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- 眼科 2022年6月号 64巻6号 特集 正常眼圧緑内障と眼圧 【電子版】
商品情報
内容
1.体位と変動
2.コンタクトレンズセンサーによる24時間眼圧変動
3.脳脊髄圧と眼圧 ほか
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序文
序論
今月の特集は「正常眼圧緑内障と眼圧」である。正常眼圧緑内障は,医師も患者も“正常” という言葉に惑わされがちである。眼圧が正常なので,緑内障の発症原因を眼圧以外の要因に求めるという考えも当然成り立つ。ただ,問題なのは,今自分の目の前にいる患者の眼圧は本当に正しく評価できているのかという点である。正常眼圧緑内障は,眼圧とは何なのかということを最も考えさせられる病態と思われる。今回は,5つのテーマに関して,正常眼圧緑内障における眼圧を考察してみた。
まず,体位と眼圧の変化である。これは今回執筆いただいた原岳先生が長年にわたり調査,研究されてきたテーマであり,座位と仰臥位における眼圧の違いとその原因が明瞭に説明されている。次に,24時間眼圧変動に関してである。心電図や血圧においては24時間測定が定着しているが,眼圧はまだその端緒についたばかりである。正常眼圧緑内障患者は,24時間眼圧が正常なのかという重要な問題を解決してくれる可能性もあり期待が持たれる。現時点では自由診療枠内ということになっているが,トリガーフィッシュの使用法と解釈について,東條直貴先生が詳しく解説されている。さらに,脳脊髄圧(脳圧)と眼圧の関係である。“篩状板圧較差” という考え方があるが,これは基本的には眼圧と脳圧との圧較差ということになる。したがって,脳圧が低い場合は,眼圧が正常範囲内であっても篩状板にかかる負荷は強くなる。野呂隆彦先生には,実験緑内障によるデータも含め詳細に解説いただいた。また,24時間眼圧測定でもわかったことであるが,瞬目により眼圧はスパイク状に高くなる。では,目をぎゅっと閉じると眼圧はどうなるのであろうか。閉瞼が眼圧に与える影響は興味深いテーマである。浪口孝治先生は,多くの自験例を中心に眼瞼圧と眼圧の関係を解析されている。眼瞼圧が24時間眼圧とも相まって新しい眼圧評価パラメータになってくるのか,今後の展開がまたれるところである。最後に,我々眼科医の最大の悩みのひとつ,“超低眼圧” 正常眼圧緑内障に眼圧下降療法は有効かという点である。大御所のお一人である山本哲也先生に解説いただいた。真摯に緑内障と向き合ってこられた先生ならではのご見解であり,必読していただきたい。
富田剛司 済安堂 井上眼科病院
目次
特集:正常眼圧緑内障と眼圧
序論 富田剛司
1.体位と変動 原 岳
2.コンタクトレンズセンサーによる24時間眼圧変動 東條直貴
3.脳脊髄圧と眼圧 野呂隆彦
4.眼瞼圧と眼圧 浪口孝治
5.正常眼圧緑内障に対する眼圧下降治療の意義 山本哲也
綜説
房水流出路の科学と薬物治療 井上俊洋
脈絡毛細血管板の血行動態 秋山英雄
ウェットラボでのトレーニングに役立つ豚眼の解剖の基礎知識
10.外眼筋 鈴木映美 555
原著論文
抗血管内皮増殖因子薬硝子体内注射直後の網膜内層複合体厚と
網膜血管密度の変化 根本 蒼・他
症例報告
ヘッドマウント型視野計が診断に有用であった心因性視覚障害が疑われた1例 長谷川岳史・他
再発を繰り返す抗MOG抗体陽性視神経炎に対して免疫グロブリン大量静注療法が著効した1例 大竹祐毅・他
強膜内陥術後における膨化マイラゲルを圧出により摘出できた1例 平井研登・他
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書籍情報
- ISBN:9784003506406
- ページ数:106頁
- 書籍発行日:2022年6月
- 電子版発売日:2022年6月10日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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