酔)
1 帝王切開術の選択
2 帝王切開術における区域麻酔
3 帝王切開術における全身麻酔
B 無痛分娩(区域麻酔,新生児への影響)
1 無痛分娩は区域鎮痛法が第一選択
2 硬膜外鎮痛と脊髄くも膜下硬膜外併用鎮痛法
3 硬膜外鎮痛維持薬
4 硬膜外鎮痛維持法
5 新生児への影響
C 母体急変時対応(母体救命)
1 母体急変への初期対応
2 母体死亡と原因
3 日本母体救命システム普及協議会
4 妊婦の蘇生法
D EXIT
1 対象疾患
2 術前評価と麻酔計画
3 麻酔維持
4 児の麻酔
10 新生児に使用する薬剤 〈中澤祐介〉
1 蘇生用薬剤
2 抗菌薬
3 循環作動薬
4 ルーチン薬剤
5 ミトコンドリアレスキュー(ビタミンカクテル)
6 血漿分画製剤
7 その他のNICU内頻用薬剤
11 新生児の皮膚管理 〈中村雅恵,加持秀明〉
A 皮膚ケア
1 早産児・新生児期の皮膚について
2 スキントラブルの発生部位
3 アセスメント
4 スキンケア
5 チューブ・ドレーン周囲のケア
6 医療用粘着剤(ドレープ含む)
B 手術創管理
1 創部感染
2 縫合と縫合不全
3 術後創管理
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書籍情報
- ISBN:9784498056145
- ページ数:570頁
- 書籍発行日:2024年6月
- 電子版発売日:2024年6月6日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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