- m3.com 電子書籍
- しくじり症例から学ぶ!Difficult Patient対応技法
商品情報
内容
Difficult Patient(困った患者)にどのように対応すべきか…
医師が患者をDifficult Patientと感じる要因は、決して患者のみにあるのではなく、環境要因や医師要因が関与しています。さらに、Difficult Patientの症例では、治療結果に悪影響があることが知られています。
様々な場面でついやってしまう“しくじり症例”と、医師が実際にとるべき具体的な対応技法を、要因分析とともにシナリオ化して解説。
明日からの診療に活かせる1冊です!
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
序文
Difficult Patient(困った患者)と出会ったとき,「今日はついていない」「ハズレを引いてしまった」といった感情を抱いたことはないでしょうか。かく言う筆者自身も,かつてはそう感じていた1人です。しかし,Difficult Patientと感じる要因は,決して患者のみにあるのではなく,環境要因,ひいては医師要因が関与しています。さらに,Difficult Patientの症例では,患者のアウトカムが悪化してしまうことが知られています。患者中心の良質な医療を提供するために必要な技法を身につけ,Difficult Patientに対応できなければなりません。本書は,その技法の獲得を目的としています。
本書は,我々医師が様々なシチュエーションで遭遇するであろう“しくじり症例”をシナリオとして提示しています。しくじり症例はネガティブなイメージで捉えられがちですが,そこには誰もが経験しうるピットフォール,すなわち,我々医師が学ぶべきことが,具体的な経験として集積されています。しくじり症例の提示に続いては,Difficult Patientに適切に対応するための具体的な技法を,要因分析とともにシナリオ化しています。さらに,その技法を今後の診療でどう活かしていくか提示しています。臨床経験豊富な執筆陣からの道標が,若手医師からベテラン医師まで,現場の先生方の新しい学びとなることを願ってやみません。
最後に,日本医事新報社編集部・荒井美幸氏の,企画を具体化し,より良い書籍を世に出すためのリードなしには,本書は成立しませんでした。また,本書の趣旨にご賛同頂き,英知と熱意を込めてご執筆頂いた先生方,さらに,本書作成の礎となる患者中心の医療を教えてくださった,師である生坂政臣先生,日々共に学んでいる先輩・後輩・友人,そして,陰ながら支えてくれている妻へ,この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
2020年12月
千葉大学医学部附属病院総合診療科/総合医療教育研修センター 鋪野紀好
目次
第1章 総論 Difficult Patientにどう対応するか
第2章 クリニカルシナリオ
●怒っている患者
1 長い待ち時間に対して怒っている患者
2 医師の態度,説明に対して怒っている患者
3 人格障害で話がまとまらない患者
●ノン・アドヒアランス
4 服薬の遵守が困難な糖尿病患者
●治療関連のトラブル
5 高血圧の治療に不満を持っている患者
6 民間療法について相談してきた肺がん患者
●薬剤処方希望
7 睡眠薬を求めてくる患者
8 まだあるはずの薬を何度も欲しがる患者
9 無症状だが漢方薬の処方を強く求める高齢女性患者
●頻回受診
10 救急外来の頻回受診患
●精神疾患・パーソナリティ
11 意識はあるのに意識がないと運ばれてきた患者
12 医学的に説明がつかない症状の患者
13 修正困難な思い込みのある患者
●多愁訴
14 不定愁訴の多い,術後のがん患者と家族
15 主訴が多数ある患者
●アルコール問題
16 酔って暴れる患者
●外国人患者
17 言葉の壁,文化の壁がある外国人患者
●医療者の受診
18 自信満々に自己診断してきた先輩医師
●コミュニケーション困難
19 対応困難と事前にラベリングされている患者
20 意思決定が困難な身寄りのない高齢患者
●話が長い患者
21 質問が多くて話が途切れない患者
●患者の付添人
22 入院を強く希望する患者・家族
23 治療は終わっているのに退院の話し合いに応じない家族
24 「全部調べて下さい」と希望する家族
25 意見が対立する複数の付添人
●悪い知らせ
26 プライマリ・ケアの現場で重大な知らせを伝える
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:4.9MB以上(インストール時:13.8MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:19.7MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:4.9MB以上(インストール時:13.8MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:19.7MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784784973828
- ページ数:278頁
- 書籍発行日:2021年1月
- 電子版発売日:2020年12月30日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。