- m3.com 電子書籍
- こういうときはこうする!感染症クリスタルエビデンス 感染対策・予防編
商品情報
内容
関連書籍
こういうときはこうする!感染症クリスタルエビデンス 治療編
序文
序
今回、クリスタルエビデンス第2 弾の編集のお話をいただき、すぐに「感染対策」をテーマに考えました。感染対策は、感染症治療以上にエビデンスを確立しにくい分野です。アウトブレイクや術創感染症など、「起きない方がよい」ことが多く、発生率が少ない事例をさらにゼロに近づけるような努力、研究が多くなります。また、感染対策では病院の設備や空調、採用されている抗菌薬・消毒薬、手術器材など関与する因子が多く、また事務や清掃、滅菌など多くのスタッフが関与します。どれか一つを改善したら全体がよくなるということはほとんどありません。そのためか感染対策の現場にいると、根拠が明確でないプラクティスがたくさんあります。これまでこれでやってきたから、他院ではこうしている等の情報に基づいたやり方でよいのでしょうか。医学としてバックグラウンドが大切だと思うのです。だからこそ、クリスタルエビデンスでは、現状で分かっていること、どうしてもデータがないことを示した上で、自分ならこうする!を扱いたいと思いました。
そんな無理難題なクリニカル・クエスチョンに、多くの分担著者の方々に取り組んで頂きました。近年診療報酬にも入った抗菌薬適正使用支援チーム(AST)活動の数値的なメリット、インフルエンザやC. difficile など検査陰性者の対応、肺以外の結核菌感染者の隔離、病気になった職員の休職期間、職員の抗体価検査と追加ワクチン接種、白衣の洗濯タイミング、術前のHIV 検査など、日ごろ気になっていること、現場から聞かれる質問にお答えいただきました。これから悩まされることが増えるであろう多剤耐性菌検出者の感染対策についても、個室が足りない病院や、また介護やリハビリの現場でどう対応したらよいか章を割きました。データが不十分なので強いことは言えないという章もありました。医療施設の規模や役割によっては人や設備が足りないという現実もあります。ですが、現場からどうしますか?と聞かれたときに何か方針を答えなければなりません。筆者、編者ならこうする!というコメントを必ず入れています。本書が感染対策を専門とする医療職だけでなく、安全管理や病院運営、介護や在宅現場のスタッフのお役に少しでも立てれば幸いです。
2019年12月
加藤 英明
目次
1章 抗菌薬適正使用支援
2章 結核・インフルエンザ
3章 救急・手術関連の感染対策
4章 手指衛生と消毒薬
5章 職員・患者の感染管理
6章 多剤耐性菌対策
7章 病院の環境整備
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:22.9MB以上(インストール時:52.4MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:91.6MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:22.9MB以上(インストール時:52.4MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:91.6MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784765318136
- ページ数:0頁
- 書籍発行日:2020年3月
- 電子版発売日:2020年3月9日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。
※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。