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食事調査マニュアル はじめの一歩から実践・応用まで 改訂4版

  • ページ数 : 205頁
  • 書籍発行日 : 2024年9月
  • 電子版発売日 : 2024年10月29日
3,300
(税込)
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商品情報

内容

食事調査に必要なこと すべてまとめました!

第Ⅰ編には食事調査に必要な基礎知識をまとめ,第Ⅱ編には実際の方法と手順についてくわしく解説し,第Ⅲ編に実施で必要となる資料を掲載.今改訂では,日本食品標準成分表2020年版(八訂),情報学領域における画像認識,自動化された24時間思い出し法などの新しい知見や話題を追加し,内容の充実を図りました.管理栄養士を目指す学生のみならず,すでに実務として食事調査を行っている方々にもおすすめの一冊です.

序文

改訂4 版の序

食事調査マニュアルの初版は,日本栄養改善学会創立50 周年記念事業の一環として2005 年に刊行された.日本栄養改善学会創立70 周年を迎え,初版発行より20 年目となる2024 年,初版以来の大幅な改訂を行い,第4 版を発行する運びとなった.

食事調査を行い,様々なレベルで栄養素等や食品の摂取状況を評価することの重要性は,創刊当時も現在も変わらない.本書は初版時より食事調査の初心者からベテランまでが,調査の企画段階から結果をまとめ報告をするまで,手元において活用できる便利なマニュアルとして企画された.食事調査を行う上での学術的,技術的な基本事項を明確に示すことにより,質の高い食事調査の実施を目指していただくこと,また,本書に示す食事調査に関わる専門的技能を身につけ,食事の専門家としての技量を十分に発揮して頂くことにより,本書を手にして頂いた皆様が,それぞれの場で,わが国の栄養・食事に関する研究の発展や施策の実施・充実に貢献されるであろうことを願っている.

今回の改訂では,日本食品標準成分表2020 年版(八訂),情報学領域における画像認識,自動化された24 時間思い出し法などの新しい知見や話題を取り入れた.また,一部,分散していた記述をまとめ,その解消を試みた.これらの改訂に伴い,新しい著者陣を迎えるとともに,編者は本書の前身となる厚生労働科学研究班からの著者陣である初期メンバーに交代した.

以上,時代の変化に即した改訂を目指したものの,現時点において最新の令和元年国民健康・栄養調査では日本食品標準成分表2020 年版(八訂)は採用されておらず,日本人の食事摂取基準2025 年版(案)も今後確定版が出される見込みとなっており,本書では対応に至っていない.今後,さらに時代に応じた改訂を続けていくことが必要である.

最後に,今回の改訂に際して大変お世話になった南山堂編集部の関係諸氏に感謝申し上げる.


2024年7月

中村美詠子
由田 克士
今枝奈保美

目次

Ⅰ編 食事調査の基礎知識

1 食事調査の概要

 1 なぜ食事を調査するのか

 2 食事調査法の種類と特徴

  A. 食事記録法

  B. 24 時間思い出し法

  C. 食物摂取頻度調査法

  D. 食事歴法

  E. その他(陰膳法,画像認識法など)

  F. まとめ

2 栄養素等摂取量算出のためのデータベース

 A. 食品データベースとしての日本食品標準成分表

 B. 料理・複合調味料・標準的な味付けのデータベース化

 C. 食品データベースに登録されていない食品が出現した場合の対応

 D. わが国における食品データベース高度化への取り組み事例

 E. 食品データベース:海外の実情

3 日本人の食事摂取基準(DRIs)による摂取量の評価

 A. 基本情報の把握

 B. 日本人の食事摂取基準(DRIs)の基本的な考え方

 C. 個人を対象とした食事調査データの解釈

 D. 集団を対象とした食事調査データの解釈

4 食事調査実施前に考えること

 A. 調査実施前の準備(全般的事項)

 B. 調査地区および調査対象者の選定

Ⅱ編 食事調査の実際

1 食事記録法 Dietary Records(DRs)

 A. データの収集・処理の実際

 B. データの収集・処理にあたって留意すべき点

COLUMN 日本食品標準成分表の資料と備考は,熟読しよう

2 24 時間思い出し法 24-Hous Dietary Recall

 A. データの収集・処理の実際

COLUMN ウェアラブルデバイスを使用する際の倫理的な配慮の必要性

COLUMN 画像を補助的に用いる食事評価法の実際例

 B. 調査の具体的な進め方

 C. 米国における自動化された被験者の自己管理による24 時間思い出し法

3 食物摂取頻度調査法 Food Frequency Questionnaire(FFQ)

 A. 半定量食物摂取頻度調査票(SQFFQ)の開発

 B. SQFFQ の妥当性と再現性

 C. わが国の食物摂取頻度調査票

 D. SQFFQ の実際

 E. SQFFQ からの推定された値の活用

4 結果の集計,解析,解釈

 A. 食事の変動

 B. 習慣的摂取量分布推定のための統計モデル

 C. エネルギー調整

 D. データ解析

Ⅲ編 資料

資料1 平成26 年国民健康・栄養調査 食品番号表(厚生労働省)

資料2 料理の観点からみた結果のまとめ方

資料3 秤量記録法による記録調査の例

資料4 食品番号のコード付けにおいて,入力過誤を生じやすい要注意食品

資料5 入力重量の過誤を抽出するための経験的な閾値の例

資料6 24 時間思い出し法のための食事調査票の例

資料7 24 時間思い出し法のための実施マニュアル例

資料8 食事調査用スケール

資料9 関連の聞き取り調査

資料10 精度管理のための調査確認リスト

資料11 精度管理のための面接聞き取りテープ評価票

資料12 食物摂取頻度調査法による食事調査ソフトウェア(Version2.0)の使用方法

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書籍情報

  • ISBN:9784525633349
  • ページ数:205頁
  • 書籍発行日:2024年9月
  • 電子版発売日:2024年10月29日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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