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- 救急医学 2021年4月号 第45巻第4号 知らなくて本当に大丈夫!? 救急で診る(かもしれない)希少疾患
商品情報
内容
救急外来や集中治療室で遭遇する“かもしれない”希少な疾患や病態を一挙集め、“救急医が知っておくべき=知っていて疑うことで適切な診療につながる症状・診断・対応のポイント”などを解説。まさに“希少な”特集です。
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序文
特集 知らなくて本当に大丈夫!? 救急で診る(かもしれない)希少疾患
蹄の音を聞いたら,シマウマではなくウマを探せ。
これは「みたこともないような珍しい疾患よりも,まずcommon diseaseを思い浮かべなさい」という意味の,医師の間でよくいわれる格言です。
しかし救急の現場ではまれに,みたことも,聞いたこともないような希少疾患に遭遇することがあります。そんなとき,“ウマ”しか知らない者は“シマウマ”の存在を想像することができません。動物観察ならいざ知らず,たとえ希少な疾患であっても,見落として適切な初期対応がとれなければ,その患者の命を失う可能性がある救急の現場では,それを「知らない」「疑うことができない」ことが致命的となり得ます。
そこで今号の特集では,救急外来や集中治療室で遭遇する“かもしれない”希少な疾患や病態を一挙集めて,ご解説いただくこととしました。今回は主に内因性の疾患・病態を中心に取り上げ,とくに「その希少疾患を疑い,適切な診断・対応につなげることが患者の予後に影響し得るもの」をピックアップしました。希少ゆえにイメージがつかみにくいであろうことから全項目で症例を掲示いただき,そのうえでその希少疾患の“救急医が知っておくべき=知っていて疑うことで適切な診療につながる症状・診断・対応のポイント”などが簡潔に解説された,まさに“希少な”特集です。
読者のあなたがその希少疾患を診るのは数年後か,数十年後かもしれません。いや,もしかすると,一生診ることがないかもしれません。しかし,次の瞬間の救急外来であらゆる疾患に遭遇する可能性を捨てず,それに対応できることこそが,“救急医の腕の見せどころ”であるはず。いまは「こんな病気があるのか」と軽い気持ちで読んでいるとしても,本特集を通じて得た“気づき”がいつか誰かの命を救う(かもしれない)ことを願って,お届けいたします。
『救急医学』編集委員会
企画担当:大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター 島崎 淳也
目次
特集 知らなくて本当に大丈夫!? 救急で診る(かもしれない)希少疾患
Ⅰ.中枢神経症状から疑う希少疾患
抗NMDA 受容体脳炎/公立昭和病院脳神経内科 金子 厚 他
可逆性脳血管攣縮症候群/熊本市民病院脳神経内科 橋本洋一郎 他
橋中心髄鞘崩壊症/国立病院機構熊本医療センター救命救急科 櫻井 聖大
粘液水腫性昏睡/防衛医科大学校病院総合臨床部 佐野あずさ 他
Bickerstaff 型脳幹脳炎/日本医科大学大学院医学研究科救急医学分野 栗原 貫
Ⅱ.胸部症状から疑う希少疾患
Kounis 症候群/総合犬山中央病院救急科 上田 宣夫 他
衝心性脚気/大分県済生会日田病院救急科 中島 竜太
心膜外脂肪壊死/新潟市民病院救命救急・循環器病・脳卒中センター 曺 聖鉉 他
Ⅲ.腹部症状から疑う希少疾患
遊走脾/東京医科大学救急・災害医学分野 織田 順
正中弓状靱帯圧迫症候群/大阪警察病院ER・救命救急科 小川 新史
急性ポルフィリン症/島根県済生会江津総合病院消化器科 堀江 裕
Ⅳ.アレルギー症状から疑う希少疾患
肥満細胞症/筑波大学附属病院救急・集中治療科 冨沢 夏美 他
遺伝性血管性浮腫/大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター 廣瀬 智也
Ⅴ.その他の症状等から疑う希少疾患
再発性多発軟骨炎/聖マリアンナ医科大学医学部免疫学・病害動物学 鈴木 登 他
非典型溶血性尿毒症症候群/宮崎大学医学部病態解析医学講座救急・災害医学分野 落合 秀信
ミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作症候群(MELAS)/福井大学医学部附属病院脳神経内科・遺伝診療部 井川 正道 他
オスラー病(遺伝性出血性毛細血管拡張症)/大阪市立総合医療センター脳血管内治療科 小宮山 雅樹
TAFRO 症候群/三重大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学 鈴木 圭
連載
救急医四方山話
わが家のクリスマスプレゼント/自治医科大学附属さいたま医療センター救急科 柏浦 正広
地域とつながる 社会に広める 救急ツール・救急システム
第8回「AED N@VI」の開発経緯と特徴/東京ベイ・浦安市川医療センター救急集中治療科 本間 洋輔
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書籍情報
- ISBN:9784012004504
- ページ数:129頁
- 書籍発行日:2021年4月
- 電子版発売日:2021年4月9日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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