1　身体診察は診断に役立つか？ ～臨床推論への役割～【大西弘高／（コメント）木村琢磨】

・全身を丹念に診察していたら，患者さんに怒られてしまった！

2　診察と検査はどのように違うのか ～病歴や診察が検査より雄弁だった症例～【川島篤志／（コメント）川尻宏昭】

・頭部CT/MRIで診断できなかった症例

・安静時の検査値では見抜けなかった症例

3　異常がなさそうなときも身体診察は必要か ～患者さんの期待～【木村琢磨／（コメント）草場鉄周】

・同じ診察で，患者さんを不愉快にさせることも喜ばせることもある

1　身体診察項目のセットメニュー【大西弘高／（コメント）西村真紀】

・漠然とした訴えの患者さんへの対応方法

2　神経診察スクリーニングの威力【大西弘高／（コメント）本村和久】

・CTやMRIを撮らなくても大丈夫と言える神経診察をしたい

3　循環器診察技法の習得手順【大西弘高／（コメント）伊賀幹二】

・心音の聴き分け方がわからない

4　身体所見の小テスト【川島篤志／（コメント）大西弘高】

・前回の研修医は教わったけど，今回の研修医は教わっていない!? ～ローテートの落とし穴～

・診るべき所見の意識の共有

5　個人回診

・管理回診での身体診察【大西弘高／（コメント）川尻宏昭】

・患者さんから「部長回診のときの診察には意味があるの？」と聞かれた

6　教育回診での身体診察【北村　大／（コメント）大西弘高】

・（研修医の立場から）管理回診で部長の質問に的確に答えることができなかった

・（指導医の立場から）自分の指導している研修医が管理回診でうまく質問に答えられていなかった

1　若い女性の胸部診察【本村和久／（コメント）金城光代】

・服の上から聴診したら，「きちんと診察して！」と不満を言われた

・手を抜かずに丁寧に診察したのに，「いやらしい！」と不満を言われた

2　小児と成人での身体診察の観点の違い【北西史直／（コメント）飯泉哲哉】

・乳幼児に大泣きされてしまって，診察が十分にできない

3　意思疎通の難しい寝たきりの患者さんの身体診察【大西幸代／（コメント）大西弘高】

・（外　来）ほとんどコミュニケーションのとれない高齢の患者さんを診察することになった

・（入院時）入院時の検査からも明らかな所見が得られない

・（経過中）なかなか診断がつかない

・（回復期）回復期に新たな問題が出現！呼びかけに対する反応がいつもよりも悪い

4　担がん患者さんの身体診察【山本　亮／（コメント）木澤義之】

・オピオイド内服中の担がん患者さんが痛みの訴えで救急外来を受診

・モルヒネを飲んでいる患者さんが，嘔気を訴えてきたので，制吐薬を追加した

・ターミナル期の担がん患者さんに往診の依頼

・2年間在宅療養を行っている担がん患者さんの意識レベルが低下した

5　救急外来での身体診察の特徴【小田浩之／（コメント）林　峰栄】

・どの身体所見が疾患の可能性を高める？～右下腹部痛の巻

・身体所見が疾患の可能性を下げる？～咽頭痛の巻

6　外傷患者さんの身体診察【山下友子／（コメント）北村　大】

・目につく外傷に惑わされたけれど，実は...

1　健診（検診）での身体診察【三瀬順一／（コメント）大野毎子】

・健診で異常のなかった受診者が翌日救急に！

2　へき地

・離島で求められる「臨床力」【福士元春／（コメント）米田博輝】

・診断に必要な検査がすぐにできないとしたら...

・（つづき）所見の判断は難しい！

3　在宅診療における身体診察【川越正平／（コメント）和座一弘】

・急性腰痛症を発症した認知症の患者さんを在宅で診ることになった

4　生涯学習のなかで学ぶ身体診察【西村真紀／（コメント）川越正平】

5　身体診察と医療費の適正化【小谷和彦／（コメント）大西弘高】

・身体診察で異常がなさそうな場合でも検査を行う?