脳卒中診療 こんなときどうするQ&A[改訂2版]

  • ページ数 : 388頁
  • 書籍発行日 : 2012年3月
  • 電子版発売日 : 2012年8月25日
9,240
(税込)
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商品情報

内容

脳卒中診療の現場で直面する様々なトラブルや疑問について、Q&A形式で紹介した解説書。基礎、考え方、エビデンス、進歩などを容易に理解でき、通り一遍のマニュアルを読むだけでは解決できない問題にも対応できるようまとまっている。脳卒中診療での問題点解決にぜひご活用ください。

序文

初版の序


脳卒中による死亡は,年間約13万人で死因の第3位である.しかし,罹病者数は272万人とも推定され,高齢者の寝たきりの原因の第1位である.本邦では,少子高齢化が今後続くことが予測され,脳卒中患者数は15~20年後まで増加すると予測されており,まさに脳卒中は国民病として捉えられており多くの関心を集めている.

脳卒中診療について最近注目すべきいくつかの話題がある.まず第一に脳梗塞急性期の治療薬として組織プラスミノーゲンアクチベーター(アルテプラーゼ)の静注療法が2005年に導入されたことであろう.夢の薬,万能薬として登場してきた治療であるが,実際には,施行症例数が少ない(2年間で8000例),出血性合併症が一定の頻度で伴うこと,重症例での治療成績が悪いことなどさまざまな問題も明らかになりつつある.現在,一般市民への脳卒中に関する知識の普及,病院前救護について救急隊員への講習,地域でのt-PA施行可能病院の整備なども行われつつある.t-PA治療を行うか,どうかの適応決定は担当した医師にとっては責任も重く,十分な知識と病院での診療体制の整備など重要な課題となっている.また,局所線溶療法,機械的血栓除去法などの血管内治療の技術的進歩もめざましくt-PA療法との使い分けが議論されつつある.さらには,急性期にMRIが施行可能な施設も増加し,t-PA適応患者選択におけるMRIの有用性も認識されるようになった.また,1980年代に積極的に行われた脳出血に対する脳外科手術についても,機能的予後を改善するか否かの議論があり,担当する医師の間でその適応がしばしば異なる.さらには,血管内治療の技術の進歩に伴い,脳動脈瘤に対して外科的治療と血管内治療の選択が重要な課題となっている.また高度内頸動脈狭窄病変に対して内膜【剥】離術を行うのか,頸動脈ステントを行うのかも身近な問題となっている.抗血小板薬も新しいクロピドグレルが使用できるようになり,アスピリンやシロスタゾールとの使い分け,併用の問題がある.さらに,脳卒中の危険因子の管理についても多くのエビデンスが集積された.脳卒中診療に携わる医師にとって日常“これは困ったぞ,どうしよう”とする問題が山積みとなっている.

本書は,これらの脳卒中診療に関わる多くの問題を題材として取り上げ,現場で活躍されている第一線の先生方に,それぞれの課題についてご解説いただいた.現在数多くの脳卒中の教科書が出版されているが,このような問答形式で一つ一つの問題点を取り上げることにより,現時点での脳卒中診療の考え方,エビデンス,進歩が明らかとなり,知らず知らず脳卒中診療での問題点が解決されていくと確信している.


2008年 3月

編者



2版の序


『脳卒中診療 こんなときどうするQ & A』は2008年3月に発刊され多くの読者にお読みいただき好評を博した.脳卒中診療に関わる多くの問題をとりあげ,臨床現場で役立てる内容であったと自負している.その後,4年を経過し,脳卒中に関する新しい話題がいくつか登場し,脳卒中治療ガイドラインの改訂も行われた.本邦における脳卒中治療ガイドライン2009,米国心臓病協会・米国脳卒中協会のガイドラインなどである.

