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心エコー 2023年3月号(24巻3号) 心房細動・心室頻拍 そのリスクに迫る心エコー

  • ページ数 : 118頁
  • 書籍発行日 : 2023年3月
  • 電子版発売日 : 2023年3月2日
2,970
(税込)
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商品情報

内容

特集は「心房細動・心室頻拍─そのリスクに迫る心エコー」.なぜ心房細動は心不全の引き金になるのか?/心形態,心機能では何を評価すべきか?/どのような基礎心疾患に注目して検査すべきか?/予後やイベントを推定する指標は何がよいか?/どのような基礎心疾患に注目して検査すべきか/心臓突然死リスクを評価し,ICD適応を評価するための指標は?/ARVCを見逃さない/治療方針の決定に必要な心エコー図検査 などを取り上げる.

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序文

巻頭言
心房細動・心室頻拍─そのリスクに迫る心エコー


“不整脈リスクに迫る心エコー”というタイトルに驚かれた人も多いのではないでしょうか? 不整脈は心エコーにとってどちらかというと苦手な分野と考えている人が多いと思います.例えば,心房細動は心エコーによる計測にとって邪魔者以外の何物でもありませんし,心室頻拍最中に心エコーをとることもほとんどないでしょう.しかし,最近,不整脈リスクを評価するために心エコーを行うシチュエーションは確実に増えています.その原因は,超高齢社会になり心不全患者が顕著に増加しているからです.心不全患者が増えれば,それに合併する心房細動そして心臓突然死を起こすリスクのある心室性不整脈の患者も増加していきます.

心房細動は心不全発症のトリガーになるとともに,心不全の重症度が増すほどその合併頻度が増加します.さらに,心房性僧帽弁逆流の原因となり,心房心筋症を併発することでさらに心不全の状態を悪化させます.カテーテルアブレーションはその悪循環を断ち切る治療として期待されています.一方,心臓突然死はそのリスクが評価されていれば,ICDなどで予防することが可能です.

では,心房細動や心室頻拍の既往例やリスクのある患者の心エコーでは,どのような疾患を考え,何に注目して検査すれば依頼者の要求に答えることができるのでしょうか?例えば,心房細動であればカテーテルアブレーションの施行を前提として左房サイズの計測だけでよいのでしょうか?心不全患者に心室性不整脈が合併する場合には,単に心機能を計測するだけでよいのでしょうか?患者の生命予後や心血管イベントを予測するような心エコー図指標を提示することができれば,主治医の治療方針を左右するような魅力的な検査になります.不整脈患者に対して一歩先をいく心エコー図検査に関してエキスパートからアドバイスをいただこうというのが本号の意図です.執筆者はいずれもエキスパートです.今後の方向性を見据えて,ガイドラインの一歩先を行くような先進性と検査技師にもわかりやすいような具体性を持った内容になっています.明日からの臨床に役立てていただければ幸いです.

さて,本号からは新連載「Something new, Something special」がスタートします.月刊「心エコー」の編集陣の皆様に新しい定義・ガイドライン・知っておくべき論文,心エコー図検査の新しい潮流や心エコー装置の最先端機能,そして自らの経験に基づいた知見などについてご紹介いただく企画です.毎回何が出てくるか私も楽しみにしています.


伊藤 浩

目次

【特集】

心房細動のリスクに迫る

なぜ心房細動は心不全の引き金になるのか?……渡邊敦之

心形態,心機能では何を評価すべきか?……大西俊成

どのような基礎心疾患に注目して検査すべきか?……三好 徹・井上勝次

予後やイベントを推定する指標は何がよいか?……宇都宮裕人

リズムコントロール,レートコントロールの薬物治療を決める指標は?……古川敦子

DCあるいはアブレーション施行前のTEEでは何を見るべきか?……尾長谷喜久子

左心耳閉鎖の適応判定に必要な心エコー図検査……中山理絵

心室性不整脈のリスクに迫る

心形態,心機能では何を評価すべきか?……林田晃寛

どのような基礎心疾患に注目して検査すべきか……天野雅史

心臓突然死リスクを評価し,ICD適応を評価するための指標は?……鶴田ひかる

ARVCを見逃さない……岩野弘幸

治療方針の決定に必要な心エコー図検査……内山沙央里・鍵山暢之

【症例問題】[WEB連動企画]

急性心不全の1例……細川智巳・中山理絵

【COLUMN】

新企画!Something new, Something special

私のsomething new─まだまだわかっていないことがたくさんある!……阿部幸雄

【投 稿】

わたしの1枚

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書籍情報

  • ISBN:9784011102403
  • ページ数:118頁
  • 書籍発行日:2023年3月
  • 電子版発売日:2023年3月2日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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