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- 周術期医療安全Q&A70−周術期管理チームが創る多職種連携
商品情報
内容
多職種連携とは他職種を知ることから。最新の医療安全に関する項目を網羅するだけでなく、なぜ、なんのために必要であるのかをQ&A形式で解説します。各診療科の医師はもちろん、看護師・臨床工学技士の方にも読んで欲しい一冊です。
序文
監修の言葉
「周術期医療安全Q&A70 ─周術期管理チームが創る多職種連携」.本書全体のキーワードは,周術期,チーム医療,医療安全となります.
周術期管理は,医師,看護師,薬剤師,臨床工学技士,中央材料,物流,清掃,事務職員などからなる究極のチーム医療であり,究極の医療安全です.本書は,いろいろな診療科の医師,看護師,臨床工学技士が執筆しており,チーム医療の一つと言えます.
昨今の医療事故を基に,特に手術適応判断の厳格化が提唱されています.
・外来で診療科内の担当チーム (担当医1 名だけではなく) により治療方針を検討する.
・インフォームド・コンセントを行う.
・適切な熟慮期間を用意する.
・入院後,症例検討会を行う.
・インフォームド・コンセントを行う.
・同意書を作成する.
・手術を施行する.
インフォームド・コンセントも,「承諾をとる」こととは同義ではありません.病名,病状,手術の内容,手術によるリスク,他に取りうる治療手段,その利害得失 (予後の違い) を説明し,熟慮する十分な時間の後,承諾をとるとともに,診療録などに記載することが必要です.
また,研修医にも医療安全や感染の会議への出席が義務付けられようとしています.
本書は,このような最新の医療安全に関する事項を網羅するだけではなく,なぜ,何のために必要であるのかを解説しています.
本書はあくまでも周術期管理,医療安全の入り口であり,興味を持っていただき,さらなる成書へと繋げられれば,目的達成となります.
最後に,このような企画に対応して頂いた中外医学社に深謝致します.
2017 年5 月
大阪医科大学麻酔科学教室教授 南 敏明
目次
周術期管理チームの意義-多職種連携とは他職種を知ることから
Chapter 1 術前準備編
Q1 術前内科コンサルテーションはどのように行いますか?
Q2 麻酔科コンサルテーションはどのような場合に必要ですか?
Q3 術前歯科口腔外科コンサルテーションはどんな意味がありますか?
Q4 術前禁煙指導はどのような意味がありますか?
Q5 深部静脈血栓症の対応について教えてください.
Q6 間欠的下肢圧迫法と弾性ストッキングについて教えてください.
Q7 手術説明時に注意すべきことは何ですか?
Q8 麻酔説明時に注意すべきことは何ですか?
Q9 手術決定時の患者指導はどのようなものですか?
Q10 手術前日からの患者指導で大切なことは何ですか?
Q11 手術前の絶飲食はどのように行えばよいですか?
Q12 手術前患者にはどのように接すればよいですか?
Q13 出棟前の確認点を教えてください.
Q14 小児患者の術前注意点を教えてください.
Chapter 2 全身麻酔導入時の医療安全
Q15 患者入室時に確認・注意することを教えてください.
Q16 点滴確保時の注意点を教えてください.
Q17 全身麻酔導入時の注意点を教えてください.
Q18 硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔施行時の注意点を教えてください.
Q19 小児の緩徐導入時の注意点を教えてください.
Q20 気道確保時の注意点を教えてください.
Q21 中心静脈確保で注意すべき点は何ですか?
Q22 体位変換時の注意点を教えてください.
Q23 周術期神経障害予防について教えてください.
Q24 予防抗菌薬投与の意義について教えてください.
Q25 タイムアウトの意義を教えてください.
Chapter 3 手術中の医療安全
Q26 腹腔鏡下手術の注意点について教えてください.
Q27 呼吸器外科手術の注意点について教えてください.
Q28 耳鼻咽喉科手術の注意点について教えてください.
Q29 脳神経外科手術の注意点について教えてください.
Q30 心臓外科手術の注意点について教えてください.
Q31 ターニケットの注意点について教えてください.
Q32 脊椎手術の注意点について教えてください.
Q33 電気メスの注意点について教えてください.
Q34 シリンジポンプの注意点について教えてください.
Q35 輸血施行時の注意点について教えてください.
Q36 術中輸液管理について教えてください.
Q37 摘出標本の扱いの注意点を教えてください.
Q38 閉創時に確認するべきことを教えてください.
Q39 術後レントゲンの意義を教えてください.
Q40 術後における患者さんの搬送時に注意すべき点を教えてください.
Q41 患者さん退室時の申し送り事項について教えてください.
Chapter 4 麻酔覚醒・術後の医療安全
Q42 麻酔覚醒時の注意点について教えてください.
Q43 抜管後の注意点について教えてください.
Q44 術後のシバリングの対応について教えてください.
Q45 術後せん妄の対応について教えてください.
Q46 術後嘔気の対応について教えてください.
Q47 術後鎮痛で気をつけるべき点は何ですか?
Q48 術後鎮痛に関して病棟看護師・外科医への申し送り時に重要なことは何ですか?
Q49 持続オピオイド投与時の注意点を教えてください.
Q50 持続硬膜外鎮痛の注意点を教えてください.
Q51 術後のドレーン管理について教えてください.
Q52 術後の集中治療室における管理の注意点を教えてください.
Q53 翌朝の第一歩行時の注意点について教えてください.
Q54 術後のリハビリテーションについて教えてください./p>
Chapter 5 局所麻酔手術・日帰り手術の注意点
Q55 局所麻酔手術の注意点を教えてください.
Q56 日帰り手術の注意点を教えてください.
Q57 鎮静管理で注意すべき点は何ですか?
Q58 鎮静後の患者指導で大切な点は何ですか?
Q59 局所麻酔薬中毒の予防と対応について教えてください.
Chapter 6 緊急時の対応
Q60 アナフィラキシーの対応について教えてください.
Q61 術中喘息発作の対応について教えてください.
Q62 気道火災時の対応について教えてください.
Q63 術中に心筋梗塞を疑った場合の対応について教えてください.
Q64 術中に肺塞栓症を疑った場合の対応について教えてください.
Q65 術中に大量出血があった場合の注意点を教えてください.
Q66 術中心停止時の対応を教えてください.
Chapter 7 周術期管理チーム育成のために
Q67 周術期管理チームとは何ですか?
Q68 周術期管理チームの訓練には何が必要ですか?
Q69 多職種間の理解に必要なアプローチは何ですか?
Q70 効果的なコミュニケーションとはどういうものですか?
編者あとがき
索引
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- 未対応
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全文・
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目次・
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書籍情報
- ISBN:9784498055285
- ページ数:254頁
- 書籍発行日:2017年6月
- 電子版発売日:2018年1月5日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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