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- WHAT'S NEW in 皮膚科学 2020-2021
商品情報
内容
皮膚科学はこの2年でどう変わったのか 何が新しく、重要なのか?そのポイントは?
この1冊で最新の「皮膚科学の動向」を読む!
序文
序文
『WHAT'S NEW in 皮膚科学 2020-2021』をお届けします。前回の2018-2019から早くも2年が経過しました。私は編者として全原稿を読ませていただいています。普段結構アンテナは張っているつもりですが、それでもこのあっという間の2年の間に知らなかったことや、ちょっと噂には聞いていたがしっかり調べたことがなかったこと、古い知識のままアップデートできていなかったことなどがたくさん出てきました。つまり、医学の進歩が早い現在、個人の努力では情報収集に限界があるということです。もちろんすべての領域について詳細に知っている必要はありませんし、そんなことは困難ですが、頭の片隅にちょっと置いてあれば、診療しながら気がつくことができ、自分で詳しく調べたり、専門家に相談したりすることができます。一方、まったく知らないと見逃してしまいます。少し知っているのとまったく知らないのとは大きな違いです。本書は先生方の頭の中に新しい知識をコンパクトに補充するのをお手伝いするものです。そのためには、前版の前書きでも書きましたが書きましたが,通読していただいてこそ価値があります。調べ物用ではありませんのでご注意ください。
埼玉医科大学皮膚科教授
常深祐一郎
『WHAT'S NEW in 皮膚科学』を初めて2016-2017で担当し、この度から、編集業務を宮地良樹先生から引継ぎました。当時、初めての編集業務を宮地先生と行いました。その際、いかに宮地先生が手際よく、そして大所高所から的確に指示されるかを目の当たりにしました。今回、常深先生という素晴らしいパートナーとともに編集をフレッシュな立場から再度行うことができました。2020-2021では宮地先生も含めて3人で珠玉のテーマを選ぶことができたと自負致しております。これを機に宮地先生は勇退されるとのことです。しかしながら、横目にみますと『最新キーワードで読み解く ALL About 皮膚科学』という本があるではないですか!コンセプト的にも似ています。これは宮地先生から常深先生と私への挑戦状かもしれません。次回、2022-2023では常深先生とともに『ALL About 皮膚科学』と切磋琢磨しながらより良い最高の「What's New」を目指していこうと思います。期待してお待ちください!それでは珠玉の逸品をお試しあれ。
大阪市立大学大学院医学系研究科皮膚病態学教授
鶴田大輔
目次
WHAT'S NEW in 基礎皮膚科学
1.自然免疫を知る/金澤伸雄
2.がん免疫療法とは何か?/大塚篤司
3.汗孔角化症の発症メカニズムの解明/久保亮治
4.皮膚疾患の幹細胞治療/玉井克人
5.グランザイムB標的療法/沖山奈緒子
6.EIME(epithelial-immune microenvironment:上皮ー免疫微小環境)/大日輝記
WHAT'S NEW in 臨床皮膚科学
[注目のトピックス]
1.皮膚科領域における遠隔医療の現状と近未来/川端康浩
2.イメージング技術が拓く未来の皮膚科学/椛島健治
3.皮膚科領域におけるICT活用の可能性/吉崎 歩
4.皮膚科学と発汗学の接点/横関博雄
5.診療における個人情報の保護と利活用/古田淳一
6.在宅・施設でみる皮膚疾患,どこまでがんばる?/袋 秀平
7.PMDAとは?/種瀬啓士
8.亜鉛欠乏症で湿疹や褥瘡はなぜ起こる?/川村龍吉
9.皮膚のフレイルと対処法/安部正敏
10.新型コロナウイルス感染症と皮膚症状/大塚篤司
[湿疹・皮膚炎群,痒疹]
1.今日から始める食物アレルギー予防対策/大矢幸弘
2.アトピー性皮膚炎の免疫学的病態アップデート/本田哲也
3.アトピー性皮膚炎とマイクロバイオーム,黄色ブドウ球菌/松岡悠美
4.アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法と経皮感作/福家辰樹
5.新しいアトピー性皮膚炎病勢マーカー「血清SCCA2」/堀向健太
6.アトピー性皮膚炎における骨粗鬆症のリスク/井川 健
7.デュピルマブの結膜炎―病態は?どう対応する?/高村悦子
8.デュピルマブでの顔面頸部のparadoxical reaction/栁原茂人
9.これから登場するアトピー性皮膚炎新薬/野村尚史
10.アトピー性皮膚炎の新しい外用薬/加藤則人
11.職業性接触皮膚炎アップデート~手を守るゴム手袋の安全性を考える~/伊藤明子
12.痒疹に対するオマリズマブ療法/宇賀神つかさ/横関博雄
[蕁麻疹・かゆみ]
1.『蕁麻疹診療ガイドライン2018』の特長/秀 道広
2.慢性蕁麻疹患者へのオマリズマブ導入のコツ/森田栄伸
3.かゆみ過敏アップデート/石氏陽三
4.Drug-induced pruritus/鶴田大輔
[乾癬・角化症]
1.自己炎症性角化症として認識される疾患は増えている/秋山真志