これらの現状を踏まえ,本誌は改訂版を発刊することとなった.脳卒中の分類・疫学,診断・検査,重症度,救急処置,脳卒中の病期・病型別治療,脳梗塞の慢性期治療,危険因子,トピックスに分類し,最新の情報を加えた.組織プラスミノーゲンアクチベーター(アルテプラーゼ)静注療法に加え,Merci,Penumbraといった新しい血栓回収装置による血管内治療も登場し積極的に応用されている.また再灌流療法の患者選択におけるMRA-diffusion mismatchの有用性も注目されている.さらにワルファリンに代わるダビガトランを代表とする新規経口抗凝固薬も非弁膜症性心房細動患者に広く使用されるようになっている.また,脳卒中の新しい危険因子として慢性腎臓病(CKD)が加わった.さらに一過性脳虚血発作はmedical emergencyとして捉えられるようになり,初期対応,リスクの層別化が重要な課題である.

本書は,これらのテーマも加え,問答形式で一つ一つの問題点をとりあげている.最新の脳卒中診療の基礎・考え方,エビデンス,進歩が明らかとなり,知らず知らず脳卒中診療での問題点の解決にお役に立てば幸いである.


2012年 2月

編者

目次

1 脳血管障害の分類,疫学

1.疫学データに基づく脳卒中の動向と危険因子の推移について教えてください....〈清原 裕〉

2.脳血管障害の分類(NINDS-ⅢおよびTOAST分類など)について教えてください.片麻痺で発症し,基底核部に直径2.0cmの梗塞巣があったが,大血管に閉塞・狭窄を認めませんでした.臨床病型はどのように判断したらよいでしょうか?...〈高木 誠〉

3.一過性脳虚血発作の定義は変更されたのでしょうか? 左片麻痺が3時間以上続き消失しましたが,頭部MRI拡散強調画像では右内包に直径1cmの高信号域を認めました.診断は一過性脳虚血発作ですか,脳梗塞ですか?...〈峰松一夫 大勝秀樹〉

2 診断・検査 CT,MRI,脳血管撮影,超音波検査,血液検査

1.右不全麻痺をきたし発症1時間で来院.脳梗塞が疑われました.rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法の適応を決めるためearly CT signの有無を確認する必要があります.early CT signとは何ですか?...〈平野照之〉

2.数時間前からの右不全麻痺を主訴に来院されましたが,頭部CT・MRI拡散強調画像では異常ありませんでした.MRIによる脳梗塞の診断精度について教えてください....〈佐々木真理〉

3.rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法の適応でMRIのdiffusionとperfusionのミスマッチのある症例が適しているといわれています.Diffusion/perfusion mismatchとt-PAの適応について教えてください....〈櫻井圭太 山脇健盛〉

4.脳梗塞急性期血栓溶解の適応判定にclinical-diffusion mismatchやMRA-diffusion mismatchは有効でしょうか?...〈出口一郎 棚橋紀夫〉

5.78歳男性.頭痛,ふらつきで来院し頭部CTで右側頭葉に皮質下出血を認めました.頭部MRAでは明らかな異常所見を認めませんでした.脳血管撮影が必要でしょうか?...〈小林紀方 安井信之〉

6.突然の激しい頭痛を訴え受診されましたが,頭部CTでは明らかな異常を認めませんでした.腰椎穿刺をすべきでしょうか,あるいはMRI(proton強調画像)を撮影すべきでしょうか?...〈脊山英徳 塩川芳昭〉

7.頭痛を主訴に来院し,頭部CTでくも膜下出血と診断されました.しかし,脳血管撮影では脳動脈瘤がみつかりませんでした.今後の対応はどうするのですか?...〈村上 守 池田幸穂〉

8.左手の運動をするとめまい発作が起きます.血圧も左右差があります.頸部超音波検査で左椎骨動脈の逆流を認めました.診断と治療は?...〈山田和雄 間瀬光人 真砂敦夫〉

9.頸動脈超音波検査で内頸動脈起始部にプラークを認めました.このプラークの性状は,所見からどのように判断しますか? またCT・MRIではプラークの性状を診断できますか?...〈長束一行〉

10.大動脈プラークが原因となる脳梗塞はどのように診断しますか? その頻度は?...〈寺澤由佳 井口保之 松本典子 木村和美〉

11.心原性脳塞栓症の患者では,心エコーが施行されますが,経胸壁心エコーで十分ですか? 経食道心エコーが必要ですか?...〈湧川佳幸 矢坂正弘〉

12.rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法の適応患者をどのように選べばよいでしょうか?...〈髙田達郎〉

