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- 実験医学増刊 Vol.35 No.7 生体バリア
商品情報
内容
外界と接する最前線で体を守るシステムで,医学分野はもちろん食品・化粧品開発への応用も注目される“生体バリア”について,基盤となる分子・細胞の理解から疾患研究,産業界の先進的な研究まで幅広く紹介します.
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目次
序にかえて 「生体バリア」を考える
第1章 生体バリアを支える分子・細胞・組織基盤
Ⅰ.細胞による物理的バリア
1.腸管上皮細胞と生体防御
2.タイトジャンクションによる上皮細胞間バリア機能―クローディンを軸とした生体システム構築
Ⅱ.細胞分泌物による化学的バリア
3.腸管における粘液層の役割とその恒常性維持機構
4.腸管上皮細胞が発現する糖鎖を介した粘膜バリア形成
5.抗菌ペプチドによる自然免疫
6.腸管IgA抗体による腸内細菌制御
7.濾胞性ヘルパーT細胞と濾胞制御性T細胞による腸管IgA産生制御
Ⅲ.免疫・間葉系細胞による生物学的バリア
8.抗原提示細胞による粘膜免疫制御機構
9.樹状細胞による腸管免疫恒常性維持機構
10.粘膜間葉系細胞による免疫末梢教育と上皮細胞分化制御
11.ILC(自然リンパ球)とバリア機能
12.皮膚バリアにおける好塩基球の重要性
Ⅳ.常在細菌叢による生物学的バリア
13.腸内細菌叢による免疫バリア調節機構
14.腸内細菌由来の代謝物によるバリア修飾
第2章 臓器特異的バリアとその破綻による疾患
1.皮膚バリアと疾患①:天疱瘡―デスモグレインに対する細胞性免疫とバリア機能障害
2.皮膚バリアと疾患②:アトピー性皮膚炎
3.消化管バリアと疾患①:炎症性腸疾患
4.消化管バリアと疾患②:放射線性消化管症候群―放射線による腸上皮バリア破壊における自然免疫の役割
5.消化管バリアと疾患③:大腸がん―腸内細菌とがん環境との関連性
6.呼吸器粘膜・肺上皮バリアと疾患―環境と免疫応答の境界面としての気道上皮
7.口腔バリアと疾患―その破綻とう蝕病原性細菌が引き起こす全身疾患
8.生殖器バリアと疾患:性感染症に対する生殖器バリアの重要性
第3章 生体バリアを標的とした疾患の制御
1.消化管疾患に対する糞便微生物移植法の将来展望
2.オルガノイド移植による腸上皮再生と臨床応用
3.経口・経鼻粘膜ワクチンによる感染症の制御
4.IgA抗体誘導型経鼻インフルエンザワクチンによる感染症の制御
5.腸管上皮オルガノイドおよび単層化腸管上皮細胞の作製とその応用
6.食用油を起点に形成される生体内脂質環境の構築とアレルギー疾患の制御
第4章 産業界における生体バリア研究
1.形質細胞様樹状細胞を活性化する乳酸菌
2.ヨーグルトによるアンチエイジング効果の可能性
3.食事と加齢による腸内細菌叢への影響
4.プロバイオティクスと腸管バリア
第5章 バリア研究における今後の展望
1.メタゲノム解析の国内外の状況と今後―推奨プロトコールの確立と健常人マイクロバイオームデータベースの構築をめざして
2.わが国におけるあるべき科学技術イノベーション政策―主にヒト微生物叢(マイクロバイオーム)の研究開発戦略について
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書籍情報
- ISBN:9784758103626
- ページ数:228頁
- 書籍発行日:2017年4月
- 電子版発売日:2019年2月15日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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