多発性骨髄腫の診療指針 第5版

  • ページ数 : 146頁
  • 書籍発行日 : 2020年9月
  • 電子版発売日 : 2020年11月27日
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商品情報

内容

ゲノム解析の進歩など基礎研究の蓄積により,新薬開発や併用療法の進歩が著しい多発性骨髄腫とその類縁疾患.本書では,多発性骨髄腫の定義から臨床所見,診断基準,治療,類縁疾患の診断と治療までを明快に解説.“臨床現場で気軽に手に取り,参照できるガイドライン”を目指し,診療に関する膨大な情報を図表で整理し,治療アルゴリズムや開発中の薬剤など,最新の動向も紹介.巻末には「資料編」として3,022例の臨床データを掲載.

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序文

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目次

Ⅰ 定義および疫学

1 定義

2 疫学

 1)罹患率と疫学

 2)診断時の年齢と性

 3)多発性骨髄腫の死亡数と死亡率

Ⅱ 臨床所見と初診時検査

1 臨床所見

 1)骨痛

 2)貧血

 3)腎障害

 4)高カルシウム血症

 5)易感染性

 6)神経症状

 7)その他

2 初診時検査

 1)末梢血・血液生化学

 2)M蛋白

 3)骨髄検査

 [コラム]多段階発がん過程

 4)骨病変の画像検査

Ⅲ 診断基準と病期分類

1 診断基準

 1)多発性骨髄腫

 2)くすぶり型多発性骨髄腫

 3)意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)

 4)孤立性形質細胞腫

 5)POEMS 症候群

 6)全身性AL アミロイドーシス

2 病期分類

Ⅳ 治療

1 治療開始時期

2 治療効果判定

3 多発性骨髄腫患者に対する治療アルゴリズム

 1)移植適応のある初発多発性骨髄腫患者

 2)移植非適応の初発多発性骨髄腫患者

 3)再発・難治性多発性骨髄腫患者

 [用語解説]risk-adapted strategy

4 PI・IMiDs・抗体医薬の併用療法のコンセプト

5 初期治療

 1)移植適応例に対する初期治療

 2)移植非適応例に対する初期治療

 3)高齢者(frail)に対する治療

6 維持療法

 1)THAL維持療法

 2)LEN維持療法

 3)BOR維持療法

 4)IXA維持療法

 [コラム]LEN 維持療法後の二次発がん

7 再発・治療抵抗性骨髄腫の治療

 1)再発・進行後の治療方針

 2)再発・治療抵抗例における治療レジメン

 3)再発・治療抵抗例における移植療法

 4)再発・治療抵抗例における治療選択

8 開発中の薬剤

 1)モノクローナル抗体(MoAb)

 2)分子標的薬

 3)CAR-T 療法

9 研究的治療─同種移植(ミニ移植を含む)

 1)骨髄破壊的前処置による同種移植

 2)用量減量前処置による同種移植

 3)タンデムHDC-ASCT/ミニ移植

 4)同種移植後の新規薬剤

10 放射線療法

 1)疼痛緩和を目的とする場合

 2)腫瘍の消失(縮小)を目的とする場合

11 合併症に対する治療

 1)骨病変

 [用語解説]骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ)

 2)高カルシウム血症

 3)貧血

 4)腎不全

 5)感染症

 6)神経障害

 7)その他,過粘稠度症候群など

Ⅴ 類縁疾患

1 POEMS 症候群(Crow–Fukase症候群,高月病)

 1)所見と診断基準

 2)治療

2 原発性アミロイドーシス

 1)アミロイドーシスの原因・分類

 2)原発性アミロイドーシス

3 MGRS

 1)MGRSの概念

 2)MGRSの検査と診断

 3)MGRSの治療戦略

4 原発性マクログロブリン血症

 1)定義と診断

 2)疫学

 3)遺伝子変異

 4)先行病態と治療開始基準

 5)治療

Ⅵ 患者に対する情報提供および支援活動

文献

資料編

索引

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