13.脳動脈解離の診断基準について教えてください....〈宮下史生〉

14.rt-PA静注療法の適応決定に必要な血液検査は何ですか? 一般に脳卒中患者に必要な血液検査項目は?...〈鈴木理恵子 豊田一則〉

15.35歳女性が脳梗塞と診断されました.頭部MRAに異常はなく,心臓超音波およびHolter心電図にも異常を指摘できませんでした.凝固異常症を疑った場合には,どのような検査をすればよいでしょうか?...〈丸山征郎〉

3 重症度

1.意識障害の判定(JCS,GCSなど)について教えてください....〈三宅晃史 荒木信夫〉

2.脳卒中と診断された患者の重症度はどのように評価しますか? NIHSSやJSSの特徴について教えてください....〈寺山靖夫〉

3.脳卒中の機能的予後を評価するよい方法は?―歩行・ADL能力も含めて―...〈菱沼亜紀子 間嶋 満〉

4 救急処置

1.プレホスピタルトリアージについて教えてください....〈長谷川泰弘〉

2.脳卒中患者が救急外来に到着した場合の観察,処置のポイントは?...〈星野晴彦〉

5 脳卒中の病期・病型別治療

【脳卒中全般】

1.脳卒中治療ガイドラインと神経蘇生ガイドラインはどのように活用すればよいですか?...〈永山正雄〉

2.急性期脳卒中患者の管理にSCU,SUはどの程度有効でしょうか?...〈鈴木明文〉

3.脳卒中急性期患者のリハビリテーションはいつ頃から始めるのがよいのでしょうか? 脳卒中の病型や重症度により異なりますか?...〈松本真以子 里宇明元〉

【脳梗塞急性期】

4.脳梗塞急性期における,抗血小板療法と抗凝固療法の使い分けについて教えてください....〈棚橋紀夫〉

5.脳梗塞急性期治療における脳保護薬の位置づけはどのように考えたらよいでしょう?...〈阿部康二〉

6.脳浮腫治療薬グリセオールの使い方は?...〈神谷達司〉

7.80歳男性.右片麻痺,運動性失語症で発症し1時間後に救急車で来院しました.頭部CT上early CT signはみられませんが,NIHSSが25点でした.慎重投与例となりますがrt-PA(アルテプラーゼ)静注療法を行いますか?...〈上坂義和〉

8.56歳男性,心房細動の既往あり,発症1時間後に左不全麻痺をきたして来院しました.NIHSSは14点ですが,血圧が190/110mmHgでした.rt-PA静注療法を考慮していますがどうしますか?...〈大鳥達雄 片山泰朗〉

9.発症3時間後に受診した脳梗塞患者のMRAで,左中大脳動脈(M1)閉塞が認められました.局所線溶療法の適応はありますか?...〈江面正幸〉

10.右不全麻痺の出現から6時間後に来院し,左内包付近に直径2cmの梗塞巣がみつかりました.入院後麻痺の程度が進行しています.MRAでは異常を認めません.この進行性脳梗塞をどのように治療しますか?...〈前田哲也 長田 乾〉

11.脳梗塞(内頸動脈閉塞)のため入院治療中,発症2日目に意識障害が進行し脳ヘルニアが疑われます.開頭外減圧術の適応はありますか?...〈小笠原邦昭〉

【一過性脳虚血発作】

12.一過性脳虚血発作の患者が将来的に脳梗塞を発症する指標としては何がありますか? 患者さんへの説明はどうしますか?...〈奥田 聡〉

【脳出血】

13.脳出血に対する血圧管理のポイントについて教えてください....〈中川原譲二〉

14.左被殻出血でJCSⅡ-30,血腫量50ml,脳室穿破あり.外科的手術の適応ですか? 被殻出血における外科的治療の適応と方法(STICHの結果も含めて)について教えてください....〈師井淳太〉

15.脳出血に対する手術適応について,脳卒中治療ガイドライン2009を含めて教えてください....〈石原秀行 鈴木倫保〉

16.抗凝固療法中(ワルファリン,ダビガトラン,ヘパリン)の患者が被殻出血を発症しました.どうしますか? 第Ⅸ因子複合体や新鮮凍結血漿などを使用すべきですか?...〈矢坂正弘〉

