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- よくわかるリウマチ治療薬の選び方・使い方
商品情報
内容
エキスパートだからこそ知っているポイント満載
・合併症がある場合、副作用が出た場合、効果不十分であった場合などの対応を具体的に紹介
・生物学的製剤を中心に、リウマチ薬の使い分けを実践的に解説
・作用機序・適応・処方例・副作用もわかりやす〈図示〉
リウマチ治療薬の入門&実践書です。
序文
はじめに
関節リウマチ(RA)において早期診断と早期治療が重要であることは言うまでもない.RA 治療には疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)が中心となるが,近年本邦においても複数の生物学的製剤が認可され,RA 治療の戦略と治療ゴールの設定に大きな変化が生じてきている.RA の治療指針については2002年に米国リウマチ学会(ACR)から刊行され,それを改変したものが本邦においても治療ガイドラインとして用いられてきた.2008 年,DMARD や生物学的製剤を含めた種々の薬剤の安全性や効果についてのエビデンスをもとに治療指針を整理し,リコメンデーションとして新たに刊行された.このリコメンデーションにはDMARD のみの使い分けで行う場合とDMARD と生物製剤との併用で使い分ける場合とに分類されている.米国と日本とでは使用できるDMARDや生物学的製剤に若干の差があるが,本年に入ってRA 治療におけるアンカードラッグであるメトトレキサート(MTX)の用量が週16 mgまで使用可能となったことは日本におけるRA 治療戦略に大きく寄与するものと考えられる.
また2010 年にはtreat to target(T to T)の概念が提唱された.これはRA患者のQOL を長期にわたって改善させることを目的とし,治療ゴールを寛解あるいは低疾患活動性におき,そのために1~3ヵ月ごとに治療効果を判定・適正化していくことが重要と述べている.
本書はRA 治療にこれから携わる医師を対象とし,治療薬の選び方や使い方をわかりやすく理解いただくために,できるだけ実地症例も多く加えながら解説した.各項目の執筆者はリウマチ学に造詣が深いばかりではなく,臨床経験も豊富な諸先生方である.よって,本書には実地臨床におけるRA 治療薬の選択や使い方,コツやポイントが豊富に盛り込まれている.
ぜひ,本書をRA 治療の傍らに置いて,RA 治療薬の上手な使い方をマスターしていただければ幸甚である.
2010年 6月
岩田充永
目次
第1章 ステロイド【鈴木 登】
1.ステロイドの特徴と分類
2.ステロイドの作用機序
3.ステロイド投与の実際
4.副作用と投与時の留意事項
Case 症例でわかるステロイドの使い方
第2章 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症鎮痛薬)【佐野 統/東 直人】
1.NSAIDs の特徴と分類
2.NSAIDs の作用機序
3.NSAIDs の選び方・使い方
4.副作用と投与時の留意事項
Case 症例でわかるNSAIDs の使い方
第3章 DMARDs(疾患修飾性抗リウマチ薬)【岡田正人】
1.DMARDs の特徴と分類
2.DMARDs の作用機序
3.DMARDs の選び方・使い方
4.副作用と投与時の留意事項
Case 症例でわかるDMARDs の使い方
第4章 生物学的製剤
§1 インフリキシマブ【萩原敬史】
1.インフリキシマブの分類
2.インフリキシマブの特徴
3.インフリキシマブの作用機序
4.インフリキシマブはこんな時に使う
5.インフリキシマブの実際の使い方
6.副作用と投与時の留意事項
Case 症例でわかるインフリキシマブの使い方
§2 エタネルセプト【佐野 統/西岡亜紀/関口昌弘/北野将康】
1.エタネルセプトの特徴8
2.エタネルセプトの作用機序
3.エタネルセプトを有用に使うために
4.エタネルセプトの使い方
5.副作用と投与時の留意事項
Case 症例でわかるエタネルセプトの使い方
§3 アダリムマブ【金子敦史】
1.アダリムマブの特徴と作用機序
2.処方・投与法と注意点
3.自己注射普及への試み
4.アダリムマブのベストユース
5.アダリムマブの問題点と対処法
Case 症例でわかるアダリムマブの使い方
§4 トシリズマブ【舟橋恵子/松原 司】
1.トシリズマブの特徴
2.トシリズマブの作用機序
3.トシリズマブの使い方
4.副作用と投与時の留意事項
Case 症例でわかるトシリズマブの使い方
§5 アバタセプト【江本夏伯/松原 司】
1.アバタセプトの特徴・分類および作用機序
2.アバタセプトの実際の使い方
3.副作用と投与時の留意事項
Case 症例でわかるアバタセプトの使い方
§6 周術期における生物学的製剤【奥田康介】
1.生物学的製剤と整形外科的手術の関係
2.生物学的製剤投与時の周術期管理の方法
3.周術期における生物学的製剤使用の問題点
Case 症例でわかる周術期における生物学的製剤の使い方
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書籍情報
- ISBN:9784758117036
- ページ数:206頁
- 書籍発行日:2011年3月
- 電子版発売日:2012年9月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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