手術・リハビリをWEB動画で学べる 肩関節再建術[動画付き]

  • ページ数 : 288頁
  • 書籍発行日 : 2017年7月
  • 電子版発売日 : 2019年5月17日
¥13,200(税込)
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商品情報

内容

保存的治療,鏡視下手術,オープン手術,リハビリテーション,基本から応用までをこの1冊に凝縮

豊富なイラストと写真、動画により手術の流れがよくわかる!
「腱板断裂」、「肩関節不安定症」の基本知識から手術の実際、リハビリテーションを新進気鋭の著者らが解説する新しい実践書。最新リバース型人工肩関節置換術についても取り上げ、肩関節再建にかかわるすべての整形外科医必携の1冊。

序文

肩関節は人体の関節の中で一番大きな可動域を持ち,その機能は多岐にわたる.この多機能な肩関節は人類の進化にもかなり寄与してきた.一方で,人類の発展により多種のスポーツが行われるようになり,肩関節に対する負担も増え,肩特有の種々の外傷や障害が生じている.また超高齢化による老化現象で発症する変性疾患,ほかにも先天性疾患などの種々の疾患で肩関節機能が障害され,観血的治療の必要な症例に日常の整形外科外来で遭遇する.

肩関節の機能再建においては損傷した骨・関節の治療のみではなく,その周囲の筋腱,神経,軟骨,靱帯など種々の組織の適切な再建が必要である.20 世紀の関節鏡の発展は1980 年代より積極的に肩関節機能再建に応用されるようになり,21 世紀に入り鏡視下腱板再建術,鏡視下烏口突起移植術,また鏡視下肩甲上神経除圧術など高度なテクニックの必要な再建術も一般に普及されつつある.また従来諦めていた一次修復不能な広範囲腱板断裂の再建術の一つであるリバース型人工肩関節置換術も爆発的に増加している.このように種々の肩関節再建術のテクニックが必要とされるにつれて多くの知識や高度な技術の習得,さらには特別なリハビリテーションが成功の鍵を握るようになった.

本書では多忙な先生方に一目瞭然に理解していただけるようできる限り写真を多用し,解説を簡潔にするよう心がけた.また種々の肩関節再建術の成功の秘訣やコツについても現時点で判明している内容に言及している.また動画で実際の手術のエッセンスを見ていただけるようWeb で閲覧可能になっているのも本書の特徴である.さらに手術動画だけでなく,リハビリテーション動画も閲覧可能になっている.

本書の内容は2017 年現在のトピックスであり,将来的に進歩していく内容も多いと思われるが,先生方の臨床現場において座右のテキストとなり,1 人でも多くの症例の希望に即した肩関節再建術が普及することを祈念している.


末永直樹

整形外科北新病院

上肢人工関節・内視鏡センターセンター長

目次

・序文

・執筆者一覧

・WEB動画の視聴方法

【第1章 腱板断裂】

<A 腱板断裂の基本>

01 腱板の解剖

02 腱板断裂の原因と疫学

03 腱板断裂の臨床診断

04 腱板断裂の画像診断

05 腱板断裂の治療に必要な分類

06 鑑別診断および合併損傷

07 腱板断裂の治療指針(保存的治療&手術適応)

08 烏口肩峰アーチ除圧の適応

09 腱板縫合法の変遷

10 腱板断裂手術の周術期の注意点

11 術後評価方法

12 術後成績不良の原因と対処法

13 腱板再断裂の治療指針

<B 腱板断裂手術の実際>

01 必要な器械と手術体位のとり方

02 皮切とアプローチ(直視下・鏡視下手術)

03 合併病変の処置(coracoplasty,LHB腱切離・固定術,鏡視下関節授動術,肩鎖関節形成術)

04 肩峰形成術(open acromioplasty&ASD)

05 鏡視下腱板修復術 ーSuture bridge法ー

06 鏡視下腱板修復術 ーSurface-holding法ー

07 広範囲腱板断裂に対する直視下腱板修復術

08 一次修復不能な広範囲断裂に対する腱移行術の適応

09 肩甲下筋腱部分移行術/棘下筋腱移行術(直視下&鏡視下手術)

10 広背筋・大円筋後方移行術

11 広背筋・大円筋前方移行術

12 大胸筋移行術

13 小径人工骨頭置換術と腱移行術

14 リバース型人工肩関節置換術と腱板再建術

【第2章 肩関節不安定症】

<A 肩関節不安定症の基本>

01 肩関節不安定症の原因と分類

02 最新の肩関節不安定症のバイオメカニクス

03 肩関節不安定症・関節唇損傷の臨床診断

04 肩関節不安定症・関節唇損傷の画像診断

05 保存的治療の実際と限界

06 肩関節不安定症の手術法の歴史

07 術前・術後の評価方法

08 術後合併症への対処法

<B 肩関節不安定症の治療指針>

01 初回脱臼(整復法)

02 外傷性前方不安定症(若年者,高齢者,コンタクトスポーツ)

03 外傷性後方不安定症

04 多方向性不安定症(MDI)

05 投球障害肩

06 陳旧性脱臼(前方・後方)

07 随意性脱臼(voluntary dislocation)

08 習慣性後方亜脱臼

<C 肩関節不安定症手術の実際>

01 必要な器械と手術体位のとり方

02 皮切とアプローチ

03 直視下グレノイド形成Bankart法&capsular shift

04 鏡視下グレノイド形成Bankart法

06 鏡視下Latarjet&Bankart法

05 直視下Latarjet&Bankart法

07 Hybrid Latarjet&Bankart法

08 投球障害肩

09 陳旧性前方脱臼に対する人工肩関節置換術

10 陳旧性後方脱臼に対する人工肩関節置換術

【第3章 リハビリテーション】

01 腱板断裂に対する保存的リハビリテーション

02 腱板断裂に対する術後リハビリテーション

03 肩関節不安定症に対する保存的リハビリテーション

04 肩関節不安定症に対する術後リハビリテーション

【第4章 特殊な疾患とその治療法】

01 鏡視下肩甲上神経除圧術

02 肩関節固定術:適応と実際

03 副神経麻痺に対する再建術

04 Sprengel変形に対する再建術

05 Charcot肩関節症に対する再建術

・索引

・編者紹介

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書籍情報

  • ISBN:9784840461832
  • ページ数:288頁
  • 書籍発行日:2017年7月
  • 電子版発売日:2019年5月17日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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