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- 救急医学 2022年2月号 第46巻第2号 救急医もちゃんと知っておきたい;出血性疾患・血小板数低下疾患
商品情報
内容
救急診療からの迅速で適切な対応が予後に直結する「出血性疾患・病態」と「血小板数低下を伴う血栓性疾患」。メジャーなものからマイナーなもの、そしてCOVID-19やそのワクチン接種に起因する凝固異常まで、臨床上のポイント・ピットフォールを中心に症例を交え、エキスパートが徹底解説。
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序文
特集:救急医もちゃんと知っておきたい出血性疾患・血小板数低下疾患
出血性疾患や血小板数低下をきたす疾患は,適切かつ迅速な診断・治療が予後に直結する点で,まさに「救急医もちゃんと知っておきたい」疾患になるかと思います。これらの疾患のなかには,本来であれば病態が180° 相反する出血性素因と血栓性素因を併せもつものも含まれています。この場合,血小板数が低下しているにもかかわらず,適切な抗凝固療法を行うことによって初めて患者の救命が達成されることもあります。
今号では,このような「血小板数低下を伴う血栓性疾患」と「出血性疾患・病態」のうち代表的なものを取り上げ,臨床に役立つポイントを中心に解説する特集を組ませていただきました。
血小板数低下を伴う血栓性疾患としては,播種性血管内凝固(DIC),血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),溶血性尿毒症症候群(HUS),ヘパリン起因性血小板減少症(HIT),抗リン脂質抗体症候群(APS),新型コロナウイルス感染症(COVID-19),ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)を取り上げています。
出血性疾患・病態としては,免疫性血小板減少症(ITP),血友病,後天性血友病,von Willebrand 病(先天性・後天性),ビタミンK 欠乏症,IgA 血管炎,オスラー病,AL アミロイドーシス,そして薬剤を取り上げています。
さらに,これらの疾患の診療には血栓止血学的な血液検査を適切に進めていくことが重要であるため,特集のはじめに検査についても概説しました。
本特集で取り上げるこれらの疾患・病態は,いずれも近年新しい知見が得られているものであり,各項目そのような知見もふまえ,わが国を代表するエキスパートの先生方にご解説いただきました。内容としては,初期治療と次の一手,救急診療におけるピットフォール,実際の症例提示などは,本誌読者の皆様にとってとくに重要で,「知りたい/ 知っておきたい」内容であるはずです。
本特集が,救急医をはじめとする多くの医療関係者の皆様のお役に立つことを願ってやみません。
特集企画ゲストエディター:金沢大学附属病院高密度無菌治療部 朝倉 英策
目次
特集:救急医もちゃんと知っておきたい出血性疾患・血小板数低下疾患
異常出血時における血液検査の進め方
金沢大学附属病院血液内科/山田 真也 他
Ⅰ.血小板数低下を伴う血栓性疾患・病態
播種性血管内凝固(DIC)
金沢大学附属病院血液内科/山田 真也 他
大動脈瘤・血管奇形に起因するDIC
金沢大学附属病院血液内科/山田 真也 他
血栓性血小板減少性紫斑病/溶血性尿毒症症候群/非典型溶血性尿毒症症候群
奈良県立医科大学輸血部/久保 政之 他
ヘパリン起因性血小板減少症
北海道大学病院検査・輸血部/安本 篤史
抗リン脂質抗体症候群
岩手県立中部病院臨床検査科・血液内科/家子 正裕
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連凝固異常
福岡大学医学部救命救急医学講座/石倉 宏恭
ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症
金沢大学附属病院血液内科/山田 真也 他
Ⅱ.出血性疾患・病態
免疫性血小板減少症
大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学/柏木 浩和
血友病
東京医科大学医学部医学科臨床検査医学分野/天野 景裕
自己免疫性後天性凝固因子欠乏症
群馬大学医学部附属病院血液内科/小川 孔幸
von Willebrand病
兵庫医科大学呼吸器・血液内科/日笠 聡
後天性von Willebrand症候群
東北大学加齢医学研究所基礎加齢研究分野/堀内 久徳
ビタミンK欠乏症
東北大学病院高度救命救急センター/山本 圭佑 他
IgA 血管炎による出血傾向
新潟大学地域医療教育センター血液内科/関 義信
オスラー病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)
介護老人保健施設ニコニコ苑/秋田大学名誉教授/塩谷 隆信
ALアミロイドーシス
南砺市民病院内科/総合診療科/臨床教育・研究センター/荒幡 昌久 他
抗血栓薬と出血;薬学的観点から
金沢大学医薬保健研究域薬学系臨床薬学研究室/菅 幸生
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書籍情報
- ISBN:9784012004602
- ページ数:138頁
- 書籍発行日:2022年2月
- 電子版発売日:2022年2月11日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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