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- ICUとCCU 2023年5月号(Vol.47 No.5)【特集】集中治療とロボット化
商品情報
内容
集中治療のロボット化の必要性と現在,未来/患者フローシートとロボット化/血糖コントロールとロボット化:人工膵臓療法 ほか
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序文
特集にあたって
ロボットというと鉄腕アトムのように人間に近い形をしているとのイメージがあるが,産業用ロボットや掃除ロボットのように,形はどうであれ,人と同等またはそれ以上の能力を有して,人が行う業務を代わって行う機器との認識が一般的である。医療に関与するロボットといえば,いまや手術支援ロボットが代表的である。しかし,ロボットが手術している訳ではなく,あくまでも手術は外科医が行っているのであり,ロボットは術者を患者に触れさせることなく,術者の視野を広げ,手技を精緻にして術者を支援しているものである。最近,米国ではRobotic Critical Care Services という言葉でICU のTele-medicine をサポートする会社もあり,ロボットという言葉は非常に広く用いられており,人に夢と期待を抱かせる魅力的な言葉である。ここでは,本来,集中治療に関与する医療者が行うべき,モニタ,診断・評価,治療・ケアなどを支援する医療機器,システムなどをロボットと呼び,これらにより,医療・ケアが効率化,省力化,高度化されていくことをロボット化と呼ぶこととする。
集中治療では1 人の患者に多くのそして異なる職種の医療マンパワーを必要とし,さまざまなデータを医療チームが情報共有し,それぞれの医療者の的確な判断,優れた処置,治療技術が求められる。このような環境では,人でなくても可能な業務,また,ロボットの方が人以上に持続的で優れた能力を発揮できる業務はロボットに委託し,人は人の方が適している仕事を行う時代がもうすぐそこに来ている。
この号では,「集中治療とロボット化」ということで,現在,また,近い将来可能となると思われる集中治療にかかわる医療や業務をいくつか取り上げ特集を組んでみた。実は,本誌の2020 年44 巻3 号に,当時,兵庫医科大学病院副院長であった西信一先生が「ICU における自動制御システムの現況と未来」というタイトルで特集を組んでいる。自動制御システムもロボット化のひとつであり,その上に人工知能(Artificial Intelligence:AI)が関与し,いくつかの選択肢から判断し目標を達成するための行動をとっていくと,まさにロボットになるのであろう。
本号では,それぞれの分野で自動制御システム(ロボット化)を長い間研究され,臨床応用に結びつけてきたパイオニアの諸先生が,自ら執筆していただいた論文もある。それぞれの先生の,仕事に対する情熱と真摯な想いを感じ心より感謝したい。
氏家 良人
函館市病院局/岡山大学名誉教授(〒041-8680 函館市港町1-10-1)
ICU とCCU 47(5):295,2023
目次
特集 集中治療とロボット化
特集にあたって
氏家 良人
集中治療のロボット化の必要性と現在,未来
氏家 良人
患者フローシートとロボット化
落合 亮一
血糖コントロールとロボット化:人工膵臓療法
花﨑 和弘
呼吸管理のロボット化
小野寺睦雄
循環管理のロボット化:コンピュータ制御による自動循環管理システム
上村 和紀
持続的腎代替療法と人工知能を用いたロボット化
千原 伸也・工藤 元嗣・斉藤 徳・巽 博臣 升田 好樹
鎮静鎮痛のロボット化
重見 研司
私のアイディア
Web 会議システムとスマートグラスの併用による超音波ガイド下血管穿刺法の教育
野坂 宜之・鶴田 潤・髙田 和生・若林 健二
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書籍情報
- ISBN:9784019004705
- ページ数:63頁
- 書籍発行日:2023年5月
- 電子版発売日:2023年6月28日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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