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- IgA腎症を診る 改訂2版
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序文
2版の序
2015年3月,順天堂大学を定年退職する記念としてIgA腎症の病態をふまえた診療の考えかた,進めかたについて「IgA腎症を診る」を上梓しました.私の研究初期からの基礎・臨床の内容を紹介し,IgA腎症研究・治療の動向と今後への期待を自分なりにまとめさせていただきました.これまで,腎臓内科学に関わっている多くの臨床医と研究者にお読みいただけたとお聞きし,大変嬉しく思っています.
月日の経つのは実に早いものですでに5年が経ちましたが,基礎・臨床研究の両分野で多くの素晴らしい進歩がみられています.国際協力による本症の国際分類も一層改善されてきました.最近では,IgA腎症の病態とエビデンスに則った新しい治療法も開発されつつあります.その一方で,今では古典的となった病態のとらえ方や治療法もみられるようになりました.そのような現状から初版の内容を改訂し,より詳細に解説する必要があると感じておりましたところ,改訂第2版を刊行する機会にめぐまれました.
初版の目次をそのままに,2019年11月に監修させていただいた「IgA腎症の病態と治療」(中外医学社)の内容も紹介し,まとめさせていただきました.全般的に初版よりもレベルアップされたと思っています.本書も,IgA腎症の研究ならびに臨床に携わる多くの研究者・臨床医にお読みいただき,日常のお仕事に活かしていただければ幸いです.これまで,私が学んできた諸施設でご協力いただきました皆様に感謝いたします.また,臨床試験等でご協力いただきました多くの患者さんに深謝いたします.
最後に,本書の刊行にあたり諸事ご協力いただきました小川孝志部長はじめ中外医学社の皆さまに厚く御礼申し上げます.
2020年夏 都庁舎を眺めつつ
富野康日己
目次
第1章 IgA腎症の考えかた
1.IgA腎症の定義
2.IgA腎症の疫学
1.IgA腎症の頻度
2.IgA腎症の発症年齢
3.IgA腎症の症候
1.IgA腎症の症状
2.IgA腎症の臨床検査所見
3.IgA腎症の末期腎不全への進展と予後
4.IgA腎症の発症機序
1.IgA腎症発症の遺伝因子
2.IgA腎症の発症機序
5.新規非侵襲的バイオマーカー
6.IgA腎症の進展機序
1.IgA腎症における補体活性化
2.糸球体へのT細胞・単核球浸潤
3.糸球体上皮細胞(ポドサイト)障害
4.細胞外基質成分の変化
5.尿細管・間質障害
6.その他の因子:肥満・メタボリックシンドローム
第2章 IgA腎症の治療の進めかた
1.IgA腎症の病理組織学的分類
1.わが国の病理組織学的分類の変遷
2.オックスフォード国際分類
2.IgA腎症治療の一般的方針
3.典型的IgA腎症患者への実際の処方例
抗血小板薬:糸球体内血小板凝集抑制効果
魚油(fish oil):高純度EPA製剤であるイコサペント酸エチル
(エパデール)とオメガ-3脂肪酸エチル粒状カプセル(ロトリガ)
副腎皮質ステロイド薬:抗炎症効果
免疫抑制薬
降圧療法:全身血圧ならびに糸球体高血圧改善効果(腎保護作用,
尿蛋白改善効果)
4.KDIGO Clinical Practice Guideline for Glomerulonephritis
(Immunoglobulin A nephropathy)(2012)
1.治療総論
5.IgA腎症の腎臓専門医への紹介ポイント
6.IgA腎症の寛解基準
文献
索引
Topics 血清IgA/C3比
Topics 血清糖鎖異常IgA1
Topics 糖鎖異常IgA1(Gd-IgA1)と補体活性
Topics 組織学的重症度分類(日本分類)とオックスフォード分類の比較
Topics 副腎皮質ステロイド療法の効果
Topics 扁摘および扁摘パルス療法の意義
Topics 扁摘+副腎皮質ステロイドパルスの目的と現況
Topics 新規分子治療薬
Topics RAS阻害薬の効果
Topics EPPIC,K-STAR研究
Topics KDIGO Clinical Practice Guideline for Glomerulonephritis(Immunoglobulin A nephropahty)
Topics 血尿・蛋白尿と予後
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書籍情報
- ISBN:9784498224179
- ページ数:130頁
- 書籍発行日:2020年8月
- 電子版発売日:2020年7月31日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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