救急医学2024年7月号(48巻7号)QQ CASES COLLECTION 100 PART 2

  • ページ数 : 144頁
  • 書籍発行日 : 2024年7月
  • 電子版発売日 : 2024年7月10日
¥3,190(税込)
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商品情報

内容

特集:QQ CASES COLLECTION 100 PART 2

救急医療/医学の真髄は“症例”にあり! 100人の救急医が経験した、100例(以上)の症例を通じて、救急医が“いつ何をみて、何を感じ、何を考え、何をどのようにしたか”を追体験する、垂涎の救急症例集。今号はPART 2として50症例を掲載。前号のPART 1とあわせてお楽しみください。


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序文

QQ CASES COLLECTION 100 PART 2


100人の救急医が経験した,100例(以上)の印象的な症例。

本誌2024年6月号・7月号の特集では,垂涎の救急症例集をお届けします。

本誌でも不定期に掲載している症例報告を読んだり,学術集会でのケースレポートなどを聞いていると,結局は“症例”という経験にこそ,学術的意義の大小にかかわらず,本誌で伝えていきたい救急医学・救急医療の魅力,楽しさ,難しさ,そして学びが詰まっているのではないか,と感じるときがあります。だからきっと,本誌読者の皆様も「もっとたくさん症例読みたい…」と思っているはず…。

だったら,もう,そういう特集号を作ってしまえばいいじゃないか!

10や20でなく,100人分の症例を載せちゃえばいいじゃないか!

それが,今回の特集“QQ CASES COLLECTION 100” です。

今回,執筆者の先生方には,必ずしも学術論文・発表としての「症例報告」の形式にとらわれず,ある種のエピソードトークや思い出話も含めて,多様な意味で自身の印象に残っている“症例”をお寄せいただきました。

その広い意味での“症例”には,救急医がその時代・その場所の,限られた時間・条件のなかで,“いつ何をみて,何を感じ,何を考え,何をどのようにしたか”が凝縮されています。思い切っていえば,それこそが救急医療・救急医学の真髄であり,そして救急医の凄みなのではないでしょうか。そして,それを追体験できることが,症例を読む醍醐味であるはずです。

ぜひ,この貴重なCASES COLLECTIONを読んで,救急医が“いつ何をみて,何を感じ,何を考え,何をどのようにしたか”,追体験してください。

今号では特集のPART 2として,50人分の症例をお届けいたします。

前号とあわせて,お楽しみください!


月刊『救急医学』編集室

目次

特集

No.051 重篤な小児傷病者の未来を救うのは「救急医」 / 問 田 千 晶

No.052 外傷麻酔とECPRと神経集中治療と私 / 井 上 明 彦

No.053 「救命」の意味を教えられた2例 / 松 / 嶋 麻 子

No.054 圧挫症候群から始まった私の災害医療 / 中 田 康 城

No.055 JR福知山線脱線事故で学んだ“救命”に向き合う姿勢 / 髙 松 純 平

No.056 2時間30分の心停止からの社会復帰の1例─ 5つ目の「救命の連鎖」への挑戦 / 田 上  隆

No.057 劇的救命─医療過疎の遠隔地で発症した心停止に対する病院前ECPR / 吉 村 有 矢

No.058 Off the job trainingの重要性を実感したドクターヘリ症例 / 阪本 雄一郎

No.059 粉砕機に下半身を巻き込まれた症例に対して,現場で両大腿切断・蘇生的開胸を実施し救命し得た1例 / 島 崎 淳 也

No.060 54日間戦いつづけたが救命できなかった,一生忘れられない骨盤開放骨折の症例 / 中 尾 彰 太

No.061 Plan A completed:Damage control surgery for severe hepatic injuries / 水 島 靖 明