17.脳出血で来院し,もやもや病と診断されました.治療指針は?...〈堀口 崇〉

【その他】

18.Wallenberg症候群をきたし,左椎骨動脈解離が疑われました.どう治療しますか?...〈神山信也〉

19.頭痛・痙攣で発症し,D-dimer高値であったことから,脳静脈・静脈洞血栓症が疑われました.診断と治療はどうしますか?...〈高嶋修太郎〉

20.痙攣発作のため精査中に脳動静脈奇形が認められました.どのように対処すればよいですか?...〈藤井清孝〉

6 脳梗塞の慢性期治療

1.多発性脳梗塞で,認知機能が低下してきました.どのように治療すればよいのでしょうか? アリセプトは有効でしょうか?...〈宇高不可思〉

2.脳卒中後に意欲低下があり,最近ややうつ状態も疑われます,向精神薬の適応でしょうか? あるいは脳循環代謝改善薬で対処すべきでしょうか?...〈加治芳明 平田幸一〉

3.高齢者の脳梗塞後遺症患者ではしばしばめまいを訴えます.どのような病態を考えたらよいでしょうか? また治療はどうすればよいのでしょうか?...〈岩本俊彦〉

【抗凝固療法】

4.心房細動に伴う心原性脳塞栓症で入院し,発症10日後の頭部CTにおいて左中大脳動脈に出血性脳梗塞が認められました.抗凝固療法はいつ始めますか?...〈長尾毅彦〉

5.80歳男性,非弁膜症性心房細動を伴う脳塞栓に対して,再発予防目的にワルファリンを投与する場合の使い方と注意点は?...〈髙橋愼一〉

6.抗凝固療法目的でワルファリンを5mg/日まで増量しましたが,PT-INRが治療域(2.0~3.0)まで到達しません.どうしましょう?...〈本田省二 米原敏郎〉

7.非弁膜症性心房細動患者の脳塞栓症予防にダビガトランはどのように使いますか? また,注意点は?...〈加藤裕司〉

8.心房細動があり心原性脳塞栓症の既往のある患者が,胃癌の手術をする予定です.周術期の管理はどうしますか?...〈山本貴嗣 久山 泰〉

【抗血小板療法】

9.左中大脳動脈起始部に,70%の高度狭窄が認められました.脳梗塞予防のためにどんな抗血小板薬を使用しますか?...〈岡田 靖〉

10.脳ドックで左内頸動脈起始部に40%の狭窄を認めました.抗血小板薬は使用しますか? 使うとするとどの薬剤を選択しますか?...〈寺崎修司〉

11.ラクナ梗塞患者に頭部MRI(T2*)を行ったところ微小出血が数個みられました.抗血小板療法はどうしますか?...〈瀧澤俊也〉

12.アテローム血栓性脳梗塞の再発予防のため,クロピドグレル75mg/日投与中でしたが脳梗塞の再発がみられました.抗血小板薬はどうしますか?...〈酒巻雅典 片山泰朗〉

13.アテローム血栓性脳梗塞の患者にアスピリン(100mg/日)を投与中でしたが,血小板凝集能検査ではアラキドン酸凝集の抑制が認められませんでした.どうしますか? アスピリン抵抗性を含めて教えてください....〈山崎昌子 内山真一郎〉

14.抗リン脂質抗体陽性の多発性脳梗塞患者に対する再発予防はどうしますか? 抗血小板療法ですか,または抗凝固療法ですか?...〈大熊壮尚〉

15.脳ドックで無症候性脳梗塞(ラクナ梗塞)を指摘されました.脳梗塞発症予防のために今後の対策はどうすればよいですか?...〈高木繁治〉

16.脳梗塞再発予防に抗血小板薬を使用中,血小板凝集能のモニタリングはどうしますか? 各種薬剤に対する凝集能検査の特徴について教えてください....〈佐藤金夫 尾崎由基男〉

17.アテローム血栓性脳梗塞患者がアスピリン服用中,大腸癌の疑いにより生検が必要となりました.抗血小板薬を休薬,または他の薬剤に変更する必要がありますか?...〈三宅晃史 島津智一 荒木信夫〉

【CEA,Stent】

18.脳梗塞による右不全麻痺でリハビリ中,左内頸動脈分岐部の70%狭窄が発見されました.内膜【剥】離術(CEA)かstent留置術(CAS)どちらの治療を受けるべきでしょうか? また両者の特徴を教えてください....〈林 央周 遠藤俊郎〉

