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臨床栄養142巻3号 大規模災害の“食べる”支援―多職種による実践報告と今後の展望

  • ページ数 : 128頁
  • 書籍発行日 : 2023年3月
  • 電子版発売日 : 2023年3月20日
¥1,870(税込)
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商品情報

内容

【第1部 各職種から】
 総論:災害時の多職種での“食べる”支援体制の必要性
 災害栄養の領域から─エビデンスが明らかにする災害時の栄養課題
 医師の視点から―発災直後からの摂食支援活動を通して
ほか

*都合により、電子版では紙版と異なりp.385,p.386の図は未収載となっております。

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序文

特集にあたって

大規模災害時には,中長期的に生活環境が整わないことによる健康被害が発生することがあり,近年の災害においては,耐震化や事前避難などの対策,および救急医療対策の推進もあり,直接死よりも関連死が数的に上回ることもある.

災害関連死は一般に高齢者などに多く,循環器疾患や呼吸器疾患がそれぞれ30%程度を占めることが多い.このため,「災害時要配慮者」と呼ばれる有病者や障害者などを対象とした,被災直後からの健康支援対策が重要となる.

この中で,栄養の摂取は重要な位置を占め,地域在住高齢者も含めての栄養確保の支援が望まれる.しかし現状では,安全かつ十分な食事の調達という側面が中心となっており,個々の状態に合わせた健康支援という観点からの多職種での支援には,まだ課題が多く残されている.

本企画は,第28回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会公募シンポジウム「災害時の摂食・嚥下障害者に対する多職種での“食べる”支援―実践経験からの体制構築」(2022年9月23日,幕張メッセ)にてご登壇いただいた“食べる”支援にかかわる各専門職より,それぞれの職能の立場からの災害時の“食べる”支援に関するご解説をいただき,さらに後半では,災害時に“食べる”支援が必要とされる方々への保健医療支援にかかわる立場の方々による座談会を収載する2部構成とした.

災害は,あるとき突然やってくる.そのときに備え,読者の方々が,お近くにいらっしゃる方々とともに,それぞれの現場,それぞれの地域における災害時の“食べる”を継続する体制をつくっていくための一助となれば幸いである.


東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 救急災害医学分野(非常勤講師〔客員教授〕)
中久木康一

目次

【第1部 各職種から】

総論:災害時の多職種での“食べる”支援体制の必要性  中久木康一 

災害栄養の領域から─エビデンスが明らかにする災害時の栄養課題  笠岡(坪山)宜代 

医師の視点から―発災直後からの摂食支援活動を通して  前田圭介 

保健領域から―災害時の地域マネジメントと連携推進  宮﨑美砂子 

歯科領域から―被災地でのNST活動と平時からの多職種連携  河瀬聡一朗 

リハビリテーションの領域から―とくに言語聴覚士として  西脇恵子 

【第2部 座談会】

“ 食べる”支援のtransdisciplinary approach-みえてきた課題と多職種で結ぶ未来  中久木康一,笠岡(坪山)宜代,原田浩美,服部希世子,大友康裕

巻頭カラー  病棟で活かしたい!! フィジカルアセスメント入門 

全体の印象と手足の観察  鈴木里彩

スポット 

フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言と80GO運動  楽木宏実 

食の情報リテラシー―一般者と組織における「情報フィルタリング」  種村菜奈枝 

リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス 

vol.3 胃全摘出後長期経過した高齢者で,転倒骨折を契機に低栄養が進展したことが疑われる症例(栄養ケア・ステーションイベント参加者の症例)  髙﨑美幸,小蔵要司,若林秀隆

ORIGAMI ART―食に活かすおりがみ/食の教養 

たけのこ  西田良子,上田浩史

活動レポート 栄養ケア・ステーション 

たけだ認定栄養ケア・ステーション(機能強化型)  佐藤アキ子

ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか 

基礎から臨床まで総合的視野をもって栄養学研究に取り組む/大阪公立大学大学院 生活科学研究科 統合栄養グループ  桒原晶子

こんだてじまん 

医療法人健康会 介護老人保健施設ぬくもりの里  前野雅美

対談  佐々木 敏教授退任記念対談 

栄養は健康を支える科学になりえたか?―30年の個人史と社会史  佐々木敏,雨海照祥 

Case Reportに学ぶ摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ 

6.改善がむずかしい低栄養認知症高齢者への対応 ―経口的栄養補助(ONS)や食事環境調整等により経口摂取が維持できた一例  杉浦啓子 

宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術 

CASE 15 胃穿孔  宮島功

Medical Nutritionist養成講座 

輸液の投与方法:輸液バッグ容量と投与速度の設定  井上善文

Dr.雨海の男性臨床栄養学 

糖脂質の逆襲(1)―1898年 ライソゾームの偶然  雨海照祥

『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識 

第47回 調理済み流通食品類2  渡邊智子

日本栄養士会医療職域 

コンサルテーションデスク事業  清水陽平 

自治体病院

 自治体病院協議会2021年度栄養部会オンラインセミナーの紹介  松倉時子 

精神科病院

 第11回日本精神科医学会学術大会の報告  窪田政成

厚生労働省・消費者庁

 第20回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会・他

おしらせ 

日本臨床栄養協会 卒後研修委員会主催「現場で行う臨床研究塾―データを料理して成果を見える化しよう」・他 

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書籍情報

  • ISBN:9784006414203
  • ページ数:128頁
  • 書籍発行日:2023年3月
  • 電子版発売日:2023年3月20日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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