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- 麻酔科医のための体液・代謝・体温管理《新戦略に基づく麻酔・周術期医学》
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内容
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目次
1章 周術期体液管理の新戦略
1-1 周術期の輸液 (宮尾秀樹)
1 輸液の基礎知識
2 血管内皮細胞の基礎知識
3 晶質液の種類と輸液管理のポイント
4 膠質液の種類と輸液管理のポイント
5 術中輸液管理例
1- 2 経口補水とERASR
1-2-1 ERASRとは (鈴木利保)
1 ERASR プロトコールのアウトカム
2 術前管理
3 術中管理
4 術後管理
5 ERASRガイドラインとわが国のエビデンス
1-2-2 術前絶飲食ガイドラインと術前経口補水療法 (鈴木利保)
1 術前絶飲食ガイドライン
2 術前経口補水療法
1-3 周術期体液量の指標とGDT
1-3-1 目標指向型治療(GDT)に基づく周術期輸液管理 (石原弘規)
1 早期目標指向型治療(EGDT)
2 周術期の輸液管理における目標指向型治療(GDT)
1-3-2 中心静脈圧,肺動脈楔入圧 (石原弘規)
1 静脈環流と心拍出量
2 中心静脈圧(CVP)
3 肺動脈楔入圧(PAWP)
1-3-3 1回拍出量変動,脈圧変動,脈波変動指標 (石原弘規)
1 呼吸性変動とは何か
2 SVVの機序
3 呼吸性変動の測定
4 呼吸性変動により評価できない病態
5 SVVとPPV
6 PVI
1-3-4 PiCCOモニター (橋場英二)
1 PiCCOモニターとは何か
2 測定原理
3 実際の測定
4 それぞれのパラメーターの意味と限界
1-3-5 ブドウ糖初期分布容量 (石原弘規)
1 ブドウ糖初期分布容量(IDVG)とは
2 IDVGの算出法
3 IDVGの正常値と再現性
4 IDVG と心臓前負荷
5 低血圧発生予測,輸液反応性
6 IDVG測定の問題点
1-3-6 その他の指標 (橋場英二,石原弘規)
1 心エコー
2 右室拡張末期容量(RVEDV)と修正右室拡張末期容量(cRVEDV)
3 受動的下肢挙上(PLR)
4 呼気終末閉塞法(EEO)
2章 周術期輸血の新戦略
2-1 血液製剤とその適正使用
2-1-1 輸血用血液製剤を適正に使用するための基本的事項 (玉井佳子)
1 patient blood managementと周術期輸血医療
2 主な輸血用血液製剤
2-1-2 周術期輸血療法の目的 (玉井佳子)
1 術前の貧血や出血傾向の是正目的の輸血
2 術中の出血に対する補充目的の輸血
3 術後の貧血や出血傾向に対する輸血
2-1-3 輸血用血液製剤の適正使用 (玉井佳子)
1 赤血球液(RBC)〈旧 赤血球濃厚液(RCC)〉
2 新鮮凍結血漿(FFP)
3 濃厚血小板(PC)
4 新鮮血
5 血漿分画製剤・各種凝固因子製剤
2-1-4 同種血輸血の副作用と初期対応 (玉井佳子)
1 アレルギー反応および類似の病態
2 非溶血性発熱性輸血反応
3 輸血関連急性肺障害(TRALI)
4 輸血関連循環過負荷(TACO)
5 ABO異型不適合輸血
2-2 自己血輸血
2-2-1 貯血式自己血輸血 (脇本信博)
1 周術期輸血の戦略
2 自己血輸血の種類と特徴
3 貯血式自己血輸血の問題点
4 貯血式自己血輸血の適応と禁忌
5 貯血式自己血輸血の実際
6 貯血式自己血輸血の合併症とその対策
7 貯血式自己血輸血の新たな展望:自己フィブリン糊
2-2-2 回収式自己血輸血 (面川 進,脇本信博)
1 回収式自己血輸血の特徴
2 回収式の適応と禁忌
3 術中回収式の実際
4 術後回収式の実際
5 回収式の合併症と留意点
2-2-3 希釈式自己血輸血 (橋本 浩)
1 希釈式自己血輸血の概念
2 血液希釈の生理
3 希釈式自己血輸血の適応
4 希釈式自己血輸血の実際
5 希釈式自己血輸血の利点と欠点
6 血液量増量自己血輸血(hypervolemic hemodilution)
2-2-4 自己血輸血看護師制度の拡充と今後の課題 (脇本信博,小松久美子)
1 看護師採血の実態
2 自己血輸血看護師制度の必要性
3 看護師採血の法律上の問題点
4 自己血輸血看護師認定試験の実際
5 指導医師や看護師所属施設の認定
6 認定を取得した自己血輸血看護師数
7 2014 年度保険改定に伴う変更点:貯血式自己血輸血管理体制加算と学会認定・自己血輸血責任医師について
8 今後の展望
2-3 危機的出血への新戦略 (稲田英一)
1 危機的出血への対応ガイドライン
2 最近注目されている危機的出血への対処法
3 輸液療法に関する考え方の変化
3章 周術期栄養管理の新戦略
3-1 周術期の血糖管理 (江木盛時)
1 周術期高血糖の発生機序と有害性
2 侵襲時の血糖降下療法の有効性の検証
3 急性期患者における低血糖
4 急性期血糖管理のガイドライン
5 血糖測定方法
3-2 周術期の経静脈的栄養 (佐藤格夫)
1 経静脈的栄養法の種類と栄養素
2 術前における静脈栄養の開始
3 術後における静脈栄養の開始
4 周術期におけるエネルギーの投与量,タンパク質の投与量に関して
3-3 周術期の経管栄養 (山田 勇,小谷穣治)
1 術前経管栄養
2 術後経管栄養
4章 シバリング対策の新戦略
4-1 シバリングの発生機序 (尾崎 眞)
1 なぜシバリングを避けるべきなのか
2 自律性体温調節反応の機転
3 シバリング様振戦の機序
4-2 保温と加温によるシバリング対策 (尾崎 眞)
1 温風式加温装置による中枢温の保持
2 輸液加温システムによるシバリング防止効果
3 室温管理について
4-3 シバリングに対する薬物治療 (尾崎 眞)
1 メペリジン,NSAIDs の効果
2 NMDA受容体拮抗薬:ケタミンの効果
3 5HT3受容体拮抗薬:オンダンセトロンの効果
4 α2受容体作動薬:クロニジンの効果
5 α2受容体作動薬:デクスメデトミジンの効果
6 シバリング抑制効果のあるその他の薬剤
4-4 輸液剤のシバリングに及ぼす影響 (尾崎 眞)
1 アミノ酸含有輸液剤の影響
2 マグネシウム含有輸液剤の影響
付録 1.術前絶飲食ガイドライン
付録 2.体液・代謝管理に用いられる製剤一覧
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書籍情報
- ISBN:9784521737119
- ページ数:288頁
- 書籍発行日:2014年8月
- 電子版発売日:2021年4月9日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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