- m3.com 電子書籍
- こうすればうまくいく 心房細動アブレーション50の秘訣
商品情報
内容
著者が会得した数多くの“秘訣”の中から厳選した、“選りすぐりの秘訣”を惜しげもなく公開!「なぜなのだろう?」「どうしたらうまくいくのか?」という疑問の答えがつまった、まさに痒いところに手が届く一冊です。これからカテーテルアブレーションのエキスパートを目指す医師おすすめです!
序文
この10数年あまりで,心房細動の治療にはダイナミックな変化が起こりました.ワルファリンによる抗凝固療法,薬物治療と電気的除細動が中心だった時代から,3Dマッピングシステムの導入,カテーテルアブレーション,そして新規抗凝固薬の出現と,治療のパラダイムシフトが起きています.
私が国立循環器病研究センターで心房細動のアブレーション治療を始めてから約14年になります.私がたいへん幸運であったと感じるのは,このような大きな進歩とともに不整脈治療に向き合えたこと,そして,推薦文を書いていただいた栗田隆志先生をはじめ,良き指導者に恵まれたことです.
本書は,私が国立循環器病研究センター,そしてハンブルクで学んできた経験を,これから心房細動アブレーションを学ぼうという若手の先生たちに伝えてきたことをまとめたものです.国循を去るにあたり,なにか残していかなくてはという思いから書き始めました.「なぜなのだろう?」「どうしたらうまくいくのか?」という疑問に,本書から答えを見つけることができればと思います.
本書を記すにあたり,いつも見守ってくれた鎌倉史郎先生をはじめとした国循スタッフの先生方,ハンブルクのKarl-Heinz Kuck先生,Feifan Ouyang先生をはじめ,たくさんの先輩方に感謝するとともに,一緒に困難な治療に向き合ってくれたレジデントの先生たち,そしてなにより,私に多くのことを教えてくれた患者さんたちに感謝したいと思います.
2014年6月
東京医科大学八王子医療センター循環器内科准教授
里見和浩
目次
Theme 1 準 備
01 無症状の発作性心房細動のアブレーションの適応は?
02 持続性心房細動はすべてアブレーションを考えるべきか?
03 アブレーション前に準備しておくことは?
04 経食道心エコーは必須か?
05 心臓CT は必要か?
06 左房径と心房細動アブレーションの考え方は?
07 何歳までアブレーションは可能か?
08 心房細動の分類には何を用いればよいか?
09 アブレーション中,抗凝固療法の内服は継続する?
10 心房細動アブレーションにおけるNOAC の位置づけは?
11 NOAC 時代のワルファリンの位置づけは?
12 抗不整脈薬は中止する?
Theme 2 アブレーション手技
13 静脈穿刺の際に気をつけることは?
14 鎮静の方法をどうするか?
15 中隔穿刺のコツは? 1
16 中隔穿刺のコツは? 2
17 中隔穿刺が入らない時は?
18 円周状焼灼の順序は?
19 円周状隔離の焼灼線の決め方は?
20 通電しても肺静脈電位のシークエンスが変化しない時どうするか?
21 肺静脈電位の早期性の判断が困難な場合,どうするか?
22 Far field 電位の読み方は?
23 心房細動中と洞調律中の焼灼,どちらがよいか?
24 DC でも心房細動が止まらない,どうするか?
25 PV 内細動およびPV 内頻拍の診断は?
26 解剖学的ライン(complete encirclement)が必要か?
27 誘発性は術後再発と関連するのか?
28 誘発された頻拍はすべて焼灼すべきか?
29 PV 隔離の効果を高めるにはどうしたらよいか?
30 ATP 負荷の意義は?
31 Dissociated PV spike の意義は?
32 発作性心房細動における線状焼灼の意義は?
33 非肺静脈起源(non-PV foci)のマッピング方法は?
34 慢性心房細動のエンドポイントは?
35 線状焼灼とCFAE ではどちらがよいか?
36 CARTO merge,EnSite Fusion の使い方は?
37 コンタクトフォースの意義は?
38 Steam pop を防ぐには?
Theme 3 トピックス
39 心房細動と心不全,心機能は改善するのか?
40 肥大型心筋症の心房細動アブレーションは可能か?
41 洞不全症候群合併例におけるアブレーションは?
Theme 4 経過観察
42 急性期再発の臨床的意義は?
43 抗不整脈薬の継続の可否は?
44 抗凝固薬療法の継続の可否は?
45 肺静脈が隔離されていた,どうする?
46 どれくらいフォローする? アブレーション後の長期予後
Theme 5 合併症
47 タンポナーデを予防するには?
48 左房食道瘻を避けるためには?
49 横隔神経ブロックとは?
50 PV 狭窄とは?
索 引
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:25.8MB以上(インストール時:56.1MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:103.2MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:18.0MB以上(インストール時:44.9MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:72.0MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784498136328
- ページ数:159頁
- 書籍発行日:2014年7月
- 電子版発売日:2014年12月5日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。
※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。