診断に直結する検査値の読み方事典

  • ページ数 : 940頁
  • 書籍発行日 : 2014年3月
  • 電子版発売日 : 2014年10月31日
¥8,800(税込)
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商品情報

内容

異常を見抜く!病態のメカニズムを理解!

日常の実臨床において、ぜひとも必要と思われる項目を網羅し、メカニズムを通して、実際にどのようにして疾患の診断・治療に結びつけていくかがわかる一冊!
検査値を解釈する際の注意点や、疾患のフォローアップでの留意点などにも触れています。 緊急に検査項目について知りたい時や、時間のある時にゆっくり通読など、必要に応じて活用頂ける一冊です。

序文

監修の序

近年,医療の世界において,臨床検査の重要性は急速に増している.疾患の診断や,病態の解析に不可欠のものとなっていることは,多くの人が首肯するところであろう.その背景には,診断に直結した検査項目が多く開発され,また,臨床検査の精度管理が精力的かつ継続的に実施されている結果,わが国では,どこでもいつでも,迅速に信頼のおける検査結果が得られるようになったことが挙げられる.また,各疾患の診断のみならず,治療方法の進歩により,以前では難治性といわれていた疾患の予後が急速に改善しており,そうした疾患のモニタリングのうえでも,精確で簡便な臨床検査は重要である.

このような状況の中で,臨床検査を十分に活用して診療にあたることは,患者にとって大きな福音であり,医療従事者にとっては必要不可欠なことであろう.疾患の診断や治療には,問診や身体診察が基本であることは言を俟たないが,そのうえで的確かつ有効に臨床検査を是非利用していただきたい.

本書は,そうしたことを念頭において,重要な検査項目を厳選し,簡便で使いやすいように作成されている.先に総合医学社から出版された『パーフェクトガイド 検査値事典』は,できる限り多くの項目を掲載するように編集されているが,本書は,編集を担当した池田 均先生が「編集にあたって」で述べているように,日常の実臨床において是非とも必要と思われる項目を厳選し,メカニズムを通して,実際にどのようにして疾患の診断・治療に結びつけていくかがわかるように編集されている.また,検査値を解釈する際の注意点や,疾患のフォローアップでの留意点などにも触れている.内容もコンパクトに2 ページにまとめられており,短時間で理解しやすいように編纂されている.緊急に,ある検査項目について知りたいときはもちろん,時間のあるときに本書を通読しても,臨床検査の全体像が整理でき,非常に有用であると思われる.いつも身近に置いて,必要に応じて活用していただければ幸いである.

平成26年3月吉日

中原一彦

目次

I 生化学検査

血清蛋白質

血清酵素

色素関係

脂質

アミノ酸酵素化合物

糖代謝

鉄代謝

電解質・金属

血液ガス

ビタミン

機能検査

II 内分泌学的検査

間脳下垂体

甲状腺

副甲状腺

副腎皮質

副腎髄質・交感神経

性腺・胎盤

消化管ホルモン

生理活性物質

III 血液・凝固・線容系検査

血球検査

■血球計数

■血液像

造血器関連遺伝子検査

白血球細胞化学検査

凝固・線溶系検査

■血小板機能検査

IV 免疫血清検査

免疫グロブリン

補体

自己抗体

免疫細胞

サイトカイン・ケモカイン・増殖因子

血液型および輸血検査

その他

V 感染症検査

抗酸菌

真菌

一般細菌関連検査

細菌・真菌以外

肝炎ウイルス

ATLV・HIV

その他のウイルス

感染・炎症マーカー

VI 腫瘍・線維化・骨代謝マーカー

腫瘍マーカー

線維マーカー

骨代謝マーカー

VII 遺伝子検査

がん細胞遺伝子検査

体細胞遺伝子検査

VIII 尿検査

IX 糞便検査

X 血液・尿以外の検査

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書籍情報

  • ISBN:9784883788729
  • ページ数:940頁
  • 書籍発行日:2014年3月
  • 電子版発売日:2014年10月31日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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