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- 心エコー 2024年3月号(25巻3号)シン・心エコーで冠動脈疾患に迫る
商品情報
内容
特集は「シン・エコーで冠動脈疾患に迫る」.動脈硬化リスクに迫る─subclinical atherosclerosisを診断する/胸痛患者のトリアージとしての心エコーを活用する/診断に負荷心エコーを活用する/INOCAに心エコーで迫る/心筋viabilityに迫る/陳旧性心筋梗塞患者の予後を予測する/心筋梗塞に合併する虚血性僧帽弁逆流に迫る/あえて問う,冠動脈血流速を計測する意義/preclinical heart failureに心エコーで迫る 他を取り上げる.連載として症例問題[Web動画連動企画],[COLUMN]を掲載.
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序文
巻頭言
シン・エコーで冠動脈疾患に迫る
超高齢社会の現在,心不全パンデミックに関心が集まっていますが,動脈硬化性疾患も増加しています.動脈硬化性疾患の中でも心エコー図検査がゲートキーパーとして活用されているのが冠動脈疾患です.心機能,asynergyの診断に加え,心筋虚血の診断に負荷エコーを活用している施設も少なくないと思います.ところが,慢性冠動脈疾患に関して心筋虚血を診断し治療するという従来の治療コンセプトが大きく変わりました.その流れを変えたのがISCHEMIA試験です.心筋虚血が証明された慢性冠動脈疾患患者に対してPCIやCABGによる血行再建を行っても,患者の生命予後は至適薬物治療と全く変わらなかったのです.この結果から明らかになったのは,患者の生命を決めるのは冠動脈狭窄それ自体ではなく,不安定プラークの破綻とその局所における血栓形成による急性冠閉塞,すなわち急性動脈血栓症であるという事実です.今では,急性冠症候群のリスク評価の観点から狭窄度にかかわらず(冠)動脈硬化の存在,それも不安定プラークの存在を診断するということが重視されるようになりました.今まで心筋梗塞や脳卒中の既往がなく,一見正常に見えても,動脈硬化が存在する患者はリスクが高く,心血管イベントの予防のためにより厳格なリスク管理が求められます.さらに,心筋梗塞後の患者のリスク層別化も心エコー図法で行うことで,心不全や突然死リスクの高い患者には予防的な治療を行うことが可能です.
このように動脈硬化性疾患患者の管理が大きく変貌してきています.心筋梗塞を含めた冠動脈疾患のリスク層別化や管理において心エコー図法をどのように活用すべきか,エキスパートである執筆者の経験を踏まえて記述されたのが本特集です.明日からの冠動脈疾患治療の参考にしていただければ幸いです.
伊藤 浩
目次
【特 集】
動脈硬化リスクに迫る─subclinical atherosclerosisを診断する……和田靖明
胸痛患者のトリアージとしての心エコーを活用する……古川敦子
診断に負荷心エコーを活用する……中山理絵
INOCAに心エコーで迫る……天野雅史
〔Tips〕“左室壁運動が正常だから問題ない”といえるのか?……大西俊成
心筋viabilityに迫る……竹内泰代
陳旧性心筋梗塞患者の予後を予測する……竹田泰治
心筋梗塞に合併する虚血性僧帽弁逆流に迫る……南渕美玲・岩野弘幸
あえて問う,冠動脈血流速を計測する意義……平田久美子
局所壁運動異常を半定量的・定量的に評価する─ストレインなどをどう使う?……當間裕一郎・楠瀬賢也
血行再建後の経過観察において心エコーで何を見るべきか?……増田真由香・大西哲存
preclinical heart failureに心エコーで迫る……井上勝次
【症例問題】[WEB連動企画]
単心房心?……楠 絵理子・髙谷陽一
【COLUMN】
Echo Trend 2024
learn from ESC 2023……香山京美
Something new, Something special
「梅干しご飯」を探しに……平田久美子
【投 稿】
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書籍情報
- ISBN:9784011102503
- ページ数:0頁
- 書籍発行日:2024年2月
- 電子版発売日:2024年3月1日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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