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- はじめての胎児心拍数モニタリング(CTG)
商品情報
内容
胎児心拍数モニタリングへのファースト・ステップとして、ごくごく最初の入門書としてまとめられた一冊。 基本的専門用語の説明や装置の使い方から、心拍数モニタリングの評価と判定基準まで、わかりやすく解説されています。
※書籍カバー裏の特別付録ポスターは巻末に付属しています。
>はじめてのシリーズ『 はじめての人工呼吸器』はこちら
序文
ようこそ!
私たちは,あなたの胎児心拍数モニタリング(CTG)への入門を大歓迎します.
新しい生命誕生という神秘的で神聖なる出産現場は,感動と喜びに包まれながらも責任の重さによる緊張感があります.また専門職能としての使命感と誇りに満ちていて,とても充実してやりがいのある職場です.
私たちは少しだけ先輩として,あなたの胎児心拍数モニタリングへのファースト・ステップを支援します.どんなことでも遠慮なく,身近な先輩やプリセプターに質問や疑問を投げかけてください.新しい仲間として,いつでもやさしく親切に教えてくれますよ.最初はみな初心者であり,何もわからないのが当たり前です.今ならどんなことでも何度でも質問できます.「何か少しでも手がかりがあればいいなぁ」ぐらいの軽い気持ちで良いのです.
そんなあなたのために,ごくごく最初の入門書としてまとめられたのが本書です.基本的専門用語の説明や装置の使い方から,心拍数モニタリングの評価と判定基準まで,わかりやすく解説されています.実際の装着実技の写真やモニタリング事例を参考にして,自分自身で胎児心拍数モニタリングにチャレンジしてください.「習うよりも慣れろ」と言われるように,モニタリングに慣れてください.通常,3カ月から6カ月もすれば,十分に慣れて判読できるようになります.
私たちの仕事は,元気な新しい生命誕生に立ち会い,たくましい第一声の産声に感動し,安堵しながら,元気印のパワーを頂けるのです.モニタリングをしっかり把握することは,元気な新しい生命を迎えることにつながり,それが私たちの天職としての誇りとやりがいになります.
あなたの臨床力の向上と専門職能としてのご成功をお祈りします.
2013年 9月
三宅医院 院長 三宅 馨
目次
【第1章基礎編】
<1>分娩監視装置って何をするもの?
●分娩監視装置・胎児心拍数モニタリングの目的
●装着時期
●機器の名称
●装着の手順(外測法)
●装着中の確認事項
●はずし方の手順
●各社の記録紙
<2>胎児心拍数モニタリングってどんなもの?
●胎児心拍数陣痛図(CTG)
●胎児心拍数モニタリングの読み方 重点3項目
【第2章NST編】
<1>NST(ノンストレステスト)をマスターしよう!
●NST装着の手順
●NSTの判定
●一過性頻脈(アクセレレーション)
●胎児の状態が良好なサイン
●実際のNSTの波形を見てみましょう!
<2>CSTを理解しよう!
●CST(contraction stress test)の判定
●CSTの波形
【第3章実践編】
<1>陣痛についての情報収集をマスターしよう!
●入院の判断(電話による問い合わせ)
●入院時の観察ポイント
●陣痛とは
<2>分娩時の胎児心拍数モニタリングをマスターしよう
●一般的な正常波形
●一過性頻脈(acceleration)
●基線細変動(variability)減少または消失
●頻脈(tachycardia)
●徐脈(bradycardia)
●早発一過性徐脈(early deceleration)
●変動一過性徐脈(variable deceleration)
●遅発一過性徐脈(late deceleration)
●遷延一過性徐脈(prolonged deceleration)
<3>これだけは覚えたい分娩中の要注意波形
●高度徐脈(severe bradycardia)
●基線細変動(variability)の消失
●頻発する遅発一過性徐脈(late deceleration)
●サイナソイダルパターン(sinusoidal pattern)
<4>胎児心拍数モニタリング(CTG)と対応
<5>胎児心拍数モニタリング(CTG)の用語と定義
●引用・参考文献
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書籍情報
- ISBN:9784840445344
- ページ数:64頁
- 書籍発行日:2013年10月
- 電子版発売日:2016年7月1日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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