・片麻痺があっても頭部CTの前に必ず血糖値チェック！

診断名 低血糖性片麻痺

・脳梗塞のように片麻痺で受診する大動脈解離がある！

診断名 急性大動脈症候群（大動脈解離）

・頭蓋内疾患だけではショックにならない！

診断名 急性下壁心筋梗塞，完全房室ブロック

・脳梗塞と誤認される硬膜下血腫がある

診断名 亜急性硬膜下血腫

・神経内科対診が遅れるならばアシクロビル開始！

診断名 ヘルペス脳炎

・若い女性の心房細動は甲状腺クリーゼを疑う

診断名 甲状腺クリーゼ

・頭部CTで見逃しうるクモ膜下出血がある

診断名 クモ膜下出血

・3日以上続く頭痛は神経内科に対診するべし！

診断名 脳静脈洞血栓症

・頭痛，嘔吐しか訴えない緑内障がある！

診断名 原発閉塞隅角緑内障

・「内耳性めまい」と誤診される小脳出血

診断名 高血圧性小脳出血

・発症早期の頭部CTで小脳脳幹梗塞は否定できない

診断名 小脳梗塞

・「めまい」で最も怖いのはVertigoではなくPre-syncope！

診断名 大動脈解離，心タンポナーデ

・一過性意識消失は常に循環器内科から対診する！

診断名 Brugada症候群

・「特発性癲癇」と誤認されている不整脈患者がいる！

診断名 先天性QT延長症候群

・全身痙攣＝頭蓋内疾患＝頭部CTの呪縛

診断名 異型狭心症発作中の完全房室ブロック

・頻繁に受診する癲癇発作患者のピットフォール

診断名 癲癇発作時転倒による頭蓋内損傷

・生理食塩水が禁忌の低ナトリウム血症が多い

診断名 統合失調症，水中毒

・Medical Clearanceなしに精神科紹介は厳禁！

診断名 硬膜下血腫

・過換気症候群をなめてはいけない

診断名 若年脳梗塞→過換気症候群

・「精神科受診歴」「精神科通院中」で目がくもる

診断名 慢性血栓塞栓性肺高血圧症

・精神科？ 心療内科？ の対応術を磨くべし！

診断名 S状結腸癌，結腸膀胱瘻

・過去に経験のない後頸部痛は椎骨動脈解離から考える

診断名 椎骨動脈解離→クモ膜下出血

・石灰沈着性頸長筋腱炎とCDSをセットで覚える

診断名 石灰沈着性頸長筋腱炎

・Atypical is Typical !

診断名 急性前壁心筋梗塞

・大動脈解離は多彩な症状で多くの診療科を受診する

診断名 急性大動脈症候群（大動脈解離）

・頸部より上の帯状疱疹は中枢神経への波及も考慮する

診断名 帯状疱疹ウイルス性髄膜脳炎

・ACS様の心電図変化をきたす疾患を覚える

診断名 クモ膜下出血

・胸痛消失，心電図正常でACSは否定できない！

診断名 急性冠症候群（ACS)

