救急・集中治療(32巻3号)ER・ICUでの薬の使い方・考え方 — エキスパートが実践する秘訣(コツ)— 2021-'22

  • ページ数 : 336頁
  • 書籍発行日 : 2020年11月
  • 電子版発売日 : 2020年10月30日
¥11,000(税込)
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商品情報

内容

・ER・ICUでの薬の使い方を最新情報も交えQ&Aで解説
・薬剤使用のポイントやエキスパートが実践する秘訣(コツ)がわかる
・病態に合わせた医療用医薬品の有効使用と安全管理に役立つ1冊

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序文

序文


2014年11月および2019年12月の薬機法改正により,医療用医薬品および医療機器の適用,禁忌,用量・用法が,より厳格に管理されるようになりました.救急・集中治療領域の薬剤はこれまで,さまざまな医療現場・緊急な状況において,平時の応用として使用されてきた経緯がありました.急性期病態学,そして薬理作用を理解し,応用し,そこに専門医資格を持つ医師の裁量が期待されていました.

現在,薬機法改正の状況下において,国の委託として独立行政法人医薬品医療機器総合機構(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency:PMDA)が添付文書を管理するようになりました.しかし,多くの医療用医薬品の開発当初において,救急医療や集中治療は想定されておらず,現在も添付文書の多くは,救急・集中治療を適用および用法・用量に含んでいません.私たちは,救急医療および集中治療を施す中で,医療用医薬品の効果的な使用法,効果的な組み合わせ,そして安全管理のためのモニタリングなど,適正使用と安全管理に多くの工夫がありますので,このような承認をPMDA と連携して獲得していく必要があります.薬機法に準じた適切な医療用医薬品の文書化が期待されます.

『ER・ICU での薬の使い方・考え方2021-’22』では,救急・集中治療の診療において,医療用医薬品の使い方について,各エキスパートの皆さんから解説を頂きました.ご執筆を頂きました先生方に,深くお礼申し上げます.救急・集中治療に携わる皆さんにとって,患者さんの薬の使い方・考え方としてお役立て頂くことを祈念しております.病態に合わせた医療用医薬品の有効使用と安全管理を理解するとともに,将来展望を考える薬剤管理の一助とされてください.


特集編集 松田 直之名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野

目次

総 論

Q1 救急・集中治療領域における薬剤の適正使用 松田直之

Q2 救急・集中治療領域の薬剤の安全管理 曽我弘道,入江利行

Q3 救急・集中治療領域におけるTDMの役割 高橋佳子

Q4 救急・集中治療における薬剤師ポジションペーパー 前田幹広

各論 Ⅰ.中枢関連

Q5 頭部外傷に対する薬物使用 本多 満

Q6 脳卒中 山本修輔,黒田 敏

Q7 痙攣重積・てんかん重積 横堀將司

Q8 髄膜炎・脳炎 伊藤 悟

Q9 神経・筋疾患(ギラン・バレー症候群) 小池春樹,勝野雅央

各論 Ⅱ.呼吸関連

Q10 市中肺炎/誤嚥性肺炎 進藤有一郎

Q11 結核 新山 優,細川直登

Q12 インフルエンザウイルス感染症/COVID-19 倭 正也

Q13 ARDS  丸山一男,丸山淳子,今井 寛

Q14 慢性閉塞性肺疾患 亀之原佑介,町田健太朗,井上博雅

Q15 間質性肺炎 近藤康博

各論 Ⅲ.循環関連

Q16 心肺停止 山畑佳篤

Q17 うっ血性心不全 平敷安希博

Q18 アナフィラキシー/アナフィラキシーショック 永田 真,正木健司

Q19 急性心筋梗塞 杉﨑陽一郎,山本 剛

Q20 感染性心内膜炎 天野雅史,泉 知里

Q21 不整脈 油井慶晃,佐藤直樹

Q22 肺高血圧症 中野嘉久,近藤隆久

Q23 深部静脈血栓症 舘野丈太郎,小倉裕司

各論 Ⅳ.腎臓関連

Q24 急性腎障害(AKI) 鷺島克之

各論 Ⅴ.消化器関連

Q25 急性肝炎/急性肝不全(劇症肝炎,遅発性肝不全)  中山伸朗

Q26 急性膵炎 真弓俊彦,石川成人

Q27 胃十二指腸潰瘍 松本憲明,篠塚 健,大鶴 繁

Q28 炎症性腸疾患 松下正伸,中村正直,藤城光弘

各論 Ⅵ.血液凝固・線溶関連

Q29 外傷における血液凝固・線溶系の管理 久志本成樹,山本圭祐,遠藤 成

Q30 播種性血管内凝固(DIC) 山川一馬

Q31 溶血性尿毒症症候群 渡邉栄三

Q32 ヘパリン起因性血小板減少症 釈永清志

各論 Ⅶ.内分泌・代謝・電解質関連

Q33 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)  萩原大輔,有馬 寛

Q34 甲状腺クリーゼ/甲状腺機能亢進症 赤水尚史

Q35 副甲状腺機能亢進症/副甲状腺機能低下症 野津雅和,山内美香

Q36 副腎皮質機能低下症(副腎クリーゼを含む) 坂本竜一,小川佳宏

Q37 糖尿病性ケトアシドーシス/高血糖性高浸透圧症候群 清水敬樹

Q38 高ナトリウム血症/低ナトリウム血症 猪谷哲司,寺田典生

Q39 高カリウム血症/低カリウム血症 宮川泰宏

各論 Ⅷ.精神関連

Q40 集中治療領域の鎮静・鎮痛・せん妄・睡眠の管理 中原貴志,鶴田良介

Q41 急性薬物中毒 山口 均

各論 Ⅸ.小児関連

Q42 小児集中治療 内田 要,松井彦郎

各論 Ⅹ.感染症関連

Q43 MRSA/MSSA/MRCNSに対する抗菌薬治療 植田貴史,竹末芳生

Q44 多剤耐性グラム陰性菌に対する抗菌薬治療 福井康貴,川筋仁史,山本善裕

Q45 嫌気性菌に対する抗菌薬治療 萩原真生,山岸由佳,三鴨廣繁

Q46 クロストリジウム感染症 久保有子,大毛宏喜

Q47 真菌感染症に関する抗真菌薬治療 田代将人,泉川公一

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書籍情報

  • ISBN:9784883785674
  • ページ数:336頁
  • 書籍発行日:2020年11月
  • 電子版発売日:2020年10月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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