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- ビジュアル基本手技シリーズ 確実にできる!ラリンジアルマスク
商品情報
内容
基本となる気道の解剖から実際の挿入の様子まで、実例写真とイラストを豊富に交えてわかりやすく解説。初めてでもしっかりマスターできる!さらに挿入困難例、小児・救急での使用法など応用例も満載!
初心者はもちろん指導医にも最適の一冊。
序文
ラリンジアルマスクエアウェイ(以下,LMA)がDr. Brainによって初めて考案されたのが1980年代初頭だったことを考えると,すでに30年近くも経過したことになる.その間,気道確保の新たな手段としてのLMAの位置はほぼ確立されたといえる.さらに,挿管用LMAや胃管挿入が可能なLMA,ディスポーザブルLMAなども次々に開発されLMAは現在も進化し続けている.
使用する側の我々の知識や技術はLMAの進化とともに歩んできているかというと,必ずしもそうではないと感じるのは私だけであろうか.なぜLMAはこのような形になっているのか? という根本的な疑問を解決するための解剖学的知識はもちろんのこと,実際使用していると,上手に挿入できる方法はないか? 小児や挿管困難でも使用できるか? 上手くフィットしないときなどのLMA使用時のトラブルへの対応はどうしたらよいか? よいトレーニング方法は? と次々に技術的な疑問がわいてくる.私自身このような疑問に即座に答えることのできるLMAの手引書の必要性を痛感していた.そこで,実際の医療現場や麻酔科医・救急集中治療医のための気道管理トレーニングコースなどでLMAの使い方を実際に教えてくださっている先生方に執筆をお願いし,羊土社のご協力で出来上がったのが本書である.ご多忙の合間に快く執筆を引受けてくださったことにこの場を借りて感謝いたしたい.
さて,本書は編集部の協力のもと,できるだけ多くの実際の写真や模型の写真あるいはイラストを使用し,読者が初めてLMAを使用する際にも役立つように工夫したつもりである.また小児や救急,気道確保困難に遭遇した場合にも役立つように項目を設けた.さらに共同編者の村島浩二先生には特に入念に語句の統一を図っていただいた.本書が気道確保を施行する可能性のあるあらゆる医療関係者にお役に立ち,少しでも多くの症例に安全で確実なLMAの使用がなされることを祈ってやまない.また本書は読者の皆様方とともに発展したいと考えており,ご意見やご感想を編集部までいただければ誠に幸いである.
2009年春
北里大学医学部麻酔科
岡本 浩嗣
目次
PARTⅠ 基礎編・準備編
§1 仕組みと種類を理解しよう
1-1 仕組みと種類を理解しよう
§2 挿入に必要な口咽頭の解剖
2-1 上気道の解剖
2-2 頭頸部体位と上気道の容積
2-3 頭頸部体位と上気道の面
2-4 下顎挙上と上気道
§3 マスク換気・気管挿管との違い
3-1 人体へのストレスの違い
3-2 気道を確保できる割合
3-3 必要な物品の違い
3-4 カフの取り扱い
§4 標準挿入法を学ぼう
4-1 挿入法について
4-2 カフの形と持ち方
4-3 マスクを咽頭まで進める
4-4 挿入から換気へ
4-5 クラシックの挿入異常
4-6 プロシールの挿入異常
4-7 挿入が難しい場合には
PARTⅡ 実践編
§1 全身麻酔での使用法
1-1 全身麻酔でのラリンジアルマスクの適応と禁忌
1-2 全身麻酔の導入にあたって
1-3 気道合併症を減らす挿入のコツ
1-4 麻酔の維持
1-5 麻酔からの回復
§2 救急医療での使用法
2-1 救急医療での使用法
§3 ラリンジアルマスクの合併症とその予防法を理解しよう
3-1 ラリンジアルマスクの合併症とその予防法を理解しよう
PARTⅢ 応用編
§1 挿管用ラリンジアルマスクの仕組みと使用法
1-1 挿管用ラリンジアルマスク(挿管用LMA,ファストラック)
§2 気道確保困難症例での使用
2-1 気道確保困難(Difficult Airway)症例におけるラリンジアルマスクの使用─ 91
§3 小児での使用法
3-1 小児でのラリンジアルマスクの使用法
§4 ラリンジアルマスクの歴史と今後の動向
4-1 ラリンジアルマスクの歴史と今後の動向
索引
あとがき
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書籍情報
- ISBN:9784897063393
- ページ数:109頁
- 書籍発行日:2009年5月
- 電子版発売日:2013年3月16日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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