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- Medical Practice 2025年2月号(42巻2号)白血病・リンパ腫~臨床現場で役立つ白血病・リンパ腫の最新の知識
商品情報
内容
特集テーマは「白血病・リンパ腫~臨床現場で役立つ白血病・リンパ腫の最新の知識」.記事として,[座談会]白血病・リンパ腫における診療連携,[総説]WHO分類/ICCによる白血病・リンパ腫の病態・分類,[セミナー]急性リンパ性白血病の診断と治療,[トピックス]白血病・リンパ腫におけるゲノム医療,[治療]白血病・リンパ腫に対する造血幹細胞移植の適応と方法 等.連載では,[One Point Advice],[今月の話題] 他を掲載.
序文
白血病・リンパ腫
臨床現場で役立つ白血病・リンパ腫の最新の知識
白血病・リンパ腫は,造血器から発生する代表的な腫瘍である.白血病・リンパ腫の診断は血液検査や骨髄検査,リンパ節生検などによって行われるが,形態学的評価のみならず,フローサイトメトリーや免疫染色による表面マーカーの評価,さらに染色体検査やFISH検査,PCR検査などを用いた遺伝学的評価を組み合わせた総合診断が必要である.
また,白血病・リンパ腫の治療においては,従来の化学療法や放射線療法,造血幹細胞移植に加えて,近年ではキメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法などの細胞療法,分子標的薬や二重特異性抗体,抗体-薬物複合体などの最新の薬物療法が登場しており,治療の選択肢は多様化・高度化している.
このような状況において,白血病・リンパ腫の診療は主に血液専門医によって行われる一方,さまざまな合併症や治療に関わる有害事象に対応するために,内科・外科問わずさまざまな診療科との連携,さらには薬剤師・看護師などを含めた他職種との連携が必要となる.また,白血病・リンパ腫を疑うきっかけとなるのは血球異常やリンパ節腫大であり,病院の規模や診療科によらず頻繁に遭遇する症状・検査所見であるため,基本的な鑑別アプローチを習得することは重要である.
本特集では,最新の白血病・リンパ腫の概念・分類,血球異常やリンパ節腫大の鑑別アプローチに加えて,白血病・リンパ腫の主要な病型ごとの診断・治療について各々の第一線の先生方にご解説いただいている.執筆者の先生方に心より感謝申し上げるとともに,本特集によって読者の皆様が血球異常やリンパ節腫大の鑑別診断やそのアプローチをより正しく理解し,白血病・リンパ腫診療において専門医と連携を深めていくことによって,患者アウトカムの向上につなげていただけることを祈念している.
片岡圭亮
慶應義塾大学医学部内科学(血液)
目次
【特 集】
扉……片岡圭亮
座談会 白血病・リンパ腫における診療連携
出席者:萩原政夫・伊豆津宏二・片岡圭亮・山内敏正
総説 白血病・リンパ腫の最新の分類と鑑別アプローチ
WHO分類/ICCによる白血病・リンパ腫の病態・分類……鈴木律朗
血球異常の鑑別診断……山﨑宏人
リンパ節腫大の鑑別診断……伊豆津宏二
セミナー さまざまな白血病・リンパ腫病型における診療のポイント
急性骨髄性白血病の診断と治療……山口博樹
急性リンパ性白血病の診断と治療……賀古真一
慢性骨髄性白血病の診断と治療……渡邊直紀ほか
骨髄異形成症候群の診断と治療……牧島秀樹
骨髄増殖性腫瘍の診断と治療……亀田拓郎ほか
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の診断と治療……冨田章裕
濾胞性リンパ腫の診断と治療……福原規子
マントル細胞リンパ腫の診断と治療─進め方とポイント─……角田真一ほか
慢性リンパ性白血病の診断と治療……瀧澤 淳
ホジキンリンパ腫の診断と治療……楠本 茂
T/NK細胞リンパ腫の診断と治療……城内優子ほか
成人T細胞白血病・リンパ腫の診断と治療……石塚賢治
トピックス
白血病・リンパ腫におけるゲノム医療……南谷泰仁
造血器腫瘍における循環器合併症とその管理……佐瀬一洋
治療 代表的な白血病・リンパ腫に対する治療法の現状
白血病・リンパ腫に対する造血幹細胞移植の適応と方法……杉田純一
リンパ腫に対するCAR-T細胞療法の適応と方法……城 友泰ほか
白血病・リンパ腫に対する分子標的薬・抗体製剤の実際……正本庸介
白血病・リンパ腫に対する輸血療法の適応と方法……山崎理絵
この症例から何を学ぶか
CAR-T細胞療法によりサイトカイン放出症候群を発症した一例……櫻井政寿
Self-assessment test
【連 載】
One Point Advice
「イレウス」と「腸閉塞」……小林 隆
甲状腺超低リスク乳頭癌の積極的経過観察(アクティブサーベイランス)……杉谷 巌
PET/CTのカラーと前処置にまつわる話……徳江 梓
若年者自然気胸─診療のピットフォール─……齋藤雄一
循環器患者の顎と眼をみることを忘れるな……横井宏佳
大腸癌と腹腔鏡下手術─そのピットフォール─……杉原健一
変化に適応する……辻 陽介
頻用される抗菌薬の知っておくべき副作用……神田順二
今月の話題
肝臓リハビリテーションの現状と今後の展望……寺井崇二
知っておきたいこと ア・ラ・カルト
医学教育モデル・コア・カリキュラム……髙橋 誠
エキスパートが教える問診の勘どころ
対話から拾い上げるコモンディジーズ
(第20回)「食欲がありません」……大武陽一ほか
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書籍情報
- ISBN:9784011304202
- ページ数:164頁
- 書籍発行日:2025年2月
- 電子版発売日:2025年1月31日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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