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- Heart View 2023年2月号 Vol.27 No.2 Point of care ultrasoundを循環器診療に活かす
商品情報
内容
1.総論:POCUS とFoCUS
2.胸痛を訴える患者の診断
3.息切れを訴える患者の診断 ほか
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序文
企画にあたって
瀬尾由広(名古屋市立大学大学院医学研究科循環器内科学 主任教授)
近年,携帯型超音波診断装置やポケット心エコー装置の登場によって心エコー図検査を行う場所が広がっている。それに伴って救急医や麻酔科医,プライマリケア医など,超音波診断を専門としない医師が超音波検査を利用するようになった。このような検査環境の変化の下,救急外来,一般外来,集中治療室,および一般病棟などさまざまな治療の現場(point- of- care)で即時的に行う超音波を,point of care ultrasound(POCUS)とよぶようになった。
POCUS の領域としては,①上気道,②胸部(肺),③心臓,④腹部,⑤深部静脈,⑥ガイド下手技と,その適応は幅広い。そのなかで心臓にフォーカスしたPOCUS は,focused(またはfocus)cardiac ultrasound(FoCUS)やcardiac POCUS とよばれている。日本ではFoCUS という呼称が用いられることが多い。FoCUS は必ずしも最終的な診断の確立を目的とせず,心血管系や呼吸器系の危機的状態の基礎となる病態生理の解明を簡略化し,定量ではなく定性的判断に重点を置いている。このため一見簡単に思われるが,非専門医が定性判断を行えるだけの病態に関する知識の習得や実践方法について基礎的な訓練が必要である。
また,高齢社会においてクリニックや在宅医療でのPOCUS の活用が期待されている。このような状況でPOCUS を使いこなす教育をメディカルスタッフに行うことも重要になってくる。一方で,このような非専門家が簡便かつ正確な評価を行いうるAI などの医療技術の進歩も待たれるところである。
このように急速に広まるPOCUS は,非専門医だけでなく,教育を担う専門家も知っておくべき診断支援法である。今回,それに応えるべく基礎から多角的な使用法を取り上げており,POCUS,特にFoCUS の理解に役立つことを期待したい。
目次
特集:Point of care ultrasoundを循環器診療に活かす 企画・構成/瀬尾由広
【診る】
1.総論:POCUS とFoCUS 山田博胤,藤原美佳,伊藤浩敬
2.胸痛を訴える患者の診断 和田靖明
3.息切れを訴える患者の診断 柴山謙太郎
4.むくみを訴える患者の診断 岩野弘幸
5.【Expertise】非専門医,メディカルスタッフへのPOCUS教育 大原貴裕
【識る】
6.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者での使用法 清水裕章,大西哲存
7.クリニック,在宅医療での使用法 三原裕嗣
8.小児におけるcardiac POCUS の活用 瀧聞浄宏
9.【Expertise】人工知能とデジタルトランスフォーメーションで進化するPOCUSの現状と展望 金子智洋,鍵山暢之
【治す】
10.ショック患者の治療に反映する:ショックの鑑別(RUSH exam とHIMAP) 松本 悠,方波見謙一
11.カテーテル治療に反映する 塩川則子,出雲昌樹
12.集中治療室での治療に反映する 塩村玲子,山本 剛
13.慢性心不全患者の治療に反映する 阿部幸雄
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書籍情報
- ISBN:9784008102702
- ページ数:88頁
- 書籍発行日:2023年1月
- 電子版発売日:2023年1月11日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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