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看護管理者のための人事考課・評価 基準と手順がわかる実践ガイド

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2025年2月
  • 電子版発売日 : 2025年1月30日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

【人事考課に必要な評価の知識とスキルを解説】
スタッフを正しく評価するためには、印象や感情などの主観ではなく、事実に基づいた客観的で公平・公正な視点を評価者全員が持つことが求められる。
看護管理者が陥りやすい評価エラーの傾向を知り、納得性のある考課を行うためのポイントが学べる実践ガイド。

序文

はじめに

「人事考課は何人で行うのが一番良いですか?」

これは、ある病院の管理者研修会で講師として招かれた際、講義後に参加者からいただいた質問です。職員にとって大事な人事考課を、複数の評価者がオープンに行うことは、まず考えられません。私にとって衝撃でもありました。患者さんの評価の場合は、多職種・多人数で、時にはカンファレンスを開いて評価するのがよいでしょう。しかし、直属の部下の評価は違います。なぜなら、組織には権限が存在するからです。評価行為は管理者の立派な権限であり、また人事評価の個人情報には、厳密な守秘義務が課せられます。「賞与のS 評価は、各部署持ち回りで、今年はこの部署から出すと事前に決めています」と語ったのは、ある公立病院の看護管理者でした。また、ある医療法人グループのリハビリテーション部門の管理者からは、「看護部に負けたくないから、リハ部門では高い評価をつけるようにしている」という声も聞きました。病院管理者の人事評価に対する意識はこの程度なのか、とショックを受けた出来事でもありました。患者さんの状態を評価する「アセスメント」と、スタッフの処遇に影響する「人事考課」は、同じ評価行為であっても、全く別物のはずです。しかし、残念ながら、そのようになされていない実態が次々と明らかになりました。これらの経験が、私が本書を執筆しようと思った大きなきっかけです。

本書では、評価の基本的な事項から、求められる評価スキル、評価のポイント、そして評価面談までを網羅して書かせていただきました。さらに事例を織り交ぜることで、皆さんが学びやすいように仕立ててあります。ぜひとも本書を常に脇に置いて、優れた主観を磨きながら、スタッフのために公平・公正な人事考課が行えるよう準備していただきたいと思います。

最後に、この書籍の企画をしていただいたメディカ出版の猪俣久人さんと、原稿の遅れにも寛大に対応いただき、的確な校正・編集をしていただいた同じくメディカ出版の末重美貴さんに心より感謝を申し上げます。


2025年1月

河野 秀一

目次

【第1章 看護部の人事考課の現状と課題】

1 現状の人事考課の何が問題なのか

 〜本当に正しく評価できていますか?

2 課題の解決に必要なこと

 〜評価制度が機能するには

 〈Column〉「平等」と「公平」

【第2章 人事考課の基本】

1 人事制度の構造と人材管理

2 評価の目的とねらい

3 評価制度の種類・側面・守備範囲

4 評価制度の特徴

5 人を評価する評価制度

6 仕事を評価する評価制度

7 評価制度と評価結果の活用

8 病院・看護部のビジョンと評価制度の再構築

 〈Column〉「評価」「考課」「評定」「査定」の違い

【第3章 管理者・評価者に求められる役割・責任・評価スキル】

1 看護管理者が行う評価における役割と責任

2 評価の基本原則と求められる心構え

3 評価に求められるスキルと知識

 図表3-7 人事考課理解度診断テスト

4 スタッフ評価スキルを高める

【第4章 人事考課の実際と進め方】

1 評価のポイント

2 評価の進め方

3 評価の実施

4 評価時に頻出するエラー

5 一次評価と二次評価の違い

【第5章 人事評価面談】

1 評価面談の意義と目的

2 評価面談に必要なスキル

3 目標管理制度における3つの面談

4 期末評価面談の進め方

5 事例:期末評価面談


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書籍情報

  • ISBN:9784840487610
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2025年2月
  • 電子版発売日:2025年1月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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