・発症早期の心電図，心筋マーカーでACSを否定しない

診断名 急性心筋梗塞

・大動脈解離を急性大動脈症候群として捉える

診断名 大動脈壁内血腫（偽腔閉塞型大動脈解離）

・ACS→急性大動脈症候群→肺塞栓→食道破裂の順に考える

診断名 特発性食道破裂

・StridorかWheezingか，それが問題だ！

診断名 急性喉頭蓋炎

・COPDの急性増悪と誤認される肺塞栓

診断名 COPD＋肺塞栓

・非外傷性腹腔内出血の原因

診断名 分節性動脈中膜融解（SAM）→腹腔内出血

・解熱鎮痛薬でマスクされる敗血症

診断名 結石性腎盂腎炎→敗血症

・原因不明のショックでは副腎不全を忘れるな！

診断名 副腎クリーゼ

・β遮断薬内服中のアナフィラキシーショック

診断名 アナフィラキシーショック

・主訴「咳嗽」で左心不全が受診する！

診断名 左心不全

・主訴「風邪」でも命にかかわることがある

診断名 発熱性好中球減少症→緑膿菌敗血症

・5 Killer Sore Throat をマークするべし！

診断名 咽頭側壁膿瘍＋急性喉頭蓋炎

・「胃腸炎」は誤診の始まり

診断名 劇症型ウイルス性心筋炎

・ 虫垂炎を誤診しやすい患者群を知るべし！

診断名 穿孔性虫垂炎

・糖尿病患者の「食べられない」は緊急事態

診断名 糖尿病性ケトアシドーシス

・「胃が痛い」と受診する急性冠症候群がいる！

診断名 急性前壁心筋梗塞

・ 胆石・胆嚢炎と総胆管結石・胆管炎とは大違い！

診断名 総胆管結石・胆管炎・敗血症性ショック

・便秘による腹痛と誤認されるS状結腸穿孔

診断名 S状結腸穿孔

・腸閉塞の外科対診のタイミングは難しい

診断名 絞扼性腸閉塞

・「激痛なのに軟らかいお腹」は上腸間膜動脈閉塞を考える

診断名 上腸間膜動脈閉塞

・高齢者はタール便も「下痢」と言う

診断名 出血性胃潰瘍・出血性ショック

・ハイリスクな血便患者をどう選ぶのか

診断名 大腸癌からの出血・出血性ショック

・コーヒー残渣様吐物だから主病変が消化管出血とは限らない

診断名 高血圧性小脳出血

・Red Flag Back Painを知るべし！

診断名 化膿性椎体椎間板炎

・ 「尿管結石疑い」のピットフォール

診断名 腹部大動脈瘤破裂＋水腎症

・ 大動脈以外の動脈解離をマークする

診断名 腹腔動脈解離，脾梗塞

・通院中の病気を確認すればわかる見逃し

診断名 細菌性心内膜炎，脾臓膿瘍

・ 一側の下腹部痛だけで受診する精索捻転の男子がいる

診断名 精索捻転

・ 10年前の既往歴が手がかり

診断名 非外傷性膀胱破裂

・女性の下腹部痛は月経周期のタイミングが鍵

診断名 骨盤内炎症性疾患

・若い女性の下腹部痛は妊娠反応をしてから考える

診断名 異所性妊娠破裂

・ 整形外科に対診される閉鎖孔ヘルニア嵌頓

診断名 閉鎖孔ヘルニア嵌頓

・ 急性単関節炎はそうでないとわかるまでは細菌性関節炎として扱う

診断名 細菌性膝関節炎・敗血症

・一側下肢全体の腫脹は深部静脈血栓症から考える

診断名 下肢深部静脈血栓症

・蜂窩織炎 vs 壊死性軟部組織感染症

診断名 壊死性筋膜炎

・高齢者の外傷は急病や薬の副作用が原因

診断名 完全房室ブロック→転倒

・頭蓋内損傷だけならショックにならない

診断名 頭蓋内損傷＋緊張性気胸

・自力歩行可能な脊髄損傷がある

診断名 後縦靭帯骨化症＋中心性頸髄損傷

・遅れて所見の出てくる腹部外傷が多い

診断名 膵臓挫傷

・穿通性外傷，見かけと中身は大違い

診断名 胸部刺創・異物残存

・新しい抗凝固薬の罠

診断名 骨折＋抗凝固薬→出血性ショック

・救急室で最も多い見逃し，それは骨折

診断名 脳梗塞＋大腿骨頸部（nondisplaced）骨折

・放射線科医の読影報告書

診断名 多発外傷+肺癌

・「単なる泥酔」vs「泥酔＋急病，頭蓋内損傷」

診断名 泥酔＋急性硬膜下血腫

・2歳以下の嘔吐は髄膜炎と腸重積をマークする

診断名 腸重積

・小児低体温溺水の心肺蘇生は特別

診断名 低体温溺水

・小児の外傷は常に虐待を考慮する

診断名 虐待による肝破裂

・認知症の高齢者はバイタルサインに注目する

診断名 肺炎→転倒→顔面外傷

・「誤嚥性肺炎」の罠

診断名 肺結核症

・高齢者の「尿はよく出ています」にだまされるな！

診断名 高浸透圧性高血糖症

・ジギタリス内服中の高齢者はジギタリス中毒を疑う

診断名 ジギタリス中毒→転倒

・高齢者の転倒リスクが高くなる薬剤

診断名 β遮断薬による徐脈・低血圧→転倒

・薬剤副作用のキーワード

診断名 薬物相互作用→高Ｋ血症

・悪性腫瘍患者にも緊急事態がある

診断名 縦隔腫瘍による上大静脈症候群

・進行性悪性腫瘍患者の意識障害だから脳転移とは限らない

診断名 高Ca血症

・中止後にも副作用が出る抗癌剤

診断名 免疫チェックポイント阻害薬→粘液水腫クリーゼ

・ヘルペス脳炎の鑑別診断

診断名 小細胞肺癌→傍腫瘍性（自己免疫性）脳炎

・胃洗浄は安全な処置ではない

診断名 胃洗浄による誤嚥性肺炎

・脳幹出血と誤認される有機リン中毒

診断名 自殺企図による有機リン中毒

・意識回復後も安心できない一酸化炭素中毒

診断名 一酸化炭素中毒の遅発性脳症

・動物咬傷で最も怖いのは猫咬傷！

診断名 猫咬傷による蜂窩織炎・膿瘍

・「軽い熱中症？」に御用心

診断名 急性運動性横紋筋融解

・電話の段階で大事なトリアージが始まっている

診断名 細菌性髄膜炎

・待合室でも心肺停止が起きる！

診断名 急性心筋梗塞疑い

・紹介患者はVIP

診断名 発作性心房細動

・救急患者の引き継ぎはハイリスク

診断名 急性心筋梗塞

・Frequent Flyerはハイリスク

診断名 急性腎盂腎炎

・短気な武闘派上籍医をその気にさせる対診術

診断名 大腸癌の穿孔

・口にしてはいけない病名

診断名 特発性癲癇

・泥酔患者の権利？！

診断名 急性硬膜下血腫・脳挫傷

・未成年者の判断力をどう評価するのか

診断名 気管支動脈奇形の破裂

・救急車から2人の患者が降りてきた

診断名 ヒートショックの疑い

番外症例 「片頭痛疑い」で帰された男性

・謝罪には2通りある

診断名 脳動静脈奇形の破裂