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整形・災害外科 2022年10月号 65巻11号 特集 整形外科領域のベンチャー・スタートアップ 【電子版】

  • ページ数 : 132頁
  • 書籍発行日 : 2022年10月
  • 電子版発売日 : 2022年9月30日
2,860
(税込)
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商品情報

内容

整形外科領域のベンチャー・スタートアップ
医療・健康領域のスタートアップと呼ばれるプロジェクトに必要なこと−イノベーションとそのプロセスとしてのBiodesign
研究成果を社会実装する際の課題とその対策−産学官連携とスタートアップ支援
変形性膝関節症に対する低侵襲インプラントの開発 ほか

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序文

整形外科領域のベンチャー・スタートアップ


日本の重要政策の一つとして,世界の産業構造の変化に対応するために「世界と伍するスタートアップ・エコシステム拠点都市の形成」が掲げられている。2022年をスタートアップ創出元年としたうえで,「経済の力強い成長を実現させるためには,イノベーションの担い手であるスタートアップを徹底的に支援し,新たなビジネス,産業の創出を進めるとともに,高い付加価値を生み出す成功モデルを創出する必要がある」として2022年8月にはスタートアップ担当大臣も新設された。国全体がベンチャー・スタートアップ創出に向けて大きく動いていることがわかる。

多くのニーズが目の前にある医療現場では,ニーズ解決のためにIT技術等を用いたスタートアップが次々と起業されている。今回は,その中でも整形外科領域で活躍するベンチャー・スタートアップについての特集を企画した。

特集内では,なぜスタートアップを行うのか,どのような視点でneedを明確化して質を高めるべきなのか(佐伯先生)という根幹となる知識や,研究成果をスタートアップにつなげるために必要なサポートとは何か(野口先生)という産学官の視点からサポートの情報や問題点についての解説をいただいた。さらに,実際にスタートアップを起業している整形外科医師・リハビリテーション科医師の取り組みの紹介として,変形性膝関節症のインプラント開発(松﨑先生),胸部X線写真による骨密度計測機器(佐藤先生),汗中乳酸測定デバイスの開発(中島先生),起立型車椅子の開発(清水先生),医師間コミュニケーションシステムの構築(大谷先生)のテーマで現在までの取り組みや今後の課題について解説をいただいた。また,研究成果の社会実装として,精密加工装置の開発の経緯や臨床応用(内尾先生)について解説をいただいた。視点を変えて,非営利組織のスタートアップ(大関先生)として,スポーツ医学検定の設立や運営の経緯,社会への普及についても解説をいただいている。

どのように問題を明確化してスタートアップに進めばよいのか,誰を巻き込めばよいのか,この先にどのような問題が起こるのか等,整形外科医がこれから起業を目指す際に立ちはだかるであろう多くの疑問の解決の一助になれば幸いである。


(藤田浩二)

目次

特集 整形外科領域のベンチャー・スタートアップ

医療・健康領域のスタートアップと呼ばれるプロジェクトに必要なこと−イノベーションとそのプロセスとしてのBiodesign

佐伯 将臣

研究成果を社会実装する際の課題とその対策−産学官連携とスタートアップ支援

野口 裕史

変形性膝関節症に対する低侵襲インプラントの開発

松崎 時夫

AIによる胸部X線写真からの骨密度計測機器の実用化に向けて

佐藤 洋一

汗中乳酸測定ウェアラブルデバイスの開発

中島 大輔

車椅子ユーザーに立って移動する選択肢を−起立型車椅子Qoloの開発

清水 如代

医師間コミュニケーションシステムの構築

大谷 隼一

精密骨加工装置の開発と臨床応用

内尾 祐司

非営利組織のスタートアップ−スポーツ医学検定の設立・運営

大関 信武

Personal View

わが師の恩

金治 有彦

整形外科手術 名人のknow-how

骨盤輪骨折に対する新しい創外固定法

普久原 朝海

新しい医療技術

3Dバックスキャナーを用いたモアレ画像撮影機器による側弯症検診の有効性の検討

渡辺 航太

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書籍情報

  • ISBN:9784003306511
  • ページ数:132頁
  • 書籍発行日:2022年10月
  • 電子版発売日:2022年9月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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