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- スッキリわかる!臨床統計はじめの一歩 改訂版
商品情報
内容
「論文を読むとき、どこを見る?」「価値あるエビデンスをどう見極める?」「臨床研究は何から始めるの?」などのギモンに優しくお答え!数式なしで統計をスッキリ理解できます。EBM実践を目指す医師・看護師、医学生にオススメ!
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序文
序
私が日本でのEBM(Evidence-Based Medicine)の理解と普及のために最初に解説書を出版(「EBMの正しい理解と実践 Q&A」羊土社,2003)してから15年たち,現在では日常診療の現場でEBMやエビデンスという言葉を見聞きしない日はないほどにまでEBMは定着してきました.また,国内での臨床研究も発展してきています.一方で,統計学の臨床的教育は大きく遅れており,エビデンスに振り回されたりEBM商法にだまされたりすることも現場では多々あるのが実情です.
本書は入門的拙著(「臨床統計はじめの一歩Q&A」羊土社,2008)を診療現場でのニーズの変化に応えられるように大幅改訂したもので,EBMの理解と実践に必要な実用的統計学を慣用句やイメージを多用してわかりやすく解説しました.
EBMは患者さんに始まり患者さんに帰着し,数値は臨床的枠組みのなかで初めて意味をもちます.「臨床統計学」という名称はこの観点に基づくものです.
【本書の対象者と難易度の目安】
[難易度:★☆☆]
統計の基礎を理解したい医学生・看護師・メディカルスタッフ・医療情報担当者
[難易度:★★☆]
EBMを実践したい医学生・研修医,論文を的確に読む技を身につけたい医学生・看護師・メディカルスタッフ・医療情報担当者
[難易度:bgc-beige]
臨床研究の発表を計画している研修医・指導医 ,論文の読み方の教育をする指導医
【本書の特長】
1)床研究論文(エビデンス)を正しく読んで活用したり研究を創ったりする際に,辞書としてもハンドブックとしても使いやすい構成です.上級者向けに"Advanced Level"コーナーも増設しました.
2)BMを実践する際にこれだけは理解しておきたい次の焦点に重点をあてています.
・クリニカルクエスチョンの構成
・不確かさの解釈(バイアス・再現性)
・データがもつ臨床的意義
3)数式を極力排除し,言葉やイメージで体得できるように工夫しています.
本書がEBMの有効な実践やエビデンス創作に役立つよう心より願っております.
2018年3月
能登 洋
目次
序
初版の序
第1章 EBMとは
1 Evidence-Based Medicine(EBM)
2 EBMの実践
第2章 エビデンスを読む
A 統計のイロハ
1 臨床統計学
2 バイアス・偶然性による不確かさ
3 文献検索
4 エビデンスを読むとき
5 グラフを読むとき
6 臨床研究の種類
7 症例報告
8 アンケート結果を読むとき
9 システマティックレビュー・メタ解析
10 診療ガイドラインを利用するとき
B 知っておきたい用語・解析法
1 エンドポイント
2 データの縮約
3 統計学的推測
4 相対リスク
5 絶対リスク差
6 検定の意義
7 検定法
8 統計学的有意差
9 p値
10 信頼区間
11 ITT(Intention-To-Treat)解析
12 サブグループ解析
C 相関
1 相関係数
2 リスクファクター
3 相関に関するエビデンスを読むとき
D 診断
1 感度・特異度
2 カットオフ値
3 検査後確率
4 診断に関するエビデンスを読むとき
E 治療
1 ランダム化比較試験
2 比較対照
3 研究でバイアスを減らすワザ
4 治療に関するエビデンスを読むとき
第3章 研究をつくる
1 臨床研究の目的
2 臨床研究のつくり方
3 研究仮説の意義
4 必要サンプルサイズ
5 プロトコル
6 研究発表
付録
1 文献の吟味チェックシート(治療に関する論文)
2 用語集
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書籍情報
- ISBN:9784758118330
- ページ数:229頁
- 書籍発行日:2018年4月
- 電子版発売日:2018年10月12日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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