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- 消化器ナーシング2024年秋季増刊 消化器がんコンプリートBOOK
商品情報
内容
【この1冊で「消化器がん」をまるっと理解!】
消化器がんの病態・検査・治療・ケアを網羅的にとりあげる。
外科・内科、化学療法…など幅広い治療から、急性期~緩和、看取りに至るケアまで詳細に解説。
新人ナースには“学び始めのきっかけ”に、ベテランナースには“復習のきっかけ”になる一冊。
序文
はじめに
私が医者になって30 年近く経ちますが、30 年前の教科書を見直すと、現在とのあまりの違いにホントびっくり!します。「10 年ひと昔」とは言いますが、ほんの数年の間だけみても、消化器がん領域は劇的に変化し続けています。
たとえば、外科手術。当時の消化器がん手術はすべて「開腹手術(開胸手術)」でした。それが2000 年ごろに登場した「腹腔鏡手術(胸腔鏡)」が今や主役になりました。さらに2018 年に「ロボット支援手術」が保険適用となり、急速に広まりつつあります。
たとえば、内視鏡治療。「EMR」を進化させた「ESD」が開発されました。2000 年代から急速に普及したESD により、内視鏡治療の守備範囲が大きく広がりました。
たとえば、薬物療法。抗がん薬に加えて、さまざまな分子標的薬が毎年のように次々と開発されています。さらには、免疫チェックポイント阻害薬が使用され始めています。
たとえば、放射線治療。化学療法との組み合わせでその効果が高まることが明らかになり、適応が広がりました。さらに、最近では粒子線という新たな治療方法も登場しました。
本書では、「消化器がんに関する2024 年秋の最新情報」を、第一線で活躍するエキスパートたちが詳細に解説しました。具体的には、
① 消化器がんの病態・検査・治療はもちろん、急性期から緩和・看取りに至るケアについても網羅
② 患者さんとその家族への指導や在宅ケアとの調整など、治療後のナースの役割にも言及
③ ポイントアドバイス、用語解説、豆知識など、嬉しい補足解説も充実新人ナースの皆さんは予習として、ベテランナースの皆さんは復習として、この本書をぜひご活用ください。患者さんにとってよりよい治療と看護を提供するために、ともに学びともに成長していきましょう。
2024年8月
東京大学医科学研究所 フロンティア外科学分野 教授 志田 大
目次
【1章】食道がん
病態・症状
1 食道がんはどんな疾患?(山下裕玄)
検査・診断
2 どんな検査を行う?どう診断する?(森 和彦)
治療・ケア
3 食道切除術(森 和彦)
4 食道がんEMR(内視鏡的粘膜切除術)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
(石橋史明)
5 食道がん薬物療法(柿本英明、浅井望美、加藤 健)
6 食道がん放射線療法(伊藤芳紀)
7 食道がん症状への対症療法(森 和彦)
【2章】胃がん
病態・症状
1 胃がんはどんな疾患?(山下裕玄)
検査・診断
2 どんな検査を行う?どう診断する?(北野翔一、小濵和貴)
治療・ケア
3 胃切除術(北野翔一、小濵和貴)
4 胃がんEMR(内視鏡的粘膜切除術)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
(平野正明)
5 胃がん薬物療法(谷江智輝、馬場啓介、朴 成和)
6 胃がん症状への対症療法(山下裕玄)
【3章】肝臓がん
病態・症状
1 肝臓がんはどんな疾患?
(百瀬博一、工藤翔平、吉田智幸、蓮井宣宏、松木亮太、小暮正晴、阪本良弘)
検査・診断
2 どんな検査を行う?どう診断する?
(百瀬博一、工藤翔平、吉田智幸、蓮井宣宏、松木亮太、小暮正晴、阪本良弘)
治療・ケア
3 肝切除(風見由祐、長谷川 潔)
4 肝移植(風見由祐、長谷川 潔)
5 ラジオ波焼灼療法(RFA)(内野康志、建石良介)
6 肝動脈化学塞栓療法(TACE)(内野康志、建石良介)
7 肝動注化学療法(内野康志、建石良介)
8 肝臓がん薬物療法(三重尭文、笹平直樹)
9 肝臓がん症状への対症療法(内野康志、建石良介)
【4章】胆道がん
病態・症状
1 胆道がんはどんな疾患?(渡辺雄一郎、岡本光順)
検査・診断
2 どんな検査を行う?どう診断する?(原田庸寛、脊山泰治)
治療・ケア
3 胆道がん切除術(渡辺雄一郎、岡本光順)
4 門脈塞栓術(冲永裕子、脊山泰治)
5 胆道ドレナージ・ステント留置(福田壮馬、肱岡 範)
6 胆道がん薬物療法(三重尭文、笹平直樹)
7 胆道がんの放射線治療(瀧山博年)
8 胆道がん症状への対症療法(福田壮馬、肱岡 範)
【5章】膵臓がん
病態・症状
1 膵臓がんはどんな疾患?(井上陽介)
検査・診断
2 どんな検査を行う?どう診断する?(井上陽介)
治療・ケア
3 膵臓がん切除術(杉谷 純、齋浦明夫)
4 バイパス手術(杉谷 純、齋浦明夫)
5 内視鏡的膵管ステント留置術(EPS)(八木 伸、肱岡 範)
6 膵臓がん薬物療法(三重尭文、笹平直樹)
7 膵臓がん放射線療法(伊藤芳紀)
8 膵臓がん症状への対症療法(八木 伸、肱岡 範)
【6章】大腸がん
病態・症状
1 大腸がんはどんな疾患?(進士誠一)
検査・診断
2 どんな検査を行う?どう診断する?(吉田武史)
治療・ケア
3 大腸切除術(桂 隆介、野村明成)
4 内視鏡的切除術(ポリペクトミー、EMR、ESD)(山田真善)
5 大腸がん薬物療法(谷江智輝、馬場啓介、朴 成和)
6 大腸がんの放射線治療(瀧山博年)
7 大腸がん症状への対症療法(山田真善)
【7章】がん患者の退院支援
退院支援・退院調整
1 患者・家族指導(眞崎健太)
2 在宅との調整(木嶋あすか)
【8章】緩和ケア・看取り
心に寄り添うケア
1 ACP(厚坊浩史)
2 メンタルのケア(厚坊浩史)
症状別ケア
3 痛み(伊藤哲也)
4 呼吸困難(伊藤哲也)
5 悪心・倦怠感(伊藤哲也)
6 便秘(伊藤哲也)
7 腹水(伊藤哲也)
8 不眠(伊藤哲也)
心に寄り添うケア
9 看取り期にできること(伊藤哲也、藤原紀子)
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書籍情報
- ISBN:9784840483339
- ページ数:272頁
- 書籍発行日:2024年10月
- 電子版発売日:2024年11月2日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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