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まとめ抗菌薬 表とリストで一覧・比較できる、特徴と使い方

  • ページ数 : 302頁
  • 書籍発行日 : 2024年2月
  • 電子版発売日 : 2024年2月23日
3,960
(税込)
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商品情報

内容

要点がひと目でわかる抗菌薬の入門書!
人気X(旧Twitter)アカウント「新米ID」を運営する著者と,ヒットメーカー佐藤弘明先生がタッグを組んだ,要点がひと目でわかる抗菌薬の入門書!細菌・抗菌薬・感染症の3つの観点から知識が整理できる!

序文


「まとめ抗菌薬 表とリストで一覧・比較できる、特徴と使い方」に興味をもっていただき、ありがとうございます。私は、日々研修医への教育に奮闘している感染症内科医です。鹿児島にある200 床規模の臨床研修病院である当院へ、毎年たくさんの研修医が感染症内科研修に来てくれます。感染症はあらゆる臓器に起こりうる疾患の特徴、抗菌薬の使い方、微生物の特徴など覚えることが多く、苦手意識のある研修医が多いです。ところが1 つの診療科の研修期間は1 ~ 2 カ月であることが多く、この短期間で教えられることは限られます。ですので研修中の彼らが感染症を効率よく学ぶことができ、研修修了後にも学んだ内容をひと目で振り返られるよう、要点をシンプルにまとめた「まとめ資料」を作成し、教えています。

本書は、研修医の反応をみながら改訂を重ねた「まとめ資料」に、普段研修医に口頭で解説している内容を文章として加え、まとめた本です。本文とあわせて読むことで感染症についてより理解しやすく、詳しく学ぶこともできますが、本文を読まなくても要点をつかめるような表やリストを多数掲載しています。抗菌薬や感染症について、表やリストを通じてどなたにでも理解できることを意識して書きましたので、医師だけでなく感染症診療にかかわる薬剤師や看護師、検査技師といったメディカルスタッフの方のお役にも立てると思います。

最後に、X(旧Twitter)で「新米ID」というアカウントで発信している私の投稿を見て執筆のお誘いをいただいた佐藤弘明先生、企画から編集までサポートいただいた羊土社の皆様、そして当院の感染症内科をローテートしてくれた研修医の先生方全員へ感謝いたします。

本書が感染症診療に携わる方の一助になれば幸いです。


2024年1月

山口浩樹

目次

序[山口浩樹]

編集にあたって[佐藤弘明]

略語一覧

第1章 感染症診療の原則まとめてみました

原則① 患者背景を考えよ~患者を知る~

原則② 感染源を同定せよ~感染巣はどこ?~

原則③ 原因菌を突き詰めよ~グラム染色と血液培養は重要~

原則④ ドレナージを検討せよ~原因菌を排除せよ~

原則⑤ 投与時間と投与量を決めよ~抗菌薬の効果が最大となるよう投与する~

原則⑥ 治療期間を決めよ

治療中のアセスメント~臓器特異的な症状や細菌学的検査に着目せよ~

抗菌薬が効かない5つの問題

抗菌薬の最適化~definitive therapyとde-escalation

第2章 臨床的に重要な細菌まとめてみました

1 グラム陽性球菌(GPC)

2 グラム陽性桿菌(GPR)

3 グラム陰性球菌(GNC)

4 グラム陰性桿菌(GNR)

第3章 抗菌薬の使い方まとめてみました

◇1 ペニシリン系

1 ペニシリンG(PCG)/2 アンピシリン(ABPC)/3 アモキシシリン(AMPC)/4 アンピシリン/5 スルバクタム(ABPC/SBT)/5 アモキシシリン/クラブラン酸(AMPC/CVA)/6 ピペラシリン(PIPC)/7 ピペラシリン/タゾバクタム(PIPC/TAZ)

[Column] ESBLとAmpCをもう少し詳しく

◇2 セフェム系

1 セファゾリン(CEZ)/2 セファレキシン(CEX)/3 セフォチアム(CTM)/4 セファクロル(CCL)/5 セフメタゾール(CMZ)/6 セフトリアキソン(CTRX)/7 セフォタキシム(CTX)/8 セフタジジム(CAZ)/9 セフトロザン/タゾバクタム(CTLZ/TAZ)/10 セフェピム(CFPM)

◇3 カルバペネム系

1 メロペネム(MEPM)

◇4 アミノグリコシド系

1 ゲンタマイシン(GM)/2 トブラマイシン(TOB)/3 アミカシン(AMK)

◇5 キノロン系

1 シプロフロキサシン(CPFX)/2 レボフロキサシン(LVFX)/3 モキシフロキサシン(MFLX)

◇6 マクロライド系

1 エリスロマイシン(EM)/2 クラリスロマイシン(CAM)/3 アジスロマイシン(AZM)

◇7 リンコマイシン系

1 クリンダマイシン(CLDM)

[Column] 市中と院内で性質の異なるMRSA/クリンダマイシンのDテストについて

◇8 テトラサイクリン系

1 ドキシサイクリン(DOXY)/2 ミノサイクリン(MINO)

◇9 ニトロイミダゾール系

1 メトロニダゾール(MNZ)

◇10 ST合剤(SMX/TMP)

<抗MRSA薬>

◇11 グリコペプチド系

1 バンコマイシン(VCM)/2 テイコプラニン(TEIC)

◇12 オキサゾリジノン系

1 リネゾリド(LZD)/2 テジゾリド(TZD)

◇13 リポペプチド系

1 ダプトマイシン(DAP)

第4章 抗真菌薬の使い方まとめてみました

1 アゾール系

1 フルコナゾール(FLCZ)/2 イトラコナゾール(ITCZ)/3 ボリコナゾール(VRCZ)/4 ポサコナゾール(PSCZ)

2 キャンディン系

1 ミカファンギン(MCFG)/2 カスポファンギン(CPFG)

3 ポリエン系

1 リポソーマルアムホテリシンB(L-AMB)

第5章 感染症ごとの使い方、考え方

1 細菌性髄膜炎/2 急性副鼻腔炎/3 急性中耳炎/4 急性扁桃炎/5 市中肺炎/6 院内肺炎/7 急性胆嚢炎/8 急性腸炎/9 急性腎盂腎炎/10 性感染症(淋菌性尿道炎)/11 蜂窩織炎/12 壊死性筋膜炎/13 関節炎/14感染性心内膜炎/15 カテーテル関連血流感染症

付 録

付録1 主な細菌感染症の治療期間

付録2 腎機能に合わせた投与量

付録3 妊婦と授乳婦への投与

索 引

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書籍情報

  • ISBN:9784758124133
  • ページ数:302頁
  • 書籍発行日:2024年2月
  • 電子版発売日:2024年2月23日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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