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- 改訂第3版 ステロイドの選び方・使い方ハンドブック
商品情報
内容
今回の改訂では内容を全面的に見直し,新薬や適応拡大薬の追加などをはじめとして,感染症領域・自己炎症性症候群・Bell麻痺・ニユーモシスチス肺炎などの疾患のほか,妊婦・授乳婦への投与や相互作用など新規項目の追加も行われました。対応疾患は48!さらに充実の1冊に。
序文
改訂第 3版の序
本書の前身であります 2007年の初版と 2011年の改訂版は,ともに多くの方々にお使いいただくことができました.初版の序にも書かせていただいたように,ステロイドは重症症例や難治性病態などランダム化比較試験が行われにくい領域に使われることも多く,その選び方や使い方がそれぞれの国や施設での経験の積み重ねのうえに成り立ってきた面があります.実際には,それぞれの施設で確立された個別の投与のプロトコールは,治療上の整合性はおおむねとれていることは多いのですが,かなり多様であり,そのような状況に甘んじてよいわけではありません.より適切な薬剤の選択と投与法を指向する努力とともに,治療の統一性と再現性の確保をめざすことが,その次の治療法のステップアップにつながる基盤となると考えられます.さらに,研修のローテートに際し,投与法の多様性は若手臨床医自身が戸惑うだけでなく,指導医とのコミュニケーションのギャップにもつながっているとの指摘もあります.したがって少しでも最新のエビデンスや人智を結集して執筆されたガイドラインの情報をとり入れることで,より均てん化された薬剤の選択と投与法の普及が望まれていると考えます.このようなコンセプトをもとに,本改訂第 3版が発行となりました.
本改訂にあたっては,内容を全面的に見直し,新薬や適応拡大薬の追加など をはじめとして,感染症領域,自己炎症性症候群,Bell麻痺,ニユーモシスチス肺炎などの疾患のほか,妊婦・授乳婦への投与や相互作用など新規項目の追加も行われました.旧版にも増し,より多くの方々の臨床に役立つことを期待致します.
2018年2月
山本 一彦
目次
改訂第3版の序
初版の序
第1部 ステロイドの基礎知識
1.ステロイドの作用機構
2.各薬剤の特性と違い
3.ステロイド等価換算
4.薬物相互作用
5.ステロイド使用の際の心得
6.副作用 -- いかに対応すべきか
7.患者への理解を促すために -- どう伝えるか
8.副腎不全とその対処
9.妊婦・授乳婦への投与
第2部 各疾患別ステロイドの使い方
1.膠原病
総論
1.全身性エリテマトーデス
2.多発性筋炎・皮膚筋炎
3.血管炎症候群
4.関節リウマチ
5.IgG4関連疾患
6.自己炎症性症候群
3.腎疾患
総論
1.微小変化型ネフローゼ症候群
2.巣状分節状糸球体硬化症
3.IgA腎症
4.膜性腎症
5.急速進行性糸球体腎炎(ANCA関連血管炎)
6.急性間質性腎炎
4.呼吸器疾患
総論
1.気管支喘息
2.COPD
3.特発性肺線維症
4.膠原病に関連した,亜急性に進行する間質性肺炎
5.器質化肺炎
6.慢性好酸球性肺炎
7.サルコイドーシス
8.多発血管炎性肉芽腫症
5.脳神経疾患
総論
1.ギラン・バレー症候群
2.慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
3.重症筋無力症
4.多発性硬化症(NMOを含む)
5.Bell麻痺,Hunt症候群
6.甲状腺疾患
総論
1.亜急性甲状腺炎
7.消化管・肝疾患
総論
1.潰瘍性大腸炎
2.クローン病
3.自己免疫性肝炎
8.皮膚科疾患
総論
1.アトピー性皮膚炎
2.蕁麻疹
3.虫刺症
4.薬疹
5.自己免疫性水疱症
6.結節性紅斑
9.眼科疾患
総論
1.アレルギー性結膜炎
2.サルコイドーシス
3.Vogt−小柳−原田病
4.視神経炎
10.耳鼻咽喉科疾患
総論
1.アレルギー性鼻炎
2.突発性難聴
11.感染症
総論
1.ニューモシスチス肺炎
2.細菌性髄膜炎
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書籍情報
- ISBN:9784758118224
- ページ数:375頁
- 書籍発行日:2018年3月
- 電子版発売日:2018年8月17日
- 判:B6判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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