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PACCガイドブック2024；救急隊員による循環器疾患の観察・処置の標準化
日本臨床救急医学会 PACCガイドブック編集委員会 (編) / 日本循環器学会 (編集協力) / へるす出版
商品情報
内容
PACC（Prehospital Acute Cardiac Care）コースでは，病院前における循環器疾患の病態を早期に把握し，適切な医療機関へ搬送するまでの一連の過程を学習します。
本書では，見逃してはならない循環器疾患の病態や12 誘導心電図の基本的な判読方法，典型的な心電図所見に至るまで，わかりやすく解説しています。
【本書の特徴】
・PEMECコースとの整合性を図りつつ，12誘導心電図の判読や循環器疾患にかかわる観察・処置について解説しました。
・循環器疾患において代表的な「胸痛」「呼吸困難」「腰背部痛」「動悸」「失神・めまい」の５症候に関し，15のケースシナリオ・ケースマップを紹介しています。
・各シナリオごとに典型的な心電図を掲載しました。12誘導心電図判読の実践的な学習に役立てていただけます。
目次
PACC 総論
I イントロダクション 2
1 循環器病対策に関する法整備 2
2 PACC とは 2
3 循環器救急疾患病院前救護の標準化に向けて 3
4 他の標準化コースとの関係 3
Ⅱ PACC の概略 5
1 PACC の目的 5
2 PACC で使用する用語 5
3 PACC アルゴリズムの概要 8
Ⅲ PACC アルゴリズム 13
Step 1：状況評価 13
Step 2：初期評価 14
Step 3：情報収集およびバイタルサインの測定 17
Step 4：判 断 19
Step 5：全身観察/重点観察 20
Step 6：評価・ファーストコール・特定行為 26
Step 7：車内活動 36
Ⅳ ACS に関連する心電図所見 38
心電図の基礎知識 38
1 胸痛を伴うST 上昇 39
2 T 波増高（hyperacute T wave） 43
3 胸痛を伴うST 低下/狭心症が既往にあるST 低下 43
4 症候性徐脈 46
5 不安定な頻拍 48
Ⅴ 胸痛をきたす代表的な疾患 53
1 急性冠症候群（ACS） 53
2 急性大動脈解離 53
3 肺血栓塞栓症 56
4 緊張性気胸 57
5 特発性食道破裂 58
Ⅵ 心不全 59
1 心不全の病態 59
2 心不全の原因 59
3 心不全の分類 59
症候別各論
PACC のシミュレーショントレーニング 66
1 PACC コースの概要 66
2 PACC コースのシナリオ 66
3 ケースマップ 66
4 ケースマップ内の略語・表現 67
5 トレーニングの進め方 68
Ⅰ 胸 痛 72
「胸痛」と聞いたらこれだけは忘れない 72
現場活動のポイント 72
ケースシナリオ 74
Case 1：下壁梗塞
Case 2：急性心膜炎
Case 3：前壁中隔梗塞
Case 4：主幹部閉塞
Ⅱ 呼吸困難 86
「呼吸困難」と聞いたらこれだけは忘れない 86
現場活動のポイント 86
ケースシナリオ 88
Case 5：肺血栓塞栓症
Case 6：急性心不全
Ⅲ 腰背部痛 94
「腰背部痛」と聞いたらこれだけは忘れない 94
現場活動のポイント 94
ケースシナリオ 96
Case 7：急性大動脈解離（Stanford B）
Case 8：急性大動脈解離（Stanford A）
Case 9：腹部大動脈瘤破裂
Ⅳ 動 悸 105
「動悸」と聞いたらこれだけは忘れない 105
現場活動のポイント 105
ケースシナリオ 107
Case 10：発作性上室頻拍（PSVT）
Case 11：心室頻拍
Ⅴ 失神・めまい 114
「失神・めまい」と聞いたらこれだけは忘れない 114
現場活動のポイント 114
ケースシナリオ 116
Case 12：トルサードドポアンツ
Case 13：大動脈弁狭窄症
Case 14：徐脈頻脈症候群
Case 15：無痛性心筋梗塞
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書籍情報
- ISBN：9784867190951
- ページ数：144頁
- 書籍発行日：2024年9月
- 電子版発売日：2024年8月30日
- 判：B6判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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