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- 精神科処方ノート 5版
商品情報
内容
精神科領域の疾患や、精神症状の治療について、それぞれの疾患や症状の簡単な解説と、その薬物療法の実際を処方例を中心に記述。
有効で安全な薬物療法を施行する際の一つの指針としてお役立てください。
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序文
私共は1999年に向精神薬の総てを解説した「精神科治療薬ハンドブック」を出版した．便利な手引き書として，多くの臨床医が使用されていると聞く．その姉妹篇として，精神科領域の疾患や，精神症状の治療について，それぞれの疾患や症状の簡単な解説と，その薬物療法の実際を処方例を中心に記述したのが本書である．
各疾患に適応を有する薬剤を可能な限り単剤で用いるのが私共の治療の原則である．しかしながら事情によっては，正式な適応がなくても日常臨床で多くの治療者が用いて有効かつ安全な薬剤については，処方実例が記載されているが，「保険適応外」の断り書きがそえられている．
有効で安全な薬物療法を施行する際の１つの指針として本書が何らかのお役に立つことを願っている．
2001年3月
上島 国利
目次
I．向精神薬の合理的な用い方
１．薬物療法の開始に際して
２．薬物療法の実際
II．精神障害とその治療
１．統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群
Ａ．陰性症状優位の統合失調症
Ｂ．緊張病
Ｃ．妄想を主とする病像
Ｄ．統合失調感情障害
Ｅ．急性期統合失調症
Ｆ．慢性期統合失調症
２．気分障害（うつ病，躁うつ病）
Ａ．単極性うつ病
Ｂ．軽症うつ病
Ｃ．仮面うつ病
Ｄ．老年期うつ病
Ｅ．児童・思春期のうつ病
Ｆ．難治性うつ病
Ｇ．双極性うつ病
３．不安性障害
Ａ．パニック障害
Ｂ．全般性不安障害
Ｃ．社交不安障害（対人恐怖症）
Ｄ．強迫性障害（強迫神経症）
Ｅ．外傷後ストレス障害（PTSD）
Ｆ．ヒステリー（解離性障害）
Ｇ．心気症
４．心身症
Ａ．過敏性腸症候群（IBS）
Ｂ．過換気症候群
５．パーソナリティ障害
Ａ．境界性パーソナリティ障害
６．器質性精神病・症状性精神病
７．認知症
Ａ．アルツハイマー型認知症
Ｂ．レビー小体型認知症
Ｃ．血管性認知症
８．知的障害（精神遅滞）
９．アルコール依存症
Ａ．急性期
Ｂ．慢性期
Ｃ．振戦せん妄
10．薬物による精神障害
Ａ．覚せい剤中毒
Ｂ．有機溶媒中毒
11．産褥精神病
Ａ．産後うつ病
12．摂食障害
Ａ．神経性無食欲症（神経性やせ性）
Ｂ．神経性大食症（神経性過食症）
13．睡眠障害
Ａ．不眠症（精神生理性不眠症・原発性不眠症）
Ｂ．睡眠時遊行症（夢遊病）
Ｃ．夜驚症
Ｄ．悪夢
Ｅ．ナルコレプシー，周期性傾眠症
14．小児期および青年期の精神障害
Ａ．注意欠如−多動性障害
Ｂ．チック障害
Ｃ．抑うつ状態
Ｄ．不登校
15．てんかん
Ａ．全般発作
Ｂ．部分発作
Ｃ．てんかん発作重積状態
III．精神症状とその治療
１．興奮状態
Ａ．意識障害を伴う興奮状態
Ｂ．緊張病性興奮
Ｃ．躁性興奮
Ｄ．てんかんによる興奮
Ｅ．知的障害にみられる興奮
２．幻覚
Ａ．幻聴
Ｂ．幻視
Ｃ．その他の幻覚
３．妄想
Ａ．統合失調症の妄想
Ｂ．統合失調症以外の疾患の妄想
４．感情鈍麻，無関心，意欲の減退
５．昏迷状態
Ａ．緊張病性昏迷
Ｂ．うつ病性昏迷
Ｃ．ヒステリー性昏迷
６．躁状態
７．抑うつ状態
８．不安，緊張，焦燥
９．強迫症状
10．恐怖症状
11．あれこれ身体の症状を訴える（心気症状）
Ａ．神経症の心気症状
Ｂ．その他の疾患の心気症状
12．意識障害
Ａ．せん妄
Ｂ．錯乱，アメンチア，もうろう状態
13．けいれん
14．夜ねむれない
15．体中の痛みがとれない（慢性疼痛）
16．物忘れがある
IV．精神科救急，ICU
１．精神科救急−総説
２．ICU症候群
V．薬物の副作用（総説）
Ａ．抗精神病薬
Ｂ．抗うつ薬
Ｃ．気分安定薬
Ｄ．抗不安薬，睡眠薬
Ｅ．抗てんかん薬
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書籍情報
- ISBN：9784498129788
- ページ数：390頁
- 書籍発行日：2015年10月
- 電子版発売日：2016年2月5日
- 判：B6変型
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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