No.062 Nail gun(釘打ち機)で何本まで撃てますか? / 本多 ゆみえ

No.063 農機具による四肢外傷で入院中に破傷風を発症し心肺停止となった1例 / 川 嶋 秀 治

No.064 救命救急センターに1年以上入院した女性の闘病記録 / 石 上 雄 太

No.065 脳内血腫を合併した侵襲性髄膜炎菌感染症 / 澤 野 宏 隆

No.066 中性洗剤中毒により血圧低下・頻脈を伴わず乳酸値 17.0mmol/lまで上昇した1例 / 森 田 正 則

No.067 重症型アルコール性肝炎の腸内細菌叢とバクテリアルトランスロケーションの1例 / 清水 健太郎

No.068 ほんとにあった抗凝固療法の怖い話… / 庄 司 高 裕

No.069 急にベッドサイドが臭くなったのはなぜ?─そんなところから,こんなものが… / 佐々木 淳一

No.070 「記憶」の次 / 金  史 英

No.071 毎朝の温度板チェック「あぁ,また熱出てる…」 / 和 田 剛 志

No.072 何もしてあげられなかった忘れられない症例 / 早 川 航 一

No.073 外傷超急性期にハイブリッドERで V-V ECMOを導入した小児多発外傷の経験 / 渡 邊  篤

No.074 救急医の視点からみた生死を分ける重症肺塞栓症へのアプローチ / 磯川 修太郎

No.075 侵襲性肺炎球菌感染症による敗血症性ショック─呼吸不全に対するV-V ECMOを導入後に循環不全が進行…打つべき手は何か? / 岩瀨 信哉 他

No.076 Awake ECMOの新たな可能性を実感した1例 / 萩 原 祥 弘

No.077 記憶に残る症例 / 花 田 裕 之

No.078 “交感神経発作の嵐”をきたした1例 / 高 須  修

No.079 産科危機的出血─外傷に似た補充療法と,外傷と異なる止血戦略 / 山 下 智 幸

No.080 母体死亡を経験して─その重さを考える / 金 子  仁

No.081 諦めてはいけない! 当たり前のことが心に刻まれた絆 / 有 元 秀 樹

No.082 ミルク・アルカリ症候群が教えてくれた救急医療の深淵 / 大 嶋 清 宏

No.083 救急医の醍醐味を味わわせてくれた患者さんたち / 佐々木  亮

No.084 症状経過をよく聞いて,病態生理を考えて…─救急外来は印象的な経験の宝庫 / 佐 藤 朝 之

No.085 5歳男児,腹痛,嘔吐…。 / 植 田 育 也

No.086 「先生,目がいっちゃってます!」思い込まずに身体所見をとりましょう / 杉 田  学

No.087 救急外来で遭遇する意外なことに科学がある / 土 井 研 人

No.088 宗教上,輸血拒否の患者が自殺目的に8階から飛び降り,大量輸血をした結果… / 世 良 俊 樹

No.089 冷静さを保つ技術─医療現場におけるアンガーマネジメント / 五十嵐  豊

No.090 Point of no returnを越えてしまった重症患者さんたちの「死に様」を考えさせられた事例─心停止後臓器提供 / 稲 田 眞 治

No.091 不定愁訴で頻回に救急搬送される高齢女性 / 松 山  匡

No.092 アレ? そうやったんか! / 武部 弘太郎

No.093 しくじり先生─失敗例から考える,見逃し・失敗予防策 / 佐 藤 信 宏

No.094 症状がよくなっていないのに帰宅させた1例 / 狩 野 謙 一

No.095 気づきの重要性を教えていただいた症例 / 椎 野 泰 和

No.096 The Longest Day / 臼 井 章 浩

No.097 救急医にとっての“闘い” / 持 田 勇 希

No.098 2時間の心停止からの生還 / 大 谷 典 生

No.099 ARDSを救命した「熱い思い出」と「思い上がり」と「働き方改革」 / 佐 藤 佳 澄

No.100 救急医療チームの限界突破,つなぐ家族愛 / 畝 本 恭 子

連載

救急医の知らない“動物救急”の世界

犬・猫の循環器救急疾患

 札幌夜間動物病院 川 瀬 広 大

出張版Dr.ʼs Prime Academia

第15回 目指せ!利尿薬マスター 利尿薬の幅広い選択肢をもとう

 徳島赤十字病院循環器内科 栗 本 真 吾

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書籍情報

  • ISBN:9784012004807
  • ページ数:144頁
  • 書籍発行日:2024年7月
  • 電子版発売日:2024年7月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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