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指導がきっと楽しくなる!ICLS指導読本成長しつづけるためのステップアップガイド

  • ページ数 : 176頁
  • 書籍発行日 : 2024年10月
  • 電子版発売日 : 2024年10月16日
2,750
(税込)
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商品情報

内容

ICLS、JMECC、各種シミュレーション講習…
コースでの指導に困ったら、悩んだら、まず読んでみて!
指導がきっと、楽しくなります!

「上司にICLS指導をやってみろと言われたけど、一体何をどうしたら…!」
「シミュレーションコースでの指導、何度かやってみたけど、イマイチうまくいかないなぁ…」
「コース指導者としてもっとレベルアップしたいけど、誰に教えてもらったらいいんだろう…?」
そんなあなたを、200回以上のコース指導経験で培った著者のノウハウが導きます。

指導の基本は4つ。
・きちんと準備、振り返り
・明確な目標掲示
・受講者の行動をしっかり観察
・適切なフィードバック
本書を読んで、この基本を繰り返し深めていけば、きっとあなたも一目置かれるICLS指導者に!
初級→中級→上級とステップアップしながら、コース指導の基本とコツ、ピットフォールが楽しく、でもしっかりわかる。

ICLS、JMECCほか、各種シミュレーション講習指導のはじめの一歩に、もっとレベルアップしたいときに、自分の指導方法を見直したいときに、絶対オススメの1冊です。

序文

はじめに

ICLS コースの指導者として活動を始めてみて、あるいは、上司に「ICLSコースの指導をやってみなさい」と突然言われて、こんなことに悩んでいませんか?

・指導者としてコースに参加すると、頭が真っ白になってしまう。

・何とかコース指導をこなしても、終了後にどこかモヤモヤする。

・そもそも、シミュレーションコースでの指導方法なんて教わってない。

そんな悩みを解消し、受講者に「受講してよかった」と思ってもらえる指導をするには、そして、指導をしたあなた自身も満足に思える指導をするには、まず指導の基本を押さえる必要があります。

本書には、ICLS 指導の基本を学び、実際にそれに沿った指導ができるように、指導者として「意識すべきこと」や「実践すべきこと」を詰め込みました。そして、私が長年のICLS 指導経験で培ってきた実践的なノウハウも隠すことなく、すべて伝授していきます。

ICLS コースの指導でもっとも重要なのは、「受講者が習得すべき目標を明確にし、目標に応じた行動に対して適切なフィードバックをする」こと、です。

これを実践するために、受講者に対して指導者がとるべき行動は、次の3つにまとめられます。

・実技に入る前に、明確な目標を掲示する。

・実技中は、掲示した目標に関する受講者の行動を観察する。

・実技が終わったら、目標に関することを具体的にフィードバックする。

この3つのことを常に意識し、適切なタイミングで実践することで、どのステーションを担当しても、どのシナリオを担当しても、個々のスキルを実践させるときでも、あなたの指導が受講者の手技や知識を確実に向上させるでしょう。

「ICLS コースでの指導は難しい」と悩む人は少なくありません。しかし、指導の基本・ポイントを押さえて実践していけば、必ず、誰でも、受講者の行動を変えることができます。

レベルアップしたくても頼れる先輩指導者が周りにいない、という方もいると思いますが、私が、いえ本書が、あなたの“先輩指導者”です。

本書を通じて、入門編から上級編まで少しずつステップアップしながら、自信をもってコース指導に臨める指導力を身につけていきましょう。きっとあなたも、認定インストラクターとして一目置かれる、あるいはブースリーダーとして誰からも頼られ任される、“一人前の指導者”になれるはずです。

私は、ICLS コースでの指導を通じて、「指導力」という貴重な武器を手に入れました。この武器を得たことで、全国各地のコースに指導者として招かれるようになり、その土地ならではのおいしい料理やお酒を楽しむ機会にも恵まれるようになりました。また、さまざまな指導者や受講者と知り合ったことで、人脈を通じた世界の広がりも実感しています。

コース指導に限らず、日々の臨床現場でも、はたまたプライベートでも、この「指導力」という武器は応用できるものです。自分の職場で快適に働くためには、後輩や同僚スタッフ(時には上司も)の教育が欠かせません。患者教育に役立つこともあるでしょう。プライベートでも、子どもやパートナーや親など身近な人に何かを教えたり、伝えたりしなければならないときがあるかもしれません。

このように、「指導力」は現代社会で必要不可欠な能力といっても過言ではありません。

読者であるあなたに、一生モノの確固たる「指導力」という武器を身につけてもらうこと、また、この先の指導者人生を自信と充実感に満ちたものにしてもらうことが、本書の目的です。

そして、あなたにとって「一度読んだら終わり」の本ではなく、ICLS 指導で悩んだとき、迷いが生じたときに「この本に戻ってくれば大丈夫だ」と、心のよりどころになる一冊となれば幸いです。

本書をぜひ、隅から隅まで(カバーも外して)読み込んでください。どこかに、あなたの指導者としての道標がそっと隠されているかもしれません。本書を通じて、1人でも多くの方が優れたICLS 指導者となること、また、その指導者のもとでICLS を受講した人が1人でも多くの患者さんを救えるようになることを、心から願っています。


2024年9月

岐阜大学医学部附属病院
伊藤 貴康

目次

第1部

何人かの指導者にフルボッコにされつつ、全国のコースに呼ばれるようになるまで

第2部 入門編

指導者の基礎としてこれだけは絶対にやろう

1章 目標を提示する

2章 フィードバックをする

3章 受講者の行動を観察する

4章 コンセンサスや指導要綱を読み込む

第3部 中級編

認定インストラクターにふさわしい指導力を身につける

1章 フィードバックするときの立ち位置と視線

2章 時間管理

3章 シナリオの進め方

4章 受講者からの質問への対応

5章 シナリオ中に介入するか、スルーするかの判断

6章 指導者としての目標設定と振り返り

第4部 番外編

指導者としてやってはならないこと、やったほうがよいこと

1章 指導者としてやってはならないこと

2章 実践したら指導がうまくいくようになったこと

第5部 仕上げ編

ここまでできたら一人前

1章 資器材の管理

2章 伝えたいことを効果的に伝える

3章 シナリオ作成のコツ

第6部 上級編

マネジメント能力を磨こう

1章 ブースリーダーの役割

2章 指導者への介入

3章 事前準備と事後処理

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書籍情報

  • ISBN:9784867191019
  • ページ数:176頁
  • 書籍発行日:2024年10月
  • 電子版発売日:2024年10月16日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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