19.内頸動脈の高度狭窄に対してステントを留置しました.抗血小板薬はどうしますか?...〈山上 宏 坂井信幸〉

【EC-IC bypass】

20.脳梗塞後遺症としてごく軽度の不全片麻痺を呈する患者に右内頸動脈閉塞症が認められました.EC-IC bypassの適応は?...〈小川 彰〉

【クリッピング,コイリング】

21.脳動脈瘤(左IC-PC,直径1cm)破裂によるくも膜下出血の治療としてクリッピングまたはコイリングどちらで治療しますか?...〈藤中俊之 吉峰俊樹〉

【痙攣発作】

22.脳梗塞の既往患者が,右半身から始まる全身性痙攣のため来院しました.今後の治療法および選択すべき薬剤は何ですか?...〈野川 茂〉

【その他】

23.脳卒中に伴う誤嚥性肺炎の予防はどのようにすればよいでしょうか?...〈勝又俊弥〉

24.脳卒中患者の嚥下機能障害のリハビリはどのようにすればよいでしょうか?...〈大沢愛子 前島伸一郎〉

25.脳卒中診療におけるクリティカルパスの活用について教えてください....〈橋本洋一郎 米原敏郎 渡辺 進 平田好文〉

7 危険因子

1.脳卒中予防のための高血圧管理:至適血圧や降圧薬の種類を含む最近の考え方について教えてください....〈牧原典子 井林雪郎 北園孝成〉

2.脳梗塞予防と脂質管理,スタチンの役割について教えてください....〈大槻俊輔 松本昌泰〉

3.メタボリックシンドロームと脳梗塞について教えてください....〈卜蔵浩和 山口修平〉

4.EPAによる脳卒中予防効果について教えてください....〈田中耕太郎〉

5.糖尿病患者の血管イベント抑制について教えてください. (UKPDS,CARDS,PROactiveなど)...〈卜部貴夫〉

6.片頭痛は脳梗塞のリスクですか?...〈清水利彦 鈴木則宏〉

7.CRPの上昇は脳卒中のリスクになりますか?...〈高橋若生〉

8.飲酒は脳卒中発症のリスクになりますか?...〈立花久大〉

9.喫煙は脳卒中発症のリスクになりますか? その機序は?...〈畑 隆志〉

10.悪性腫瘍がある患者でしばしば脳梗塞がみられますが発症機序は?...〈山崎昌子 内山真一郎〉

11.CKDは脳卒中発症のリスクになりますか?...〈星野晴彦〉

12.透析患者における脳卒中の特徴は? 発症後の治療は?...〈加藤裕司〉

13.妊娠と関連する脳卒中について教えてください....〈後藤 淳〉

14.膠原病・血管炎による脳卒中について教えてください....〈北川泰久〉

8 トピックス

1.Perimesencephalic SAH...〈陶山一彦 永田 泉〉

2.Spectacular shrinking deficit(SSD)...〈生野雄二 峰松一夫〉

3.Branch athromatous disease(BAD)...〈山本康正〉

4.虚血性脳損傷のメカニズム...〈北川一夫〉

5.シロスタゾールのプレイオトロピックエフェクト...〈伊藤義彰〉

6.脳梗塞患者における抗血小板薬投与後の全血を用いた血小板凝集能...〈丸山 元 棚橋紀夫〉

7.抗凝固薬(ワルファリン以外)...〈細見直永 松本昌泰〉

8.NSAIDと消化管出血...〈武田英孝 棚橋紀夫〉

9.未破裂動脈瘤への対応...〈西村真樹 橋本信夫〉

10.CADASIL...〈内野 誠〉

11.Fabry病(ライソゾーム病)...〈大竹 明〉

12.脳梗塞に対する再生医療...〈本望 修 宝金清博〉

13.白質病変と認知機能...〈丹羽 篤 冨本秀和〉

14.高ホモシステイン血症...〈坂野麻里子 宮田敏行〉


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書籍情報

  • ISBN:9784498128415
  • ページ数:388頁
  • 書籍発行日:2012年3月
  • 電子版発売日:2012年8月25日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

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