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- 心エコー 2022年1月号（23巻1号）全身性疾患を心エコーで診る—これだけは知っておきたい心エコー所見
商品情報
内容
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序文
巻頭言：新春に寄せて
新春って，よい言葉ですね．本年1 月号の巻頭言書き出しを考えていて，ふと思いました．もちろん，新暦の1月は春と呼ぶのには早すぎるのですが，「新しい」「春」なんて，ワクワクする言葉が2つも並んでいて，気持ち新たに何かを始める時期にはぴったりな言葉と思いませんか？この約2年間は，世界的な新型コロナウイルス感染症という未曾有の事態に見舞われ，やっと出口の光が見えたと思ったらまた見えなくなったりの繰り返しでした．そろそろ心機一転，新しいことに向かって動き出したいものです．先日，発表者と座長だけの少人数の集まりでしたが，久しぶりに大阪での学会に現地参加させていただきました．オンラインの学会や講習会にも慣れてしまい，それはそれでよかったのですが，やはり直接会って聴衆の反応を肌で感じたり，セッション後にロビーで雑談を交えて意見交換をしたりする楽しさは格別ですし，また何か頑張ろうという気持ちになります．今年こそは新たな春を迎え，このような機会が増えることを切に願っています．
さて，本年最初の企画は「全身性疾患を心エコーで診る」と題して，さまざまな全身性疾患において，われわれが知っておくべき病態と心エコー所見について特集を組みました．心エコーは，さまざまな全身性疾患の心合併症のスクリーニング法として欠かせないものとなり，循環器以外の診療科から直接依頼を受けることも多くなっています．そんな時，病態をよく理解せずに漫然と検査を行うと，重要な所見を見落とすことになります．また，依頼に対して十分応える検査を行うには，その病態で注目すべき所見について習熟したうえで心エコーを行って，検査の感度を上げることが重要です．特に循環器を専門としない医師の場合，心エコーをオーダーしても十分にその意義を理解していないことも少なくなく，疾患に応じたアドバイスを含めたレポートは，適切な診療を行ううえで重要な助けとなります．本号も執筆者の先生方のご協力で，今年の心エコーの勉強を始めるにあたりふさわしい充実した内容となりました．是非とも本書で全身性疾患と心エコー所見について学んでいただき，明日からの診療にお役立ていただければ幸いです．
大門雅夫
目次
【特集】
抗がん剤治療中の心エコー……平田有紀奈・西尾 進
心原性脳塞栓症を疑われた症例の心エコー……華 臻圣・板橋裕史
膠原病の心合併症を心エコーで診る……小板橋俊美
甲状腺機能異常で知っておくべき心エコー所見……廣瀬邦章
高安動脈炎で知っておくべき心エコー，血管エコー所見……赤坂和美
Marfan症候群の心エコー所見……井上翔太・大門雅夫
透析患者の心合併症を心エコーで診る……森田愛理・原田顕治
筋ジストロフィーの心合併症を心エコーで診る……木村公一
心アミロイドーシス疑いで注目すべき心エコー所見とは？……和根崎真大
【今年はこうして心エコー技術を学ぶ】
はじめに……大門雅夫
こういうエコーマインド・エコー技術を学んでほしい……渡辺弘之
私はエコー技術をこう学んでいる……鈴木博英
私たちの研究会紹介します！─名古屋心エコーセミナー……杉本邦彦
心エコーを学ぶための講習会・研究会案内2022
【COLUMN】
報告記◆一般社団法人日本心エコー図学会第32回学術集会を開催して……中島淑江
【わたしの1枚】
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書籍情報
- ISBN：9784011102301
- ページ数：108頁
- 書籍発行日：2022年1月
- 電子版発売日：2022年1月27日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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