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関節外科 2022年4月号 Vol.41 No.4 発育性股関節形成不全の基礎と臨床

  • ページ数 : 121頁
  • 書籍発行日 : 2022年3月
  • 電子版発売日 : 2022年3月15日
2,640
(税込)
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商品情報

内容

特集:発育性股関節形成不全の基礎と臨床  企画・編集:尾﨑敏文
 DDHの疫学,病態と分類
 DDHにおける遺伝子発現
 DDHの病歴聴取,理学所見の取り方
ほか

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序文

introduction

わが国では,1970 年代以降行われてきた全国的な予防活動などにより発育性股関節形成不全の頻度は劇的に減少したと考えられます。さらに近年の少子化に伴い,発育性股関節形成不全を含めた小児股関節疾患の発生数は減少しました。しかし,スクリーニングを行う医師の診断能力の低下や関心の低下により,乳児検診制度の脆弱化,診断の見落としや遅延などの発生が増えています。このように,次世代を担う若手整形外科医にとって,小児股関節疾患の診断・治療を経験する機会に恵まれないことは憂慮すべき事態であると思われます。そこで今回は,発育性股関節形成不全の基礎と臨床として,最新の話題を含めて特集することとしました。

本特集では,まず発育性股関節形成不全の疫学を確認し,病態については最新の遺伝子・タンパク質発現などの基礎的研究などをレビューしていただきました。若手整形外科医にとって重要である病歴聴取や理学的所見の取り方についても詳述していただいたので,実際の臨床の場で大変参考となると思われます。発育性股関節形成不全の画像診断は超音波を用いることがgold standard ですが,経験に乏しい先生方にとっては馴染みが薄く,近年診断遅延例も散見されます。そこでスタンダードプレーンを描出するための正しいプローブの当て方から,超音波による分類法まで解りやすく解説していただきました。また,スクリーニングツールとしての超音波画像診断のみならず,外科的治療を行うにあたり必要な単純X 線,CT,MRI などさまざまな検査についてもご紹介いただきました。

発育性股関節形成不全の治療は保存的治療が第一選択となります。患児のご家族と良好な信頼関係を構築することは,以後の治療を進めるにあたり非常に重要です。そのために初期治療としての抱っこの仕方や生活指導を上手に行うためのポイントを説明していただきました。また,Riemenbügel には大腿骨頭壊死などの合併症があり,その装着方法は難しいものです。イラストを交えて正しい装着方法を説明し,装着中の注意点についても解説していただきました。その他,牽引治療や各手術療法の実際と臨床成績についてご紹介いただきました。このように,本特集では,日本におけるエキスパートの先生方に網羅的にわかりやすくご執筆いただいています。

最後に本特集が,読者の先生方にとって知識の整理となり,今後の各施設における発育性股関節形成不全の診断・治療にお役立ていただけることを願っております。


岡山大学学術研究院医歯薬学域
整形外科学分野
尾﨑敏文

目次

特集:発育性股関節形成不全の基礎と臨床  企画・編集:尾﨑敏文

DDHの疫学,病態と分類  山口亮介

DDHにおける遺伝子発現  田村太資

DDHの病歴聴取,理学所見の取り方  村上玲子

DDHの画像診断(超音波検査)  髙橋大介ほか

DDHの画像診断(X線,股関節造影,CT,MRI)  山田和希

DDH健診・検診の歴史・方法・制度と遅診断  星野弘太郎

「2050年DDH実質ゼロ」に向けた生活指導と初期治療としてのRiemenbügel装具  青木 清ほか

DDHに対するLudloff法の実際と臨床成績   岡野邦彦

DDHに対する前方法とSalter骨盤骨切り術の同時手術の実際と臨床成績   小林大介

歩行開始後DDHに対する広範囲展開法の実際と臨床成績  鉄永智紀ほか

DDH難治例に対する手術療法(観血的整復+大腿骨骨切り術+骨盤骨切り術) の実際と臨床  中村幸之

遺残性亜脱臼・臼蓋形成不全に対する手術療法の実際  及川泰宏

連載

・先生,そのエビデンス教えてください!(第3回)

「リハビリテーションでよく行われる温熱療法ってなんですか?」  見目智紀

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書籍情報

  • ISBN:9784008204104
  • ページ数:121頁
  • 書籍発行日:2022年3月
  • 電子版発売日:2022年3月15日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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