続POTファシリテーター養成マニュアル

  • ページ数 : 98頁
  • 書籍発行日 : 2016年11月
  • 電子版発売日 : 2024年6月14日
3,850
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商品情報

内容

傷病者観察のトレーニング指南書。救急振興財団救急救命東京研修所の南先生らが中心となって進めているPOT講義のファシリテーター養成マニュアルの続編。講義の進行役として参加者の意見交換を促し、相互理解が得られるための指南書として、具体的にわかりやすく解説している。

序文

はじめに


現在までの救急救命士( 救命士) の職務は、心肺蘇生法の質の維持と、心肺機能停止傷病者の救命率の向上に重点がおかれていたが、現在、心肺機能停止前の医療行為および応急処置を含む救急業務に救命士の能力を活用する流れに変化しつつある。その中で、どのように理学的所見の観察の仕方や思考の仕方などを教育していくのかが議論されてきた。   

POTは約4年前から救命士の観察能力の向上を目的に心肺停止前トレーニングとして開発され、今まで普及が図られてきた。今日では多くの地域でこれを参考に生涯教育が行われている。

前書『POTファシリテーター養成マニュアル』は、POTの教育技術を多くの救命士の方に学んでもらおうと平成27年12月に刊行された。ありがたいことに多くの方に活用して頂いている。しかし、前書ではPOTの講義症例全体の前半部分しかなかったために、後半の症例も必要との声を頂いていた。この『続POTファシリテーター養成マニュアル』は前書の続編としてつくられたものである。

心肺機能停止前における特定行為の適否を判断するには、心肺機能停止の判断以上に高度な医学的知識・ 技術に基づいた初期観察・全身観察が必要となる。現在は、心肺機能停止を予防するための応急処置・医療行為こそ、今後の救急救命士制度発展の鍵になると考えられている。

本書を参考に、各消防本部で自分たちの力でPOTを開催してほしい。また、この手法は救急隊でのOJTや想定訓練( シナリオトレーニング) にも活用できる。本書を日々の訓練や臨床に活用し、観察能力を伸ばし疾患の知識を深めてほしい。

また、『POTファシリテーター養成マニュアル』『続POTファシリテーター養成マニュアル』は救命士のみならず、救急に携わる看護師や研修医のケーススタディにも十分活用可能である。ぜひ、幅広い医療従事者に勉強会などの資料としてご活用頂き、理学的所見を用いた救急での診断、観察能力を養って頂ければ幸いである。


平成28年10月吉日

南 浩一郎

目次

POTとは何か

POTにおけるファシリテーターとは

POTの講義の進め方

会場の設営

講義資料の準備

POTの構成

POTでの症例提示の方法

症例提示のポイント

プレゼンテーションのやり方

プレゼンテーションの評価

ディスカッションのやり方

講義のやり方

症例20 出血性ショック

症例21 敗血症性ショック

症例22 敗血症性ショック

症例23 高血糖1.糖尿病性ケトアシドーシス

症例24 高血糖2.非ケトン性高浸透圧性昏睡

症例25 低血糖発作

症例26 甲状腺機能亢進症(甲状腺クリーゼ)

症例27 副腎皮質機能低下症(急性副腎不全)

症例28 敗血症性ショック

症例29 腎性心不全、心不全、肺水腫

症例30 透析患者、肺水腫、腎性高カリウム血症

症例31 急性腎不全

症例32 頻拍性不整脈

症例33 徐脈性不整脈

症例34 致死性不整脈(Brugada症候群)

症例35 偶発性低体温症

症例36 熱中症

症例37 アナフィラキシーショック

症例38 神経原性ショック(脊髄損傷)

症例39 溺水

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書籍情報

  • ISBN:9784907095345
  • ページ数:98頁
  • 書籍発行日:2016年11月
  • 電子版発売日:2024年6月14日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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