2.患者ニーズから考える乾癬治療/多田弥生
3.局所からアプローチする爪乾癬の治療/齋藤昌孝
4.食事由来脂質とその代謝物による乾癬病態の制御/本田哲也
5.皮膚科医による乾癬性関節炎診療/小寺雅也
6.外用アドヒアランスを向上させる治療オプション:short contact therapy/本間 大
7.増える生物学的製剤,どう選択する?/遠藤幸紀
8.乾癬治療でのバイオシミラーの現況/鶴田大輔
9.MTXの使い方/岸本恵美/大槻マミ太郎
[水疱症・膿疱症]
1.掌蹠膿疱症アップデート:鑑別診断に役立つTips/村上正基
2.掌蹠膿疱症は膿疱性乾癬とどう違うのか?/村上正基
3.自己免疫性水疱症に対するリツキシマブ治療の見通し/山上 淳
4.最近登場した薬剤関連自己免疫性水疱症/青山裕美
[白斑]
1.白斑の病因論―2020/片山一朗
2.白斑の病態について/林 昌浩
3.Vitiligo extent score などの白斑評価法について/林 昌浩/鈴木民夫
[薬剤性皮膚障害]
1.薬剤性過敏症症候群におけるDLSTの有効活用/高橋勇人
2.薬疹の原因薬の究明/渡辺秀晃
3.SJS/TENのバイオマーカー/濱 菜摘/阿部理一郎
4.免疫チェックポイント阻害薬で生じる有害事象のマネジメント/松下茂人
[痤瘡・酒皶]
1.痤瘡の急性炎症期治療のファーストチョイス/谷岡未樹
2.痤瘡瘢痕への対策(色素沈着も含む)/林 伸和
3.イソトレチノインの現況/黒川一郎
[感染症]
1.感染症による多形紅斑/橋爪秀夫
2.Panton-Valentine leukocidin/小橋美那/山﨑 修
3.ホスラブコナゾールの使い方/常深祐一郎
4.爪白癬は視診で診断できるのか?/常深祐一郎
5.帯状疱疹ワクチン/宮地素子/渡辺大輔
6.抗ヘルペスウイルス薬の最適な使い方,使用上の注意点/宮地素子/今福信一
7.HSV patient initiated therapy /浅田秀夫
8.性感染症―最近の話題―/安元慎一郎
9.梅毒アウトブレイク/齋藤万寿吉
10.HIV/AIDSアップデート/齋藤万寿吉
11.デング熱/原田和俊
12.ダニ類が媒介する感染症/夏秋 優
13.シラミとりシャンプーが効かない!?アタマジラミ/山口さやか
[膠原病・血管炎]
1.Vasculopathyについて(Vasculitisとの違いも含めて)/川上民裕
2.手の発疹から膠原病を見つける/長谷川 稔
3.皮膚エリテマトーデスのヒドキシロクロロキン療法/谷川瑛子
4.強皮症病態の新しい考え方/浅野善英
5.強皮症の免疫異常と免疫をターゲットとした新規治療法/松下貴史
6.SSc指尖潰瘍治療アップデート/茂木精一郎
[付属器疾患]
1.女性の薄毛分類とその評価方法の検討/浜中聡子
2.AGA治療のファーストチョイス/乾 重樹
3.新旧ガイドラインの比較からみえる円形脱毛症治療の考え方/大山 学
4.化学療法誘発性脱毛を予防する時代へ―頭皮冷却装置の登場―/野澤桂子
5.陥入爪・巻き爪・肥厚爪の非観血的治療/田村淳志
6.開業医が着想した陥入爪治療の工夫/山内 卓
7.多汗症治療のトピックス/横関博雄
[腫瘍・母斑]
1.腫瘍による爪病変/岡田悦子
2.メラノーマの疫学と新病期分類/藤澤康弘
3.メラノーマにおけるセンチネルリンパ節転移陽性例への領域リンパ節郭清の最近の考え方/中村泰大/寺本由紀子
4.皮膚リンパ腫の新しいWHO-EORTC分類/島内隆寿
5.クリニックにおける結節性硬化症の治療法/高藤円香/金田眞理
6.乳児血管腫アップデート/馬場直子
[美容皮膚科]
1.最新の美容医療トピックス~世界の動向に目を向ける~/宮田成章
2.酒皶治療の世界の潮流/山﨑研志
3.皮膚科にできるアンチエイジング―老化は病と考えませんか?/山田秀和
4.香粧品でシワを改善できるのか?/須賀 康
5.肝斑にレーザーは効くのか?/葛西健一郎
6.美白を目的とした保存的治療/柴田真一
7.皮膚微生物叢(マイクロバイオーム)は洗浄・入浴・保湿でどのくらい変動するか/出来尾 格
[診断]
1.皮膚腫瘍以外のダーモスコピーによる診断/古賀弘志
2.新しいダーモスコピーサイン/小林祐香莉/田中 勝
3.ダーモカメラ カシオ/外川八英
4.皮膚科領域におけるエコー入門/沢田泰之/壷井聡史
[治療]
1.在宅光線療法/森田明里
2.慢性皮膚疾患の治療に便利なエキシマライト/多田弥生
3.皮膚科医のための向精神薬の使い方/羽白 誠
4.下肢疾患:血管エコーの進歩,弾性ストッキング,硬化療法/中西健史
5.虫除け塗布剤を知る/和田康夫
6.化膿性汗腺炎の病態とアダリムマブ/葉山惟大
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書籍情報
- ISBN:9784779222689
- ページ数:238頁
- 書籍発行日:2020年7月
- 電子版発売日:2020年9月25日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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