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- J. of Clinical Rehabilitation32巻6号 リハビリテーションにおける卒前卒後教育とキャリアパス
商品情報
内容
特集にあたって(百崎 良)
リハビリテーション科医の卒前卒後教育とキャリアパス(芳賀信彦)
理学療法士の卒前卒後教育とキャリアパス(内山 靖)
ほか
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序文
特集にあたって
リハビリテーション医療はリハビリテーション科医,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,義肢装具士,社会福祉士等,さまざまな職種がかかわるチーム医療である.同じ目標を共有しているとはいえ,専門性の異なる集団が協力し合うことを要求されている.一方で,お互いにどのような教育や研修を受けてきたのか,認定制度はどのようになっているのか,どのようなキャリア形成が可能なのか,意外に知らないことも多い.お互いの強みや弱み,受けてきた教育等を理解することは,より強固なチーム医療推進には欠かせないと考える.そこで,今回改めて各職種の先生方より,それぞれの卒前卒後教育や研修制度・認定制度,キャリアパスについて解説していただき,お互いの理解を深めることを目的にこの特集を企画した.
芳賀信彦先生には,医学部の卒前教育におけるリハビリテーション医学の位置づけ,新専門医制度におけるリハビリテーション科の研修プログラム,リハビリテーション科専門医のキャリア等について解説いただいた.内山靖先生には,理学療法士学校の教育プログラム,関連学会や民間団体の認定資格等について解説いただいた.宮口英樹先生らには,作業療法士協会における生涯教育制度の変遷,認定作業療法士制度と専門作業療法士制度等について解説いただいた.内山量史先生には,言語聴覚士教育のモデル・コア・カリキュラムや養成教育ガイドライン,生涯学習システムや認定言語聴覚士制度,協会が提唱する人材育成ラダー等について解説いただいた.宇野秋人先生には,義肢装具士養成校の教育内容,卒後に受けることができるさまざまな義肢装具士認定制度,義肢装具士を取り巻く環境の変化,チーム医療における義肢装具士の位置づけ等について解説いただいた.横山豊治先生には,社会福祉士に関する卒前教育の変遷,生涯研修制度の詳細,認定社会福祉士制度について解説いただいた.
リハビリテーションにかかわる各職種が互いの専門性を理解することで,互いのことをもっと尊重しあい,よりスムーズな協調が可能となる.互いのことを知り合うことで,どのような仕事をどこまで任せることができるのか理解でき,互いの足りない部分を補いあうことができる.また,互いにどのようなキャリアパスがあるかを知ることで,互いのキャリアアップを助け合い,高め合うことも可能となる.本稿の内容が互いをサポートし合えるチーム作りにお役立ちいただけたら幸いである.
(編集委員会 企画担当:百崎 良)
目次
特集 リハビリテーションにおける卒前卒後教育とキャリアパス
特集にあたって(百崎 良)
リハビリテーション科医の卒前卒後教育とキャリアパス(芳賀信彦)
理学療法士の卒前卒後教育とキャリアパス(内山 靖)
作業療法士の卒前卒後教育とキャリアパス(宮口英樹 三澤一登・他)
言語聴覚士の卒前卒後教育とキャリアパス(内山量史)
義肢装具士の卒前卒後教育とキャリアパス(宇野秋人)
社会福祉士の卒前卒後教育とキャリアパス(横山豊治)
連載
巻頭カラー デザインが拓くリハビリテーションの未来
2.高齢者のための次世代型車椅子PS・1-Smile(関川伸哉)
リハ科医・専門職に薦めたい! とっておきの学会・研究会ガイド
4.他診療科とのディスカッションがおもしろい学会(梅本安則)
ニューカマー リハ科専門医
(中島(鶴町)早百合)
知っておきたい神経科学のキィワード
16.事象関連脱同期(ERD)(林 正彬)
リハビリテーションと薬剤
24.リハビリテーションのセッティング別の薬剤管理:(2)回復期リハビリテーション病棟(松本彩加)
リハビリテーション医療における安全管理の一工夫
I.急性期病院における安全管理:3.急変時の院内体制(ベッドサイド,訓練室)(村岡香織)
リハビリテーション治療中のリスクに備える医療機器管理
5.排便管理にかかわる機器管理(松岡美保子)
リハビリテーション診療におけるEvidence-Based Practice
2.Evidence-Based Practiceにおける疑問の定式化(竹林 崇)
オンライン診療とリハ
6.遠隔リハビリテーションを用いた課題解決―日本,カンボジア,ベトナムでの実証をとおして―(亀田佳一)
リハビリテーション医学・医療の歴史秘話“あの時なにが?”
6.公益社団法人日本義肢装具士協会(野坂利也)
学会報告
日本リハビリテーション連携科学学会第24回大会(矢野秀典)
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書籍情報
- ISBN:9784006203206
- ページ数:100頁
- 書籍発行日:2023年6月
- 電子版発売日:2023年5月31日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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