- m3.com 電子書籍
- Medical Practice 2024年9月号(41巻9号)貧血~内科医が知っておきたい診療のポイント
商品情報
内容
特集テーマは「貧血~内科医が知っておきたい診療のポイント」.記事として,[座談会]地域における貧血診療の病診連携,[総説]貧血の診断の進め方,[セミナー]鉄欠乏性貧血へのアプローチ,高齢者の貧血,[トピックス]溶血性貧血に対する抗補体療法,[治療]鉄剤の使い方,輸血療法,[この症例から何を学ぶか] 高齢者に認められた高度貧血の一例.連載では,[One Point Advice],[今月の話題] 他を掲載.
≫ 「Medical Practice」最新号・バックナンバーはこちら
≫ 「Medical Practice」年間購読、受付中!
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
「購入済ライセンス一覧」よりオンライン環境でPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
序文
特集:貧血 内科医が知っておきたい診療のポイント
貧血の診療は血液内科医が専門とするところですが,貧血の患者を最初に診るのは多くの場合実地医家であろうと思います.貧血の原因としては鉄欠乏が最も多く,貧血の患者に対してまず鉄剤を処方して反応を見る,というプラクティスも時として見受けられます.しかし,この方法で貧血が改善したとしても,鉄欠乏の原因が胃癌や大腸癌であった場合には,これらの基礎疾患の診断が遅れてしまう可能性があります.つまり,貧血の初期評価を誤る・怠ると,患者は適切な時期に適切な診療が受けられなくなる危険性がある,ということです.貧血を契機として見つかる疾患は多く,上記の胃癌,大腸癌などの悪性腫瘍のほかにも,膠原病や子宮筋腫など多岐にわたるため,セカンドタッチとしてどの科に紹介するか,という見極めはたいへん重要になります.
本号の特集では,貧血の患者をファーストタッチで診たときに,実地医家がどのようにアプローチすべきかの知識を習得できるように企画しました.鉄欠乏性貧血や巨赤芽球性貧血については,血液内科に紹介することなく実地医家のもとで,診断から原因検索,治療まで完結する場合もあると思います.一方で,再生不良性貧血や骨髄異形成症候群は実地医家が治療を行うケースは少ないと思いますが,これらに関しては現状でどのような治療が行われ,その予後がどうなっているのか,ということを知っておくだけでも役に立つと思います.
上記のように貧血の診療にあたっては,血液内科を含めさまざまな診療科との連携が必要な場合もあり,「病診連携」も貧血診療における重要なキーワードの一つと考えられます.どのような貧血は自分で診ることができるのか,あるいは,専門医に紹介するべきなのか,その場合どの程度急いで紹介すべきか,という点を知っておくと,貧血の診療が行いやすくなります.この特集が,読者の皆様にとって大いに役立つものとなることを願っています.
須永眞司 調布東山病院
目次
【特 集】
扉……須永眞司
座談会 地域における貧血診療の病診連携
出席者:高山信之・浅妻直樹・富永智一・須永眞司
総説 診療に必要な基本的知識
貧血の診断の進め方……鈴木隆浩
貧血診療の病診連携……一戸辰夫
セミナー 診療に役立つ最新の情報
貧血に関連する血液検査……西川真子
鉄欠乏性貧血へのアプローチ……小船雅義ほか
巨赤芽球性貧血の診断と治療……高橋強志
慢性疾患に伴う貧血……半下石 明
溶血性貧血へのアプローチ……和田秀穂
骨髄異形成症候群……市川 幹
再生不良性貧血……山﨑宏人
妊婦の貧血……松木絵里
高齢者の貧血……小林寿美子
腎性貧血の基礎知識と診断……池田洋一郎
心疾患に伴う貧血─内科医が知っておきたい診療のポイント─……中尾元基ほか
薬剤による貧血……小原 直
トピックス
鉄代謝のメカニズム……藤原 亨
溶血性貧血に対する抗補体療法……植田康敬
治療 実地医家に必要な知識
鉄剤の使い方……川端 浩
腎性貧血の治療薬─赤血球造血刺激因子製剤(ESA)と低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬─……今田悠介ほか
輸血療法……安藤 純
この症例から何を学ぶか
高齢者に認められた高度貧血の一例……須永眞司
Self-assessment test
【連 載】
One Point Advice
学会であなたは質問する派?……辻川知之
ギラン・バレー症候群の診断のポイントと盲点……海田賢一
検査結果の説明について─検査結果は誰のものか─関口兼司
犬咬傷創部/猫咬傷創部より分離したPasteurella multocida subsp. septicaにおける特性……高橋 孝ほか
疾患修飾薬時代の認知症医療……鈴木一詩
超高齢社会における心臓リハビリテーション……小山照幸
がん患者の深部静脈血栓症に対するエドキサバン投与……森田啓行
小児肥満の判定─肥満度とBMIはどう違う?─……花木啓一
今月の話題
ゲノム医療推進法……福嶋義光ほか
知っておきたいこと ア・ラ・カルト
潜因性脳梗塞……正田創太郎ほか
エキスパートが教える問診の勘どころ
対話から拾い上げるコモンディジーズ
(第15回)「夜寝ようとすると息苦しくて眠れないです」……小野亮平
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:23.8MB以上(インストール時:52.7MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:95.2MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:23.8MB以上(インストール時:52.7MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:95.2MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784011304109
- ページ数:148頁
- 書籍発行日:2024年8月
- 電子版発売日:2024年8月30日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。