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Heart View 2024年8月号 激アツ! 本気の心房アブレーション

  • 電子版発売日 : 2024年7月9日
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商品情報

内容

激アツ! 本気の心房アブレーション

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序文

企画にあたって

永嶋孝一(日本大学医学部内科学系循環器内科学准教授)


今,上室(心房)性不整脈が激アツである! それは心房マッピングの解像度が格段に進化しているからだ。

日進月歩で進化する3D マッピング機器や,局所電位を高密度に記録できるカテーテルは,まるで写実主義(リアリズム)の時代に突如登場した写真のように,一気にその解像度を上げ,リアルな心房興奮を7色で詳細に描くことに成功した。

それでもなお,3D マッピングという名の写真には写らない「未知」がある。房室結節のslowpathway やベラパミル感受性AT の緩徐伝導部位,心外膜伝導や心房細動のローターなど,挙げればきりがない。

しかしこの10年で,EPS(心臓電気生理学)もまた進歩した。二次元の写真では表現できない多次元を見事にとらえたピカソのキュビズムや,写真には写らない内面までをも描き切ったカンディンスキーの抽象画のように,EPS は「マッピングでは描出できない未知」を可視化し,上室不整脈の機序の詳細な解明に成功した。特に近年の進歩には,日本発のエビデンスが大きく寄与していることも感慨深い。

さらに現代は,パルスフィールドアブレーションという,従来の温度変化によるアブレーションとは概念の違う新しい治療法が開発された。デュシャンに代表される概念(コンセプチュアル)アートのように進化したこの治療法で,アブレーションの有効性と安全性がさらに改善することが期待される。

この最新の3D マッピング技術と最高のEPS の知識のかけ算で,頻拍の機序や回路を完全解明し,最良のアブレーションを行うのが僕たちの世代である! 発作性心房細動は再発しないことが当たり前に,房室結節-His 束近傍の上室頻拍は安全で最小限のアブレーション治療がスタンダードとなった。持続性心房細動だって治癒できる時代の足音も,すぐそこに聞こえてきている。

この人類がひとつひとつ積み上げてきた,最新で最高な心房マッピング/ アブレーションの英知を,目を輝かせて不整脈王を目指す,すべての人に余すことなく紹介したい。

目次

特集:激アツ! 本気の心房アブレーション  企画・構成/永嶋孝一

【識る】

1 12誘導心電図からの診断:頭の中ではもうマッピングは始まっている  松井優子

2 カテ室での診断:頭の中では頻拍回路と治療戦略はもう見えている  平田 脩

3 マッピングの機器と方法:アクチベーションだけじゃない,リアルな心房を描ききれ  渡邉隆大

4 マッピングカテーテル:局所の電位にとことんこだわれ  黒田真衣子,廣島謙一

【診る】

5 心房頻拍:とりあえず早いところを焼く時代は終わった  阪井諭史,藤本 源

6 順方向性回帰性頻拍:Kent束だけではない,ORTの深い沼  岡田真人

7 逆方向性回帰性頻拍:Kent束・Mahaim束への誘い  前田宗一郎

8 房室結節リエントリー性頻拍:なかなか姿を見せないslow pathwayの可視化への挑戦  若松雄治

9 発作性心房細動:透視を使わないのが,そして再発しないのが当たり前の時代へ  大島 司

10 持続性心房細動:見えてきたぞ,持続性心房細動というブラックボックス  川治徹真

11 通常型心房粗動アブレーションrevisit:基礎にして奥義  関原孝之

12 非通常型心房粗動:どんな複雑な回路も見えてきたぞ!  橋本健司

13 心房期外収縮:本当は教えたくないnon-PV triggers ablationのコツ  高麗謙吾

【治す】

14 アブレーションカテーテル:人類のdurabilityへの挑戦は今どこまできているのか  森 仁

15 バルーンカテーテルによる肺静脈隔離:結局どのバルーンが一番いいの?  安元浩司

16 パルスフィールドアブレーション:人類が未来に期待するものは  河村岩成

17 気をつけなければいけない合併症  笠井裕平

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書籍情報

  • ISBN:9784008102808
  • ページ数:0頁
  • 電子版発売日:2024年7月9日
  • 判:A4変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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